DDTプロレス 『闘うビアガーデン 2023』
次女が上野公園の脇に住んでいることもあって、一緒に参戦してまいりました。
私は二度目。娘は初めて。
もう面白すぎて笑い疲れてしまいました。文化系プロレスここに極まれり。
常にファンの期待を裏切る(上回る)企画と脚本を用意してくれるDDT。これは日本が誇る伝統芸能になりえますね。
次女は芸大で能の勉強をしているのですが、そういう観点でも大変勉強になったようです。
そう、純プロレスを能とするならば、こちらは狂言。両方のバランスが大切です。
DDTさんは一つの興行の中でそれらを上手にミックスして見せるのですが、ビアガーデンプロレスは狂言に徹していると言ってよい。
リングのみならず、会場全体を上手に使っての表現。伝統的な型と変化。観客との一体感。
ある意味、これらは現在の硬直化した伝統芸能が忘れている要素です。能なんかその最たるもの。
ストリート・パフォーマンスであったはずの世阿弥時代の能はどんなふうだったのか。現代に世阿弥が生きていたら、どんな興行を打つのか。どんな作品を創造するのか。
そういうことを考えさせられました。
今日一番の試合は、第1試合。ワタクシ、男色ディーノ様に気に入られたのか(笑)、私の後ろでお尻をしばらく突き出してくれました。
今考えると、アドリブでアクションすべきだったのかとも思いますが、さすがにカメラを構えることしかできませんでした(笑)。
久々のプロレス生観戦、とにかく飲んで食べて笑って騒ぎました。今年の夏の最高の思い出!
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