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2023.04.06

『象の記憶〜日本のポップ音楽で世界に衝撃を与えたプロデューサー』 川添象郎 (DU BOOKS)

Th_b0b7rpxfrm01_sclzzzzzzz_sx500_ 「もお元気な(腕白な?)象郎さんにもお会いしないとなあ」…3年前に何気なく書いた夢が今日叶ってしまいました。

 本日、六本木のキャンティにて川添象郎さんとお会いし、お話することができました。

 まったく不思議なことばかり起きます。ありがたいですし、なんだか分かりませんが重い責任も感じます。

 今回の謁見は少し前から決まっていたのですが、まさか寸前に坂本龍一さんが亡くなるとは。

 自然YMOの話題も多くなり、そのあまりの面白さに笑い疲れてしまいました。こういう追悼のしかたもありでしょう。

 私は、仲小路彰邸の探索で見つかった、象郎さん自身に関する資料、YMOに関する資料、そしてお母様の原千恵子さんに関する資料、お父様の川添浩史さんに関する資料などお持ちしました。それらに関しても大変興味を持ってくださりました。

 なんというか、その衰えぬバイタリティー、好奇心(質問力がすごい!)、本当に圧倒されつつもそのエネルギーを浴びて心地よかった。

 まあ、本当にいろいろなお話をうかがうことができたわけですが、個人的には、こちらで紹介した「ヘアー」の寺山修司による初稿をボツにしたのは仲小路彰ではなく、川添象郎さん自身であったという衝撃の告白にぶっ飛んでしまいました(笑)。

 そうしたぶっ飛んだエピソード満載なのが、昨年出ましたこの自伝です。3回通読しましたが、毎回ワクワクします。本当にすごい。天才の生き様はこういうものなのでしょう。

Th_img_2063 YMOに関するエピソード一つとっても、私たちとは次元が違いますね。

 今日も思わず申し上げてしまいましたが、まさに「犬も歩けば棒にあたる」人生です。いや、「天才も歩けば大ヒットにあたる」とでも言いましょうか、「神も歩けば良縁にあたる」と言いましょうか。

 ミュージック・ペンクラブ音楽賞「著作出版物賞」を受賞されたということですが、それはそうでしょう。めちゃくちゃ重い世界的な事件(世界的な重鎮との出会い)を実に軽みあふれる文章で語ってくれていますからね。

 まさに今日のお話は講談のごとくリズミカルに私たちの心を踊らせてくれました。

 このご縁を作ってくださったYANAGIMANさんに心から感謝です。今日の夢のような時間から、さらに大きなプロジェクトが動き出しそうです。楽しみでしかありません。

 ちなみに、この「象の記憶」、基本的には「団塊パンチ」の連載をベースにしておりますが、仲小路彰に関する部分はさすがに本書ではかなり小規模になっておりました。

 その部分はぜひ3年前のこちらの記事からお読みください。

 川添象郎 『昭和の天才・仲小路彰との出会い』

Amazon 象の記憶

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