オスカー・ピーターソン 『ラヴ・バラード』
オスカー・ピーターソンのネタが続きます。
昨日紹介した映画でも演奏されていた「ラヴ・バラード」。これは本当に美しい名曲ですね。
映画でも(最後の)奥さんが「私のめたに書いた」と言っていましたが、こんな曲で口説かれたらイチコロですね(笑)。
オスカー・ピーターソンは作曲家としても大変優れています。この曲を聞いてすぐ分かるとおり、クラシックもしっかり勉強しています(学問的ではなく経験的な勉強)。
ベートーヴェンやショパン、シューベルトを思わせる和声とメロディー。そこにジャズのエッセンスも加わり、まさにピアノの歴史をも堪能できるような楽曲です。
この録音は、1996年パリでのカルテットによる演奏。70歳を超えた巨匠が余計な飾りなくこの名曲をゆったり歌います。
そう、歌詞(言葉)はいらない。言葉でなくとも「愛」は表現できる。言葉以上に語れる。それが音楽の素晴らしさ、次元の高さですね。
そして、AIやロボットでは作り得ない世界。幸せですね。
Amazon Oscar In Paris: Oscar Peterson Live At The Salle Pleyel
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