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2023.04.22

離愛金剛

Th_aizenmyouou1 の日はお昼過ぎまで長浜のあるお寺を訪問し、多くの仏様を参拝させていただきました。

 中でも強いメッセージを発していたのは愛染明王像でした。

 愛染明王…今ではまるで恋愛成就の仏様のように思われているフシもありますが、あの忿怒のお顔ですからね、そんな甘いものではありません。

 愛染明王の別名は「離愛金剛」。そう、「愛」を離れることこそが本来愛染明王が意図するところです。

 もう少し詳しく言うと、「小愛(小欲)」を離れて「大愛(大欲)」に至るということです。

 それはまさに私の目標でもあります。

 自我中心の狭い愛欲を、宇宙中心の広い愛欲に変化させる。

 二元論に陥って敵対するエネルギーを、全体を俯瞰して統合していくエネルギーに昇華させたいのですね。

 その象徴があの忿怒相にあるのだと感じました。怒りと愛…実は表裏一体というか、同一のものなのです。

 出口王仁三郎が生みの親となった合気道にも通じる部分がありますよね。王仁三郎は元々「愛気」という文字を使った。また「愛善」という言葉もよく使いますが、当然それは「愛染」を意識したものでした。

 今回の西日本ツアーの最後に、素晴らしい愛染明王様に出会うことができたのは幸運でした。本当にありがとうございました。

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