令和5年 すすき祭り
今日は吉田の「すすき祭り」。昨日の火祭りは前夜祭であり、こちらが本祭です。しかし、実に地味に催されております。
まあ、それがいいんですよね。
私たちもセミナーの別の予定がありましたので、午前中に不二阿祖山太神宮と北口本宮冨士浅間神社を参拝して、午後に行われる「すすき祭り」には参加しませんでした。
朝の浅間神社には、すすきで作られた大松明が立てられておりました。
これもあまり言及されませんが、諏訪でもこの日「すすき祭り」が行われてるんですよね。いくつかの御射山神社の「穂屋祭」です。
富士吉田ではいつの間にか浅間神社ですすき祭りが行われるようになってしまいましたが、元々は諏訪神社がその舞台であったと思われます。
今日の祭礼の中の「御鞍石祭(おみくらいしさい)」がその名残なのでしょう。御鞍石は諏訪神社の旧社地にあると言われています。
いずれにせよ、出雲の和魂(木花咲耶姫)と荒魂(建御名方)が明神神輿で一晩一緒に過ごすというのが、この火祭りとすすき祭りの大きな意味であり、それはまさに大国主の復活を象徴するのでした。
祭りの最後に浅間神社と諏訪神社の真ん中にある「高天原」を、二神を乗せた明神神輿が7周して、それぞれの神社に神霊は帰るのですが、本当の復活の時には、きっと「高天原」にとどまるのでしょうね。
ちなみに、富士山においては、大国主と国常立は同神と見てよいのですが、それについてはまたいつか。
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