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2023.08.17

プロ野球ナイター記念日〜野球という文化(祭り)

Th_img_2881 日はプロ野球ナイター記念日かつ私の誕生日ということで、家族全員で「ナイター」を観戦してまいりました。

 試合は横浜が快勝した上に、牧、佐野、村上、サンタナが私のために(?)ホームランを打ってくれまして、最高の誕生日プレゼントとなりました。ありがとう!

 戦争が終わって3年、1948年の8月17日に、横浜ゲーリック球場(現横浜スタジアム)で日本初のナイトゲームが行われました。巨人対中日。試合は3対2で中日の勝ち。

 この前日にベーブ・ルースが亡くなっており、試合前に両軍選手による黙祷が行われたとのことです。

 あらためてそれを知ると、時代を経て、戦勝国のスポーツにおいて、敗戦国の大谷翔平が圧倒的な「リベンジ」を果たしてくれていることに感動しますね。それもスマートな形で。

 今、甲子園の高校野球も盛り上がっていますが、何度も言う通り、日本の高校野球は戦争へのノスタルジー演劇、そして若い戦死者たちに対する鎮魂の祭りになっているんですね(こちら参照)。そして、そこから大谷のような選手が育っている。

 リベンジが達成されんとする時に、「丸刈り」(二等兵)から解放されたり、ユニフォームの色がカラフルになったり、その他様々な戦争文化、軍隊文化の色合いが薄くなってきたのは偶然ではありません。

 私は大谷の背後に、散華した多くの若者の御霊を見るのです。野球がスポーツではなく文化であり、日本にとっては歴史を塗り替える祭祀であることを感じながら。

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