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2023.06.30

VRヘッドセット(?)

Th_714og4glbl_ac_sl1500_ のブログで意外にも人気なのが「ガラクタ」シリーズです。

 ガラはガラガラという擬音、クタはおそらく「芥(あくた)」でしょう。すなわち「がらあくた」がガラクタになったのだと思います。

 芥=ゴミがガラガラと今にも崩れそうに積み重なっているイメージです。まさに我が家(笑)。

 小学校高学年の頃からでしょうか、いろいろ分解して改造するクセがついたのは。で、だいたい半分くらいは失敗するので、高い物は分解できません。それで安物を買うようになったのでしょうね。

 ちなみに今回のガラクタは2500円でしたが、なかなか良く遊べますので完全に元は取ったと思います。

Th_2023060600000007mynavin0001view そうそう、ちょうどAppleがゴーグル型のデバイスを発表しましたよね。ええと、あれは約50万円!?たぶんすごいモノなのでしょうが、とても買えませんし、もちろん分解・改造なんてできません。

 こちらはその200分の1のお値段です(笑)。いや、正直言ってこのなんちゃってVR体験の200倍の感動が得られるのでしょうか、あっちは。

 ある意味非常にコスパの良いデバイス(ガラクタ)ですよ。

 どのように使うかというと、一昨日紹介した3Dミラーで撮影した写真や動画をこれで見るだけです。そして、それでもう十分楽しめます。

 このデバイス(ガラクタ)の良いところは、非常にシンプルな構造であり故障は絶対にしないだろうというところと、電源もいらないところ、そして案外良かったのがスピーカーというかヘッドフォンがお値段以上に優秀だったところ。

 そしてそして、何と言っても付属してくるライトニング⇔ヘッドフォン端子のアダプターですよ。単独で買うとなんだかんだ1500円くらいするわけですから、2500円の中にそれが含まれていると考えると破格というか、正直ラッキーです(笑)。

 というわけで、私は合計5000円ちょっとのこのガラクタでリアルなVR体験(?)を楽しんでおります。もちろんYouTubeにある3D動画なんかも楽しめますよ。

Amazon VRヘッドセット

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2023.06.29

HUG MUSIC WITH YANAGIMAN Vol.2

Th_img_2606 員御礼。ご来場くださった皆様、演奏に参加してくださったプロミュージシャンの皆様、そしてプロデュースしてくださったYANAGIMANさん、本当にありがとうございました。

 下北沢、庄野真代さんのお店で開催された『HUG MUSIC WITH YANAGIMAN Vol.2』。

 前半は山口家がプロの皆さんに支えられる形で次の名曲たちを演奏しました。

 ・め組のひと

 ・やさしさに包まれたなら

 ・浪漫飛行

 ・涙そうそう

 ・糸

 ・瞳はダイアモンド

 ・PRIDE

 それぞれYANAGIMANさんによる解説つき。

 今日はビートルズの日(来日から57年)ということで、私はビートルズ以降の日本のポップスの進化を演奏しながら確認できました。

 また、出口なおや王仁三郎、そして仲小路彰が継承して育んだ、外来のものを柔軟に摂取して成熟させるという日本文化の真髄をも感じる機会となりましたね。

 後半はプロの皆さんによるこれまた名曲集。いやあ、日本の歌謡曲、そしてJ-POPは本当に世界の音楽の宝箱ですね。シティーポップがそうであったように、もしかするとあと数十年するとこれらの名曲たちも世界を席捲するのかもしれませんね。

 また、次回も計画されているようです。今度はより規模を大きくしての開催となるかもしれません。新しい音楽の楽しみ方を、皆さんもぜひ体験してみてください。

 

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2023.06.28

エレコム VR用/3Dレンズ

 VR用/3Dレンズと称しておりますが、まあ簡単に言えばステレオ写真用のミラーです。

 昔から立体写真が好きでして、機材もいろいろ揃えてきました。

 ただ、最近は皆さんと同じでスマホで写真やビデオを撮ることが多いので、こちらを使っております。

 昔、写ルンです用のミラーがありましたね。それで立体写真を撮って、それで年賀状作ったりしてましたっけ(笑)。これは、それのスマホ版ということです。

 違うとすれば動画も撮れるというところ。そして、それが面白い。

 近いうちに紹介しますが、そうして撮ったビデオをなんちゃってVRヘッドセットで見るのが案外楽しいのです。

 で、今日はこれを使って撮影した写真を1枚。平行法でご覧ください。猫の雁之助くんを中心に前景、背景の奥行き感をお楽しみください。

Img_2556

 ただ、左右のミラーの距離が人間の目の幅より狭いので、やや立体感は抑えめになっております。ま、スマホカメラの焦点距離との関係から言うとこのくらいがちょうどいいのかもしれませんが。

Amazon エレコム VR用/3Dレンズ

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2023.06.27

西湖のスペシャルスポット

Th_img_2509 10日ほど前、期せずしてご縁のある方々が富士北麓に集合しまして、ある御神事をいたしました。

 龍体文字を空に描いたところ、写真のような龍雲が出現したのでびっくり。

 で、その場所が西湖の湖畔だったわけですが、本当に驚いたのは、実は1年ほど前にこれまためちゃくちゃ濃いメンバーと河口湖で合宿した際、全く同じ場所を選んである儀式(?)が行われたことです。

 全然違う系統のメンバーの、それぞれの中心人物が示し合わたように(もちろん示し合わせていません)ピンポイントで同じ場所を選んだのです。

 まず富士五湖の中の西湖ということ。そしてその限りなく広い西湖の湖岸線の一点を選ぶのですから、これはもう偶然ではないなと思いました。

 昨年の合宿については、私は特に書かなかったのですが、参加者にして中心人物の筑波大学名誉教授である板野肯三先生が関係動画をアップしてくれていますので、ここに紹介します。

 動画中に出てくる西湖と富士山の写真をご覧になれば、上の写真と同じ場所で撮影されたことがわかるでしょう。

 この写真を参考に皆さんもこの場所を見つけてみてください。駐車場からすぐのところですよ。

 

 私にとっては西湖は非常に特別な湖です。CS60との出会いの湖であり、また秋田の田沢湖とのご縁をいただいた湖であり、そして音楽の面でもこれからいろいろある湖なのです。

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2023.06.26

トレバー・バウアーTシャツ

Th_-20230627-74808 日はこれを着て生徒と座禅をしました。さすが野球部の生徒たちは反応していましたね。

 富士吉田の富士山、ハマスタ、バウアーというデザインですから、これは買わない手はありませんよね。

 今や超人気のYouTuberでもあるバウアー。アパレル事業の「バウアーアウテージ」も展開しており、このTシャツもその商品の一つです。

 日本と言えば富士山というのは、ある意味アメリカ的ベタな感覚ですが、富士北麓に住む者としては嬉しいかぎりですね。

Th_-20230627-74844 先程は富士吉田の富士山と書きましたが、山頂のラインは少し手が入れられているようで、微妙に架空の富士山になっていますね。

 昨日勝ち投手になり、見事ベイスターズの首位奪還を演出したバウアー。本当に彼の投球は一級品です。

 昨日は彼の投球に合わせて私も114球投げました。これが気持ちいいんですよ。自分が投げてるつもりになる。おかげで今日は肩が痛い(笑)。

 次のハマスタ応援にはこれを着ていきます!楽しみ!

 BauerOutage

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2023.06.25

WBC記録映画『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』

 

 日、長女と観に行きました。ボロ泣きしました。

 野球ファンは全員観た方がいい!

 野球という宇宙に一つしかない(似たものもない)奇跡のスポーツ。いや、スポーツではないかもしれない。アートなのではないか。

 漫画よりも漫画のような展開。出来すぎたハッピーエンドのストーリーの裏にある数々の苦悩。

 やっぱりダル、大谷、吉田はすごいですね。次元が一つ違う感じ。

 そして、泥臭いけれども源田の男らしさ、カッコよさ。あのケガも漫画のようなお膳立てですよね。言葉は悪いですけれども、ちょうどいい程度のケガでしたから。

 山川もその後いろいろありましたが、やはり重要な登場人物ですよ。

 ほとんど初見の映像ばかり。記録としても貴重ですし、映画作品としても絶品だと思います。これは野球史上、ずっと語り継がれる物語となるでしょう。

 野球がサッカー並みに全世界で愛されるスポーツになるといいですね。たしかにサッカーなどに比べるとフィールドにも制約がありますし、道具も揃えなければならないのですが。

 かつてのような貧富の差もなくなってきていますし、いよいよ野球という高度な文化が世界に広がる時が来ていると思います。期待しましょう。

 公式HP

 

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2023.06.24

UFOの日にちなんで

Th_-20230626-172819 日は「UFOの日(UFO記念日)」でした。

 おそらく神や仏、幽霊よりも、UFOの存在を信じる人の方が多いことでしょう。

 まあ、「未確認飛行物体」であれば全てUFOになるわけで、そういう現代的「モノノケ」への興味や期待はこれから大きくなりこそすれ、減ることはないでしょうね。

 自他ともに認める(?)宇宙人であるワタクシも、最近はそれが妄想ではないような気がしてきて、ある意味ちょっと怖いのです。

 小惑星や惑星の衛星から水やらアミノ酸やら、最近はリンまで発見されて、いよいよ地球外生命の存在可能性は高くなっておりますし、それが私の記憶(小惑星帯を経由して地球にやってきた)と符号するのです。

 半分冗談で言っていたことが現実味を帯びてくる恐怖(笑)。

 さて、UFOと言えば「甲府事件」ですよね。

 今年のエイプリルフールに記事を書きました。こちらです。

 最近、それに関してのグッドニュースがありました。その事件の主人公のお一人、山畠さんが50年近くの沈黙を破ってとうとうこの事件について語ることになったとのこと。

小学生が「UFOと宇宙人に遭遇」衝撃の“事件”から半世紀 沈黙を破った男性

 ぜひ私も協力させていただきたい!富士山はじめ多くの霊山がある山梨は、UFOの基地もたくさんあるはずです!

 さて、UFOの町と言えば福島の飯野町ですよね。私も行きましたよ。飯野町に関するニュースもいくつかありました。

「UFOの日」 全国から寄せられた目撃情報の報告会 飯野町

 アメリカやロシア、中国では国を挙げてUFOを研究しています。いよいよUFOがFO(確認飛行物体)になる日は近いのかもしれませんね。

 ちなみに私が遭遇(衝突)したUFOはこちらです。

 これについて報告したところ、友人でもある著名なUFO研究家は、軽い調子で「ああ、それは地球で言うドローンだよ。無人偵察機。それまでも実は山口さんを観察し続けてたんでしょう。その日は操作している宇宙人が居眠りでもしていて、消すのを忘れたんじゃないの」と言っていました。なるほど(笑)。

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2023.06.23

『中学生からのイスラム教入門』 大久保幸次・笠間杲雄

Th_41mwspsqczl_sx260_ 日はイスラム教のお話。

 今日は山梨県庁で教育関係のミーティングに参加したのですが、担当者の方がなんとイスラム哲学に詳しく驚きました。井筒俊彦先生の話で盛り上がるとは…。

 なぜなら、日本のイスラム学の源流には仲小路彰がいるからです。彼は1922年(大正11年)の学生時代にムハンマド伝「砂漠の光」を刊行しています。井筒先生はその系譜の上にいるのです。

 現代日本人にとってはキリスト教に比べてやや縁遠い感のあるイスラム教ですが、戦前、戦中は案外身近な存在でした。

 そのイスラム研究の中心にいたのが著者の大久保幸次。昭和13年でしょうか、回教圏研究所を創設し所長を務めました。

 大東亜共栄圏構想のもと、すなわち欧米植民地主義に対抗するため、アジア進出を目指す日本は、必然的に回教圏との関係を深めねばなりませんでした。

 そしてまた、その欧米植民地主義がキリスト教の名の下に暴虐の限りを尽くしていたため、その対抗軸としてのイスラム教という視点があったのも事実です。

 回教圏研究所には、頭山満、大川周明、さらには曹洞宗(駒澤大学)、間接的には出口王仁三郎や仲小路彰も関係していると言ってよい。大変興味深いところであり、これからの私の研究テーマでもあります。

 さて、そんな回教圏研究所所長が書いた入門書がとても良いのです。まさに日本人にとっての入門書としては最高のものでしょう。

 私にとってはそれこそ聖典と言える本です。こうしてネットで無料でネットで読めるのですから、いい時代になりましたね。

Amazon 中学生からのイスラム教入門

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2023.06.22

バッハ カンタータ103番『汝らは泣き叫び』

 

 日はキリスト教のお話。

 昨日のことも含めてちょっと皮肉を言いますと、キリストの復活というテーマこそ「怪しい」ですよね。

 それをおそらく総計千億か兆単位の人たちが信じ、歴史を動かしてきた(人の命もたくさん奪ってきた)わけで、怒られるのを前提にはっきり言うなら、キリスト教は史上最大のカルトであると言ってもよい。

 逆にそのカルトがカルトではなくカルチャーになったのは、これは神の力ではなく人間の力そのものであると思います。

 そのカルチャーの最たるものの一つがバッハの音楽でしょう。

 このカンタータはイエスの受難と復活を対比的に描いた名作です。

 悲しみ(受難)の象徴としての前半のロ短調、そしてフラウト・ピッコロ(ディスカウント・リコーダー)、喜び(復活)の象徴としての後半のニ長調、そしてトランペット。

 これぞキリスト教的なカタルシスであり、魅力そのものでしょう。逆転サヨナラ満塁ホームランみたいな。

 そうか、そう考えると、昨日の禅の修行にも通じるところあるのかな。あれも強制的カタルシス体験ですからね。

 この曲の冒頭合唱については、以前実は一度書いています。それも参照してください。

 バッハ 『カンタータ103番』より

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2023.06.21

『修行僧の一年: 禅修行体験記』 上田光淳

Th_41lppcpub6s なんですが、仏教、神道、キリスト教、イスラム教、新宗教…いろいろな宗教宗派のプリーストたちに気に入られる傾向がありまして。

 なんででしょうね。こちらとしては、ありがたいかぎりですが、果たして先方にはなんのメリットがあるのか。

 そのおかげで(?)、今日も定期で炎上する某団体ネタに関連して私もネットに写真さらされてました(笑)。ま、その団体も私もなんも悪いことしてないので放置ですが。マスコミにとって謎の宗教はカネになるのでしょう。

 禅宗で言えば、いわゆる「老師」と言われる方々との個人的なおつきあいが結構あります。

 それぞれのいろいろなお話をうかがう中で、それぞれの道場(僧堂)の個性がわかって興味深い。

 著者の上田さんの道場も、もしかしてあそこかな?という感じ。

 この本、かなりリアルだと思いますよ。よくぞ毎日日記をつけましたねえ。その行為自体かなりチャレンジング。

 いや、私は全く修行をしたことない一般人(ニセ坊主)ですが、各方面からの聞いた僧堂あるあるエピソードと照らし合わせてリアルと判断しただけです。

 もちろんその理不尽な厳しさというのもリアルですが、それを耐え忍んでいくうちにある種の「悔しさ」が芽生えたり、ちょっとした出来事に幸せを感じたり、自分や他者の未知の部分と出会っていったり、そういう雲水さんの心の成長もリアルだと思いました。

 それこそが禅の修行の目指すところであり、修行道場(僧堂)とは、その目的を達成するために650年以上かけて完成したシステムであるわけです。

 というわけで、私はこの本を読んでしっかり「疑似体験」できましたので、疑似僧侶としてさらに疑似修行を積みました(笑)。

 まあ、お釈迦様は最後は難行苦行を離れたわけですから、これからの修行はVRも含めて擬似的になっていくのかもしれませんね。

 Amazon 修行僧の一年: 禅修行体験記

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2023.06.20

『女ともだち』 マイメロママ&王妃様

 イメロママのファンです。

 そのマイメロママの発言がここ数年定期的に炎上しているとか。

 さっそく珠玉の名言たちを聞いてみましょう。

 

 う〜む、素晴らしい(笑)。

 まあ、なんとつまらない世の中になったのでしょう。たしかにマイメロママの発言には昭和の香りがブンブンしますが、これはアニメの世界ですよ。そこにめくじら立てるとは。

20230621-122541 まあネタで炎上させているかもしれませんが、中には本気の人もいそうです。昨年にはマイメロママ名言グッズが発売中止になっていますからね。

 で、私の大好きな名言がありまして、それが「男はみんな女の息子」です(笑)。この歌の歌詞に出てきます。「男は所詮女の息子」とも。

 たしかにそのとおりで、誰も異論を挟めないでしょう。科学的事実として正しい。そして、それ以上の意味があることは言うまでもありません。

 う〜む、これは名曲ですな。山田ひろしさん作詞、渡部チェルさん作曲。昭和歌謡感満載です。Cmの曲ですが、サビの入りがCというところが最高ですね。

 

 ちょっと待てよ…たしかに子供向け番組でこの内容はさすがに問題あるか(笑)。

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2023.06.19

スマホ用カメラレンズセット

Th_516csivw5xl_ac_sl1000_ さんにはどうでもいい「もの」のシリーズ。案外好評なのでビックリ。まあ、小難しい話より気楽に読めますよね。

 これはちょっと前に買ったもの。

 とは言え、私のことですから、当然まともな使い方はしておりません(笑)。

 スマホ用なのにスマホに装着しておりません。では、いったい何に?

 それは監視カメラです。とは言え、私のことですから、監視カメラもまともな使い方ではありません。

 まずは、外出先から大好きなベイスターズの試合を見るためです。つまり、テレビを外出先で見るわけですね。

 ちょっと前に紹介したスマートリモコンで外出先からプロジェクターとBDレコーダーを操作し、壁に貼ったスクリーンに映るテレビの画像をこちらのネットワークカメラで監視(?)するというわけです。

 実はこれが優秀でして、タイムラグは1秒。ほとんどライヴで観戦することができます。YouTubeの音声実況チャンネルよりも早いので、現状最速で試合観戦できるシステムです。

Th_-20230620-104815 で、ちょっとカメラの設置場所の関係で、スクリーンがずいぶん小さく映る状況だったので、望遠レンズを装着(接着)することを考えたというわけです。

 このセットについてくる望遠レンズは2倍。おかげで小さな文字もだいたい読めるようになりました。素晴らしい。

 ちなみにこの家庭内放送は家族のメンバーがそれぞれの場所で同時に鑑賞できますので、山梨、東京、静岡にてLINEでコミュニケーション取りながら盛り上がっています。もちろん、必要とあればカメラ経由で音声で会話することも可能。まあ、変な家族ですね(笑)。

 次の監視カメラは、富士山ラドン濃度の計測用です。もう11年ほど富士山のラドン濃度を計測してTwitterで発信しておりますが、特に最近は富士山の家にいないことが多いので、こうしてリモートで数値を確認する必要があるのです。

Th_-20230620-104239 こちらは計器に近づけなくてはならず、監視カメラだとどうしても接写に限界があるので、やはり数字が小さすぎて読みにくかったんですね。そこでこちらにはマクロレンズを装着したというわけです。

 こちらもかなり拡大されて確認がしやすくなりました。助かります。

 こんな有用な5種類のレンズセットがクリップとケース付きで1860円ですからね〜。なんだか変な時代ですね。さて、余った3枚のレンズは何に使おうかなあ…。

Amazon Glvaner スマホ用カメラレンズ 広角レンズ マクロレンズ 魚眼レンズ 望遠レンズ 星形フィルタ 5in1レンズセット

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2023.06.18

キャンドル・ジュンさん会見

 ういうのをおススメするのはどうかと思いますが、私は非常に胸を打たれたので…。

 可哀想とか誠実だとか、そういうこともありますが、なんというか、最近の異常なマスコミのあり方、集団リンチ的バッシング、会見文化、切り抜き文化、キャンセル・カルチャーに対する猛烈な抗議と感じたからです。

 私も謝罪会見やったことありますし、マスコミとやり合ったことが多数ありますので、この会見は非常に画期的だと感じました。

 おそらくその内容、ジュンさんの言葉を受けてのノーカット配信だと思います。ぜひ全編見て聞いてほしい。これは勇気ある告発ですよ。

 そして、受付から片付けまで全部一人でやる姿、質問は壇上で目を合わせてという形、なにもかも勇気の表現ですよ。

 子供を守るのも勇気。自分をさらけ出すのも勇気。社会問題や思想に敷衍して話すのも勇気。久々に勇気ある男を見た気がしました。

 もちろん広末涼子さんのことも気になりますよ。先日、広末さんの身近にいた人から直接話をうかがう機会がありました。まあ予想どおりの内容でしたし、これはある種の病気かなとも思い胸を痛めました。

 とにかく私たちはマスコミやSNSの「切り抜き」に振り回されてはいけませんね。

 動画を見る時間のない方は全文テキストをお読みください。

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2023.06.17

フランスでM5.8

Th__130121922_de31 しい。フランスは地震がほとんどない国です。

 ですからこの程度の地震でも災害レベルの被害が出てしまいました。

 発表ではM5.8。震源はフランス西海岸。M5規模は2019年以来でしょうか。

 日本ではしょっちゅう起きている規模の地震ですね。ちなみに地震の多かった5月、国内のM5以上の地震は25回。フランスの方からすると信じられない国ということになるでしょう。

 フランスでも被害のあったヨーロッパの大地震と言えば、1755年の「リスボン地震」ですね。以前、こちらに少し書きましたが、東日本大震災に匹敵するM9の超巨大地震です。津波も発生して6万人の方が亡くなりました。

 フランス革命の原点はこの地震であったとも言われているほど大きな影響を与えました。ある意味近代ヨーロッパはここから始まったと言ってもよい。政治、経済、科学、哲学、宗教、芸術にも大きな変化を促しました。

 その近代化の中で、皮肉とも言える矛盾も生じています。ちょうどリスボン地震の頃に発生したと思われる童話「三匹の子豚」。皆さんよくご存知ですよね。

 あそこでは狼の吹く大風という設定になっていますが、あれは地震も含めた自然災害を象徴しているものと思われます。そして、それに対抗できたのは、藁でも木でもなくレンガでしたね。

 しかし、関東大震災で銀座煉瓦街が壊滅したのを見るまでもなく、レンガは地震には非常に弱いのです。藁はどうか分かりませんが(ある意味被害は少ないかも)、木造建築が地震に圧倒的に強いのは1000年以上前の寺社仏閣を見ればわかりますね。

 そうヨーロッパは、リスボン地震のあと免震や造替の発想とは反対に、より頑強な建築物を作る方向に進んだのです(もちろん木材が少ないという理由もありますが)。

 話がだいぶそれてしまいました。フランスでの地震、おそらくこれ以上に大きな規模の地震は発生しないと思われますが、余震は続くかもしれません。被害の広がらないことを祈ります。

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2023.06.16

追悼 北別府学さん

Th_202306170000589w1300_0 の日はちょうど広島で仕事でして、新幹線で広島駅に降り立ち、デーゲームの応援に向かう赤い群れにもまれていた時、このニュースを知りました。

 カープ一筋の人でしたから、広島の皆さんの悲しみはいかばかりでしょう。その日カープは見事に勝利しました。

 憧れの名投手でした。数年前に白血病であることを告白されていましたが、まさかこんなに早くお亡くなりになってしまうとは。

 ちょうど私が中学でピッチャーをやっていた頃に広島に入団し、新人2年目には17勝、数年後には20勝と、リアルタイムで憧れの名投手でした。

 私は彼のフォームが大好きで、よく鏡の前で真似をしたのを思い出します。フォームが無理なく美しいからでしょう、大変制球が良かった。

 球速はそんなに出ていなかったので、素人ながらに「なんで打てないんだろう」と思っていましたが、それこそ変化球の絶妙なコントロールこそが武器だったのですね。

 特に右バッターのインサイドにボールからストライクゾーンに入ってくるスライダーは絶品だったと、落合博満さんは言っていました。

 私、プロスピでその技をよく使います。それも元はと言えば北別府さんの影響です。

 それと、顔が良かったですね。太い眉。昭和の男らしさを感じました。

 高木豊さんの追悼動画が感動的でしたので紹介します。ご冥福をお祈りします。

 

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2023.06.15

sadとsatisfyと「飽く」

Th_images_20230619125401 源が好きです。マニアというほどではありませんが、語源を知りたいと常に思っている人間ではあります。

 先日紹介した、堀田隆一先生の「英語の語源が身につくラジオ」からも多くの知見を得ています。

 その中で、あっ面白いなと思ったのが、「sad(悲しい)」と「satisfy(満足させる)」 が同源というお話。

 これを聞いて「なるほど満足するとなんとなく悲しく(虚しく)なるもんなあ」と思ってうなずいた人、特に賢者タイムを知る男性諸氏は多かったのではないでしょうか(笑)。

 私もご多分に漏れず思わず膝を打った一人ですが、さらに面白いことに気づきました。

 おそらく賢者タイムは世界共通でしょうから、日本語でもそういう言葉はあるのでは考えたところ、ああ「飽く」がそのものだなと気づいた次第です。

 皆さんも古文で習ったのではないでしょうか。結構重要な古文単語ですよ、「飽く(あく)」。現代語で言えば「飽きる」です。

 現代語の「飽きる」の意味は言うまでもないでしょう。「飽き飽きする」のように言うとよく分かるのですが、なんとなく「うんざり」な感じを含んでいますよね。

 もう結構ですというある種の忌避感、少なくとも不満な感じがします。

 では古語としての「飽く」はどうかというと、ご存知のとおり「満足する」という意味なのです。

 現代でも「飽くなき挑戦(満足することのない挑戦)」、「飽くまで(満足するまで)」という形で残っています。

 つまり、「飽く(飽きる)」も満足することによって生じる不満という、私たち人間の一見矛盾した感情を表現しているのです。

 これって人類(特に男性に?)インストールされた根源的なパラドックスなのでしょうか。

 満足が満足を助長すると、たしかに快楽的行動は終わりを知らず続くことでしょう。それだと私たちは間違いなく滅びてしまいます。

 人類は進歩し、どんどん満足を得られるようになるとともに、どんどん虚しさも感じるようになっており、それが現代の病として問題かしているとも言えそうです。

 きっとお釈迦様はそのあたりを悟っており、だから「知足」を唱えたのでしょうし、煩悩をコントロールすることを教えたのでしょう。

 そう考えると、今、世界の先進国の多くは「賢者タイム」に入ってるのかもしれませんね。

 余談になりますが、Social Anxiety Disorder(社交不安障害)の略とて「SAD」が使われるようになっていますが、ちょっとどうですかね。悲しいほどに気遣いのない略語ではないでしょうか。

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2023.06.14

ヴィターリのシャコンヌ(?)

 ァイオリンの名曲として多くの演奏、レコーディングがある「ヴィターリのシャコンヌ」。

 バロック音楽を専門に演奏している者にとっては、大変違和感のある曲ですよね。

 まず「ヴィターリ」という作曲家があまりに無名であるということ。そして、この「シャコンヌ」があまりに特殊な転調を多発すること。

 ですから、19世紀後半から20世紀初頭にかけてよくあったように、「昔の作曲家の名前を騙って新曲を発表する」という、今では絶対に許されない習慣に従って作られた曲であるとされてきましたし、私も絶対そうだと思っていました。

 しかし、この曲には18世紀の写本とされる手稿が残されており、それがホンモノだとすると、当時高名なヴァイオリニストだったヴィターリの作曲ということになります(ちなみに写本ではヴィターノとなっているのですが)。

 だとすると、現在演奏されているヴァージョンとは細かい部分は違えど、あの不自然とも言える転調はオリジナルだということになり、それはそれで結構衝撃的なことです。

 ホンモノだとして、最初にこれを1867年に出版したフェルナンド・ダヴィッドは、どうしてこんなマイナーな音楽家のマイナーな作品をピックアップしたのでしょう。やはり不自然です。

 実際この写本についてもダヴィッドによる捏造説があり、その真相はいまだ闇の中という感じです。

 あまりに有名になってしまい、19世紀ヴァージョンに加え20世紀ヴァージョンまでもが演奏されるようになっていますが、なかなか伝18世紀ヴァージョンはほとんど演奏されることはありません。

 というわけで、今日はその写本によるオリジナル楽器の演奏を聴いてみましょう。当時の楽器と習慣で演奏されると、ある意味ますますフェイクな感じがしてくるのは面白いというか皮肉なものですね。

 私も無名なバロック時代の音楽家に仮託して曲でも発表してみましょうか(笑)。

 

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2023.06.13

椎名林檎 『木綿のハンカチーフ』

 日は東京にてバンドのリハ。名曲のカバーを楽しみました。

 昨日紹介したロック・バンド(?)のアンサンブルもすごかったけれども、それと同じレベルですごいプロの技を体感できました。

 一昨日は河合奈保子さんと中森明菜さんの交換カバーを紹介しましたっけ。

 よく考えると、たとえばバッハの演奏のようなクラシック音楽の演奏って全部カバーと言えばカバーですよね。

 今日、プロ中のプロの皆さんのリハで、実に面白いことがありました。

 プロデューサーでもあるベーシストの方が、ふと思いついて(未来を思い出した?)、あるバラード曲を「レゲエ」でやってみようということになって、みんなさすが即興でレゲエにしてみたのです。

 そうしたら、実にいいのです。ボーカリストもすっかり演奏に乗せられてレゲエ調に気持ちよく歌っておりました。

 これぞカバーの醍醐味と感じました。そういう意味で思い出したのが、椎名林檎さんのこのカバー。

 松本隆、筒美京平、太田裕美の稀代の名曲「木綿のハンカチーフ」。

 そうそう、今日、名プロデューサーさんが亀田誠治さんのことを「すごい!」と言っていましたよ。同業者として尊敬しているようでした。

 このアレンジ、時代的なこともあって、フジファブリックを思わせる音作りですね。懐かしくも切ない。楽曲の内容に合っていると思います。

 ちなみに林檎さんは男役。女パートは松崎ナオさんが歌っています。

 

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2023.06.12

ロック・アンサンブル!…BWV 1052 R(オランダ・バッハ協会)その2

 

 れまたすさまじくロックしてますね。

 かつて紹介した同じ曲同じ団体のこちらの演奏、この演奏の1年半前ですか。

 バンドのメンバーが違うこともあり、ソリストの佐藤くんの演奏も微妙に違っていて面白いですね。

 それ言えば、地元のヴァイオリン仲間がアメリカに住んでいた頃、若かりし頃の(今でも若いけれども)佐藤俊介くんがお宅に演奏に来たのだとか。その頃はまだバロック楽器は弾いておらず、バリバリにモダンを弾きちぎって(?)いたそうです。

 その後、どんな過程を経て世界を代表するバロック・ヴァイオリニストになったのでしょうね。

 まあそれにしても、面白い演奏しますね。これが正解かどうかは分かりませんが、バッハの一つの可能性としてありだと思います。

 それこそロックからバロックに入ってロックに帰ろうとしているワタクシは、こういう演奏大好きです。

 ヴァイオリンという楽器は、和魂と荒魂の両方を持つ、つまり瑞霊的な楽器なのです。その両方を活かす演奏ができたら素晴らしいですね。佐藤くんは見事にそれを成し遂げています。

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2023.06.11

中森明菜⇄河合奈保子

 

 イドル好きの長女が、圧倒的に支持しているのが松浦亜弥さんと河合奈保子さん。

 たしかにお二人とも美しいし歌がうまいですね。

 私は当時、聖子派だったので、それほど河合奈保子さんには注目していませんでしたが、今あらためて見たり聞いたりすると、たしかに人柄も含めて大変魅力的ですね。

 この動画では、もう一人のカリスマアイドル中森明菜さんと、お互いの歌を交換して歌っております。

 明菜さんが、本当は明るいアイドルソングを歌いたかったというのは有名な話。ここでは、まさに明るく突き抜けた「スマイル・フォー・ミー」を楽しそうに歌っていますね。

 そして、逆に影のある「スローモーション」を河合奈保子さんが歌うわけですが、なかなか影が出ません(笑)。ついついにこやかになってしまう奈保子さん。

 明菜さんは聖子さんとの対比ということで短調の曲を歌うことが多かった。逆に聖子さんは長調の曲がほとんどでしたね。

 その点、奈保子さんは長短両方を歌っていましたね。ピアノも上手で弾き語りもよくやっていました。

 40年近く経って、今、私も河合奈保子さんを再評価していきたと思っております。

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2023.06.10

SKAGEN メンズ 腕時計 AAREN(レッド&ブルー)

Th_71xz4lxao2l_ac_ul1500_ に紹介したデンマークの可愛い腕時計、スカーゲンのアーレン

 黄色、緑、空色の3色を持っていましたが、このたび母の日と父の日を自分たちで祝いまして(笑)、青と赤を購入しました。

 これで5色から毎日選べるようになりました。

 シンプル・イズ・オシャレ。

Th_71qz06gehcl_ac_ul1500_ ダサい普段着を着ていても、この腕時計をするだけでオシャレになりますね。

 いろいろ人にも「カワイイ〜」とか「カッコイイ〜」とか褒められることが多い。

 ペアルックとかめちゃくちゃ恥ずかしいけれど、これだったらさり気なく夫婦でしていけますね。

 タイミングによっては半額で買えるので、チェックしてみてください。

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2023.06.09

SwitchBot スマートリモコン ハブミニ

Th_61a9oenbl7l_ac_sl1500_ が家は非常に変わっております。

 一般的な家の設備は不備なくせに、変なところは最新機能だったりして、まあ家族は大変だと思います(笑)。

 この前紹介した「スマートロック」は非常に便利ですね。これは家族にも好評です。

 こちらを登録してカードキー代わりに使っております。東京にいる次女が突然帰ってきた時も、番号を入力して家に入れましたし、なにかと便利です。

 で、同じSwitchBotの製品として、スマートリモコンも使っております。

 これは外出先からベイスターズの中継を見るために設置しました(笑)。

 ウチのテレビはテレビではなく、プロジェクターです。これも盲点ですよね。最安で100インチの大画面を楽しめるのですから。チューナー部分は父親の遺品であるBDレコーダーです。

 ですので、外出先からプロジェクターの電源を入れ、レコーダーのチャンネルを変えたり、録画ボタンを押す必要があるのです。それを簡単に実現してくれるのが、このスマートリモコンというわけです。

 ちなみにプロジェクターと連動して監視カメラが作動し、それを外出先のスマホで見るという按配です。監視カメラもプロジェクターのスクリーン視聴用に改造してあります。

 このリモコン、ハブ機能もあるので、もちろんスマートロックとも接続できますので、外出先から玄関の鍵の開閉ができます(そんな機会ないけど)。

 今から30年くらい前、実はこういうスマートリモコンの原型になるようなものを勝手に発明デザインして、某電機メーカーに売り込んだことがあるんです。

 ただその時はまだインターネットが普及しておらず、ボツになりました(というか、ネット機能はないが学習リモコンとタイマーを組み合わせた製品は実現しました)。

 そう考えると、その頃の夢が簡単に叶う時代になったということに感謝、感激ですね。

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2023.06.08

『マモルーム エッセンス 虫よけパール (180日用)』 アース製薬

Th_71aiga8tthl_ac_sl1500_ 日の養老先生の虫好きは有名ですよね。

 私はいわゆる虫好きではありませんが、それにしても「害虫」というような考え方はあまり好きではありません。

 我が家は山の中ですし、網戸が猫にやられていたために、基本けっこう大量の虫が自由に出入りしております。

 そういった虫たちを見て季節を感じるということはたしかにありますね。

 この季節ですと、アリ、コバエが登場します。それもまあ害虫と思う人たちがいますよね。よく見れば可愛いし、そんなに悪さをするわけではありませんから、殺虫剤などで殺す気はもちろんしません。

 しかし、たしかにあまりにたくさん発生すると、ちょっと邪魔かなという時もあるわけで、そういう時はちょっとご遠慮願うというのが一番ですね。

 そういう意味で、この製品はなかなか優秀です。レモンなど、虫さんのあまり好きでない香りで、人間と虫の棲み分けをするというコンセプトです。

 あと、我が家で良いのはですね、ご存知のとおり猫ちゃんも柑橘系の香りが嫌いなので、猫と人間の棲み分けにもまあまあ効果的なことです。

 まあ、虫も猫も、全然レモンを気にしないヤツがいますが(笑)。

 今年はこの製品も活用して、いろいろ工夫をして猫にやられない網戸を設置しましたので、虫さんたちとの棲み分けがますます進むと思います。

 とにかく殺さなくてよくなったのは、世の中の良い傾向ですし、そういう観点で製品開発する日本のメーカーさんは偉いと思いますよ。

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2023.06.07

『ものがわかるということ』 養老孟司 (祥伝社)

Th_81rv8ljvhtl めて私は養老先生の影響を強く受けているなと感じました。

 自分で考えついたと思ったことが、実は養老先生の本に書いてあったことだったということがよくあります。

 この本も、ある意味自分が書いたのではと思うほど(笑)納得いく部分が多すぎました。

 先生の言う脳化、都市化はワタクシの言うところの「コト化」であり、自然は「モノ」です。

 同じような世界観を違う言葉で表現しているのでしょう。

 そういう意味で、私は変な読み方をしてしまったのですが、このタイトル「ものがわかるということ」にも「もの」と「こと」が出てきているように、本文でも先生は無意識のうちにしっかり「もの」と「こと」を使い分けていました。

 はっきり言ってしまうと「もの」は「わからない」ということなので、このタイトルは矛盾しているようですが、ちゃんと本文ではそのことにも触れています。

 面白かったのは「文武両道」の解釈です。これは目からウロコでしたね。

 今学校では、部活動は外部委託みたいな話が流行っていますが、体育系はもちろん文化系も「身体」の学習ですから、それが学校からなくなったら、まさに脳化、都市化し、生徒は死にますね。

 というわけで、秋に全国規模の先生方の研修で講演する予定ですが、ちょっと先生のお考えも紹介させていただきます。

 そう言えば最近、養老先生と成田悠輔さんの対談動画が出ましたね。お二人の異才(もののけ)の話、とても面白い。

 

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2023.06.06

追悼 アストラッド・ジルベルトさん

 

 日、お亡くなりになったとのこと。83歳ですか。4年前に夫ジョアン・ジルベルトが亡くなっていますから、ようやく二人は天国でまた一緒に演奏できるようになったのですね。

 20代の頃、モダン・ジャズからボサノヴァにも興味を持ち、特にジョアン・ジルベルトのギターに憧れまして、教本なんか買ったりしてちょっと練習した時期もありました(当然断念しましたが)。

 ですから、自然とアストラッドの歌声もよく聴きました。

 今では、アストラッドの歌い方こそボサノヴァの王道のように思われていますが、実際当初彼女は素人であり、その素人っぽさ(プロっぽくないところ)を、ヴァーヴのクリード・テイラーが逆手に取ってブームを作り出したというのが事実でしょう。

 もちろんその前にジョアン・ジルベルト自身があの囁くような、ある種平坦な歌い方を考案していたわけですが、それをアストラッドが引き継いでアメリカでヒットさせたのです。

 こういった歌唱法は、ブラジル本国だけでなく、黒人歌手中心だったアメリカのジャズ界にも衝撃を与えました。つまり、アメリカの白人たちがソウルフルではない歌に「ノヴァ」を感じたのですね。

 またこれは巡り巡って、日本のニューミュージックを生んだとも言えましょう。素人っぽい歌だけでなく、複雑な和声という点においても、ボサノヴァは日本人には魅力的でした。

 そう、極東日本人は、西洋的な、あるいはアフリカ的な「うまい歌」や、クラシックの伝統から来る純粋すぎる和声の連続が苦手であり、西洋音楽のシステムと楽器を使ってそれ自身を乗り越える方法として、ボサノヴァ的な手法はありがたい存在となったのです。

 ですから、アストラッドの日本人の歌唱に与えた影響は、あまり意識されてこなかったにせよ、無視できないほど大きなものであると、私は考えています。

 その嚆矢となったこの「イパネマの娘」は、あまりに耳に馴染んでしまっていますが、しかし改めて聞いてみると非常に「ボサノヴァ(新鮮な魅力)」であることがわかりますね。

 感謝の念をこめつつご冥福をお祈りします。

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2023.06.05

告知! 6/29 下北沢でのスペシャルライヴに家族で出演します!

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 6月29日の夜、庄野真代さんが女将(看板娘)を務める下北沢コムカフェ音倉でのスペシャル・ライヴに、我が家から3名が出演いたします。

 このライヴはJ-POP界の重鎮、レコード大賞5度受賞の名プロデューサーYANAGIMANさんの企画。錚々たるプロの方々の中になぜか山口家がエントリーするという、それだけでもレアな(謎の)ライヴであります(笑)。

 これは80年代歌謡曲、90年代J-POPファンのみならず、山口家のファン(?)の方々も見逃せない!?

 懐かしい名曲たちを、もう一度新たな視点で楽しみましょう!(YANAGIMANさんの解説つき)

 ぜったい楽しいライヴになりますので、ぜひご参戦ください(配信もあります!)。

 以下、詳細となります。よろしくお願いします。

 

ケツメイシ、FUNKY MONKEY BABYS、CHEMISTRY、Crystal Kay、倖田來未、中島美嘉、加藤ミリヤ、エレファントカシマシ、BoA、Def Tech、平原綾香など様々なアーティストへの楽曲提供や編曲、プロデュースを行ってきたYANAGIMANプレゼンツ

楽しみ方、聴き方、曲の由来など新たな視点を追加して、
音楽をさらに楽しむ企画ライブをお楽しみください!

 

HUG MUSIC WITH YANAGIMAN vol2

ほぼ全曲懐かしいカバー曲。
様々なアーティストへの楽曲提供や編曲、プロデュースを行ってきたYANAGIMAN
が音楽の楽しみ方、聴き方、
曲の由来など新たな視点を追加して、
解説付きで音楽をさらに楽しむ企画です。
一緒に歌いましょう!


6月29日
川人雅代from Sacra e sole (Vocal)
山口陽子(Vocal)
サプライズゲスト
横沢雅彦Dr.
宮田泰治Gt.
白石安広Key.
オバタコウイチkey.
なすじんGt.
鈴木翔子Cho.
山口隆之 Vn
山口さきBass
YANAGIMAN Bass

開場時間
17時45分
開演時間
18時半
チャージ¥9500+1drink¥500

配信チケット価格(発券手数料200円別途)2000円

コムカフェ音倉
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-26-23 EL NIU B1F
03-6751-1311
https://g.co/kgs/iTt3ER

チケット🎟️はこちらから
⬇︎
https://tiget.net/events/248896

問い合わせ先
helloworld1109@icloud.com

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2023.06.04

ラバーガール大水「春風亭昇太氏への提言」?

 

 日久しぶりに「笑点」を見ました。

 一之輔さんが新メンバーになってから、ちゃんと見たのは初めてかも。なるほど、新旧それぞれいい味出していて面白かったし、相変わらず笑点だけはコンプライアンスもへったくれもないなと安心いたしました(笑)。

 で、家内と「山田くん」の話にもなりまして、いろいろすごいね〜という話になったんですね。そのあとこの動画を見たものだから、感動してしまったわけです。

 いやあ、大水くん、すごいわ。こういう視点でパロディーにするって、これこそお笑いの原点ですよ。なんとなく殺伐とした雰囲気になってしまったところに、なんと豊かなオアシスが生まれたことか。

 気づかなかったなあ。そうか、笑点を賞レースと見るのか! そう考えるとたしかに非道い(笑)。それこそコンプライアンスもへったくれもない。

 で、ちょっと思ったのですが、元々日本の文化ってこういう緩さというか、ある種の読み替えというか、一番ひどいものが一番面白くなったりするという次元の高さがあったような気がするのです。

 懐古趣味はあまり好きではありませんが、やはり「昭和」まではそういう古き良き日本文化が息づいていたような気がするんですね。

 学校という現場でもそうですよ。人権やら平等やらコンプライアンスやら、そういう西洋近代発の価値観を重視してしまったがため、どうにも息苦しい世の中になってしまった。

 そういう空気に対して、誰も傷つけずプロテストするのが「お笑い」の世界だったのでは。そのお笑いの世界でさえ窮屈になってしまったのかも。

 其の点、大水くんの視点、姿勢は本当に素晴らしいと思いますし、いち早くこれをこのクオリティーで(つまりちょうどいい具合のパロディーで)実現したことは称賛に値すると感じます。

 久々にスカッと笑わせていただきました。

 それにしても、やっぱり「山田くん」の人生が気になる。いや、ちょっと憧れる。いや、だいぶ憧れる!

 参考 春風亭一之輔が明かす『笑点』レギュラー決定までの舞台裏

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2023.06.03

結局アドリブって何なの!?即興演奏に逃げるミュージシャンの話(ミートたけし)

 

 ドリブの話が続きます。

 今日は都内某所で音楽のお仕事。素晴らしいミュージシャンの方々とアンサンブルさせていただきました。

 お互いにリハとは全く違う演奏になりまして、つまり本番が最も生き生きと素晴らしい作品になりました。お客様のおかげですね。

 歌手は歌い慣れた曲、ピアニストは常にコードだけ見てアドリブ、私は楽譜をちゃんと作っていきましたが、やはりその場の雰囲気でちょっとした「揺らし」や「ずらし」を加えました。

 まさに「調和」。その時の空気の中で最良の「作品」を作れると実に楽しいですね。弾いている方も、聴いている方も。

 というわけで、数日前にアップされたこの動画。ミートたけしさん、なかなかいいこと言っていますね。ある意味、中田さんと同様に「大御所」に対する批判とも取れる内容ではありますが(笑)。

 クラシックに対する考え方にも同意します。私も、ロックやジャズ、クラシックや東西の古楽をやる中で、いろいろ考え方が変遷してきましたが、最近はミートたけしさんの考えに非常に近くなっています。

 もちろん、自分のアドリブにもいろいろなレイヤーがあって、その中で得意不得意もあります。音楽だけでなく、話す時もそうですね。学校の先生時代で言えば、授業もそうです。

 ただ、たしかにどのレイヤーにおいても「調和」は大切ですね。きっとこれからもずっとそれを追い求め続けると思います。

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2023.06.02

中田敦彦「松本人志氏への提言」

 

 日は、オズワルド、ZAZY、ぼる塾の芸を生で見る機会がありました。司会進行は山梨住みます芸人のいしいそうたろうさん。

 いつもテレビでの芸を見ていますが、こうして生で見ると、やはり「アドリブ力」が大切だなと感じましたね。拾う力と言いましょうか。

 当然、決まったネタがあって、それをベースに進むわけですが、その中にその日のお客さんとの「対話」を織り込むのがプロの仕事ですね。

 「対話」は、単に言葉での会話ということではなく、その場の空気を一緒に作るという意味でもあります。

 今日は、ネタ見せ以外の部分、前説や企画の部分で、それぞれの芸人さんたちのある種の「タレント」を体感することができましたね。

 しっかり場の空気を作れる、あるいは客(シロウト)をいじれる、当意即妙の回答ができるという能力。

 それこそ生の面白さです。逆に言えば、テレビやネットでは彼らの一面しか知ることができないのだということです。

 そういう意味では、この動画で中田さんが語る「賞レース」は、基本決まった「本」を正確に再現する場ですから、それだけで芸人さんの評価が決まるというのは、たしかにおかしいかもしれませんね。

 私もしゃべる仕事をしているので、当然決まった部分とアドリブの部分があって、結果としてその日のその場かぎりの「作品」が生まれることの楽しさを知っています。

 落語やその他の伝統芸能も、「本」は決まっていても実はアドリブが主であることは言うまでもありません。

 ところで、この中田さんの動画がいろいろと物議を醸しておりますが、全体をよく見聞きすると、まあ全く問題がないとは言えませんが、非常に真っ当なことを言っていると感じました。

 中田さんが特殊な(新しい)働き方をしているので、旧来のお笑いの世界で苦労している人たちからすると気に入らないところもあるでしょうし、それこそ松本さんへの忖度が働いてもしかたないとは思いますが、当の松本さんは案外気にしていないというか、自分の立ち位置というのをよくわかっているのではないでしょうか。

 自分の意に反して「権力」を獲得してしまったのは、紛れもなく松本さん自身なのですから。

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2023.06.01

バーバラ・ディナーリン 「トッカータとフーガによる即興曲」

 

 日のマクブライドが演奏していたウォールストリートのトリニティ教会。ジャズの演奏も多く行われていますし、古典的な宗教作品も演奏されます。また、それらの融合された音楽も無数に生み出されています。

 さすがニューヨーク。様々な境界線を超えていきます。

 そんな中で、私が特に感動したのか、この演奏。ドイツ出身のジャズ・オルガニスト、バーバラ・ディナーリンによる即興曲。

 思えば、私が東西の古楽とジャズの融合を「宴会芸」として実現(?)していた頃、同い年の彼女はこういう形で表現していたわけです(笑)。

 ペダルを使えるジャズ・オルガニストは結構珍しいのではないでしょうか。当然バッハなどのオルガン曲も演奏できるのですが、若い頃からあまりそちらには興味がわかず、もっぱら即興演奏で音楽を学んでいったようです。

 たしかにバッハ自身も現代に生まれてパイプオルガンを演奏する機会があったなら、こういうタイプの音楽をやっていたかもしれませんね。

 いや、ちょっとパラドックスになりますけれど、純粋な和声音楽はバッハの対位法で完成し、その後の作曲家はそこからの脱却の結果でしたから、やっぱりバッハはあの時代に生まれないといけなかったのでしょう。

 ですから正しくは、バッハの寿命が300歳を超えていたら、20世紀にはこういう演奏をしたかもしれないということですね。

 それにしても美しく、カッコいい。

 私、どこかの教会のパイプオルガンで即興演奏する夢をよく見るんですが、たしかこういう感じの曲を弾いていたような(現実には弾けないのに夢では弾けている)。

 すごく気持ちいいんですよ。またあの夢見たいなあ。

 ディナーリンのバッハ、こっちのバージョンもぜひ。カッコいい〜。

 

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