オスカー・ピーターソン・トリオ・イン・トーキョー、1964
私がこの世に生まれる2ヶ月ほど前の、東京でのライヴ演奏です。
ずいぶん前にジャズ好きの友人が「これはいいよ!」と教えてくれたのですが、なかなか聴く機会がありませんでした。
最近、当時の日本だけで発売されていたこのアナログ盤の音源がアップされていたので、聴いてみましたが、たしかに素晴らしい演奏ですねえ。
1952年、ジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック(Jazz At The Philharmonic : J.A.T.P.)のメンバーとして初来日して以来、親日家としても知られ、数え切れないくらいの来日公演をこなしたオスカー・ピーターソン。1999年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞しています。
1960年代中盤、ある意味日本で最もジャズが盛り上がっていた時代かもしれませんね。
そんな1964年に、ベースのレイ・ブラウン、ドラムスのエド・シグペンを率いてトリオとして来日。6月2日にサンケイホールでの演奏が収録されたのがこの2枚組のアルバムです。
お客さんの質もいいのか、どんどん演奏が白熱していきますね。当時、オスカー・ピーターソンは38、9という年齢ですか。脂が乗り切っているだけでなく、すでに円熟味があるのがすごい。
まるで名曲集のごとくスタンダード・ナンバーが並んでいますが、どれも新鮮に聞こえるから不思議ですね。個人的にはバグス・グルーヴがしびれました。
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