グルジェフの音楽
今日はフジファブリックの志村正彦くんの誕生日。
今日は地元民にとっての志村くんの音楽について、何人かと話をする機会がありました。彼の音楽の風景は、私たちモロ地元民からすると、非常にリアルなものなのですが、当然他地方の方々にも懐かしさを感じさせる不思議があるんですよね。
それっていったい何なのか。あらためていろいろ考えているのですが、その一つに、彼の歌詞や旋律に潜む日本人の無意識に働きかける何かがあるように感じ始めています。
それは思想とか哲学という以前の「モノ(何か)」なわけですが、そのモノを感じる別の音楽があります。もちろん、これは私にとっての特殊な事実なので一般性があるとは思っていません。
その音楽とは、アルメニア出身の思想家、音楽家、舞踏家ゲオルギイ・グルジェフの作品です。
私はそれほどグルジェフについて詳しくはないのですが、彼の東洋的(つまり反西洋的)な人間観、宇宙観にはなんとなく惹かれるものがあります。
そして、彼の残した音楽が、やはり近代西洋音楽を軽く包摂してしまうような宇宙的なスケールを示していて興味深い。しかし、またそこに溢れる「懐かしさ」は一体なんなのか。
それはまさに志村くんの音楽に通ずるところがあると感じるわけです。皆さんはどうお感じになるか。ぜひお聴きください。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 『東京音頭』を唄った三嶋一聲は20世紀の浦島太郎?(2025.02.12)
- S.L.ヴァイス 『パッサカリア ニ長調』(2025.02.09)
- 藤井風 『若者のすべて』(志村正彦)(2025.02.04)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- ロベルタ・マメーリ『ラウンドМ〜モンテヴェルディ・ミーツ・ジャズ』(2024.07.23)
「心と体」カテゴリの記事
- 【戸塚宏】令和の今、体罰を語る(2024.08.20)
- 全日本プロレス祭 アリーナ立川立飛大会(2024.08.17)
- 模擬原爆パンプキン(2024.08.09)
- オリンピックは◯◯の◯◯である!?(2024.08.07)
- 柔道混合団体銀メダル(2024.08.03)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 全日本プロレス祭 アリーナ立川立飛大会(2024.08.17)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
「旅行・地域」カテゴリの記事
- 列車走行位置情報(2025.02.08)
- 『東京暗黒街・竹の家』 (サミュエル・フラー監督作品)(2025.02.07)
- うなぎ屋 江戸名代亜門 根津総本店(2025.02.06)
- 『ホットスポット』(バカリズム脚本)(2025.02.05)
- 藤井風 『若者のすべて』(志村正彦)(2025.02.04)
「文学・言語」カテゴリの記事
- いかりや長介と立川談志の対話(2024.08.19)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 富士山と八ヶ岳のケンカ(2024.08.10)
- 上野三碑(こうずけさんぴ)(2024.08.06)
- 東北のネーミングセンス(2024.07.28)
「歴史・宗教」カテゴリの記事
- 『東京音頭』を唄った三嶋一聲は20世紀の浦島太郎?(2025.02.12)
- 映画『226』無料公開中(2025.02.11)
- 『東京暗黒街・竹の家』 (サミュエル・フラー監督作品)(2025.02.07)
- 九州人による爆笑九州談義(筑紫哲也、タモリ、武田鉄矢)(2024.08.18)
- 『もしも徳川家康が総理大臣になったら』 武内英樹 監督作品(2024.08.16)
コメント