バブル崩壊前夜…日興証券のCM(1990)「インベストメント・テクノロジー」
昨日の富田靖子さんの記事と、ちょっと前の数学者シリーズの合わせ技記事を書きます。
時はバブル崩壊前夜1990年。日興証券の30秒CMです。
日本を代表する数学者の一人、広中平祐さんと富田靖子さんが登場します。
富田 「先生、明日のことって見えますか?」
ナレーション 「数学も科学も、投資に活かせる時代になりました。リスクを少なく、リターンを確かに。日興のIT(インベストメント・テクノロジー)」
富田 「よくわかんないけど、すごいな。日興のIT」
いろいろ象徴的な会話ですよね。最初の質問に広中さんは答えません。そしてゴミ箱にゴミを投げる。そして入る。それを二度見する。
結局賭けだったわけですよ、この時代の投資は。数学も科学も投資に活かせず、このあと日本はバブル経済の崩壊を迎え、そして失われた30年が現在まで続きます。
富田さんの「よくわかんないけど…」が実は正解でした。まさにバブル経済は「よくわかんないけど」日本全体が祭り状態でした。
そんな「よくわかんなんけど」豊かな時代の到来を予感させる富田靖子さんのCMがあります。たぶん86年。明治のプチクレープのCM2本。
「お金さえ出せば、おいしいものが何でも食べられるなんて、ちょっと怖い気がするな…」
「おいしいものを、好きな時、好きなだけ食べられるなんて、本当はすごいことだよね…」
う〜ん、彼女は(私たちは)ある意味悟っていたのでしょうか。
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