カムチャツカ半島シベルチ山が噴火
一昨日、東日本の電磁波異常が観測されました。3.11の前ほどではないにしても中程度の異常でしたので、ツイッターで注意喚起しました。
その後東日本で目立った地震は起きていなかったのですが、今日の22時過ぎにカムチャツカ半島のシベルチ山が大規模噴火したとの第一報が入ってきました。
電磁波異常とどの程度の関連があるかわかりませんが、環太平洋火山帯の比較的近いところでの活動は日本と無関係でないことはたしかです。
カムチャツカ半島の火山群は非常に活発に活動を続けています。昨年の5月28日にも、ベズイミアニ火山が今回のシベルチと同じ程度の大規模噴火を起こしました。
地図で見ると、両山は100km強しか離れていませんので、間違いなく連動していますね。地学的時間で言うと、1年なんていうのはほとんど同時ですから。同地域の火山活動が非常に活発であるということですね。
同様に、そういうスケールで見ますと、日本での東北地方太平洋沖地震(3.11)とカムチャツカ火山群の活動も関係があると言っていいと思います。
何度も書いていますが、今から1200年ほど前にはこんなことがありました。
864年 貞観の富士山噴火
869年 貞観の三陸沖地震(津波)
887年 仁和の東海・東南海・南海連動型地震
888年 八ヶ岳水蒸気爆発?&山体崩壊
915年 十和田大噴火(日本史上最大規模)
(917年 白頭山巨大噴火)
実感として分かりにくいので、無理やり現代に当てはめるとこういう感じです。
2006年 富士山噴火(実際にはありませんでした)
2011年 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)
2029年 南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海連動型地震)
2030年 八ヶ岳噴火・山体崩壊
2057年 十和田大噴火
(2059年 白頭山巨大噴火)
こういうスパンで起きる地震や噴火も、歴史的に見ると連動した大きな活動期の現象と見られるわけです。
今年は2023年ですから、まだまだそうした活動期の真っ只中ということですよね。
私たちの日常的な時間感覚と、地球の歴史的時間感覚のギャップこそ「天災は忘れた頃にやってくる」の意味なのです。
浅間山の活動も活発ですし、東北地方の火山も相変わらず元気です。防災意識を忘れないこと…私たちにできることはこれだけです。
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