« 『オスカー・ピーターソン ジャズ界の革命児』 バリー・アヴリッチ監督作品 | トップページ | バッハ 『平均律クラヴィーア曲集』 ヴォルフガング・リュプサム(リュート・ハープシコード) »

2023.05.08

オスカー・ピーターソン 『ラヴ・バラード』

 

 スカー・ピーターソンのネタが続きます。

 昨日紹介した映画でも演奏されていた「ラヴ・バラード」。これは本当に美しい名曲ですね。

 映画でも(最後の)奥さんが「私のめたに書いた」と言っていましたが、こんな曲で口説かれたらイチコロですね(笑)。

 オスカー・ピーターソンは作曲家としても大変優れています。この曲を聞いてすぐ分かるとおり、クラシックもしっかり勉強しています(学問的ではなく経験的な勉強)。

 ベートーヴェンやショパン、シューベルトを思わせる和声とメロディー。そこにジャズのエッセンスも加わり、まさにピアノの歴史をも堪能できるような楽曲です。

 この録音は、1996年パリでのカルテットによる演奏。70歳を超えた巨匠が余計な飾りなくこの名曲をゆったり歌います。

 そう、歌詞(言葉)はいらない。言葉でなくとも「愛」は表現できる。言葉以上に語れる。それが音楽の素晴らしさ、次元の高さですね。

 そして、AIやロボットでは作り得ない世界。幸せですね。

Amazon Oscar In Paris: Oscar Peterson Live At The Salle Pleyel

|

« 『オスカー・ピーターソン ジャズ界の革命児』 バリー・アヴリッチ監督作品 | トップページ | バッハ 『平均律クラヴィーア曲集』 ヴォルフガング・リュプサム(リュート・ハープシコード) »

音楽」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『オスカー・ピーターソン ジャズ界の革命児』 バリー・アヴリッチ監督作品 | トップページ | バッハ 『平均律クラヴィーア曲集』 ヴォルフガング・リュプサム(リュート・ハープシコード) »