寺は消滅するのか?
私は、一般人の中ではかなりお寺やお坊さんに近い立場にある人間だと思います。
なんなら修行に行ってお坊さんになってもいいとさえ思っています。ただ、その根性がないので、資格は持たず、かつての高僧たちのように全国を行脚して「教え」を説いております。
この動画にあるとおり、江戸時代の寺請制度以来、寺は本来の宗教活動から離れてしまいました。寺というより、仏教そのもの、それぞれの宗派がそれぞれ腐敗していったのです。
中からなかなか宗教改革ができないので、大愚和尚のように新しい宗派を設立するというのは、世界史上普通のことです。釈迦もそうだったように。
私はホンモノの「大愚」なので(笑)、「釈迦に説法」をもいとわず、既成仏教を超えた未来仏教の構築を目論んでおります。それは宗教ではなく芸術に近いものです。
そう、出口王仁三郎が「芸術は宗教の母」「宗教がなくなるのがみろくの世」と言ったことの意味が、最近よくわかるようになってきました(たぶん)。
先日、この番組に出演されている3人のうちあるお一人の方と飲む機会がありました。そこでも宗教を超えたモノの話をして大いに盛り上がりました。そして、時代の変化の話。
変化を求められているのは仏教やお寺やお坊さんだけではありません。それらは世間を象徴しているにすぎません。この番組の内容も自分ごととして捉えねばなりませんね。
なお、ここで「経営という言葉は仏教用語」と説明されていますが、それは正確とは言えません。たしかに禅堂などで使われることはありますが、もともと「マネジメント」的な意味で広く使われていた漢語であり、それを仏教が拝借したと考える方が自然です。
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