ペンデレツキ 『バロック様式による3つの小品』
今日はあまり有名でない隠れた名曲を紹介します。
2020年に亡くなったポーランドを代表する作曲家、クシシュトフ・ペンデレツキ。昨年には大規模な国葬が行われました。
彼の作品の特徴の一つに、古典への回帰があります。
この作品は「バロック・スタイル」と名乗っていますが、実際に音を聞くとバロックというより古典派という感じがしますね。特にメヌエットは。
1曲目のアリアは単独でもよく演奏されます。哀愁に満ちたメロディー、わかりやすい古典的な和音進行に加え、演奏の難易度も高くないので、アマチュアの弦楽合奏団の貴重なレパートリーの一つです。
あえてピリオド楽器で演奏するのも面白いのではないでしょうか。ペンデレツキの頭の中では、もしかすると楽器の方も古典回帰があったかもしれないからです。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- ラモー 『優雅なインドの国々より未開人の踊り』(2024.08.12)
- ロベルタ・マメーリ『ラウンドМ〜モンテヴェルディ・ミーツ・ジャズ』(2024.07.23)
- まなびの杜(富士河口湖町)(2024.07.21)
- リンダ・キャリエール 『リンダ・キャリエール』(2024.07.20)
- グラウプナーのシャコンヌニ長調(2024.07.19)
コメント