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2023.07.10

グルジェフの音楽

Th_-20230711-82805 日はフジファブリックの志村正彦くんの誕生日。

 今日は地元民にとっての志村くんの音楽について、何人かと話をする機会がありました。彼の音楽の風景は、私たちモロ地元民からすると、非常にリアルなものなのですが、当然他地方の方々にも懐かしさを感じさせる不思議があるんですよね。

 それっていったい何なのか。あらためていろいろ考えているのですが、その一つに、彼の歌詞や旋律に潜む日本人の無意識に働きかける何かがあるように感じ始めています。

 それは思想とか哲学という以前の「モノ(何か)」なわけですが、そのモノを感じる別の音楽があります。もちろん、これは私にとっての特殊な事実なので一般性があるとは思っていません。

 その音楽とは、アルメニア出身の思想家、音楽家、舞踏家ゲオルギイ・グルジェフの作品です。

 私はそれほどグルジェフについて詳しくはないのですが、彼の東洋的(つまり反西洋的)な人間観、宇宙観にはなんとなく惹かれるものがあります。

 そして、彼の残した音楽が、やはり近代西洋音楽を軽く包摂してしまうような宇宙的なスケールを示していて興味深い。しかし、またそこに溢れる「懐かしさ」は一体なんなのか。

 それはまさに志村くんの音楽に通ずるところがあると感じるわけです。皆さんはどうお感じになるか。ぜひお聴きください。

 

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