« 2023年3月 | トップページ | 2023年5月 »

2023.04.30

中田敦彦がラマヌジャンとペレルマンを解説!

Th_-20230502-100733 日の続きです。

 ラマヌジャンはじめ天才数学者の人生、大好きです。

 このブログでも、たとえばポアンカレ予想を証明したペレルマン(ペレリマン)について、15年ほど前にこんな記事を書きました。

 『数学者はキノコ狩りの夢を見る〜ポアンカレ予想・100年の格闘〜』

 ほかにも17年前(!)には、こんな記事も書いています。

 『天才の栄光と挫折−数学者列伝』 藤原正彦

 とにかく、世間から隔絶された異常な天才たちが魅力的すぎるのですね。

 そんな中でも、上記のラマヌジャン、ペレルマンは特にぶっ飛んだ天才だと思います。数学苦手な自分からかけ離れているから魅力を感じるのか、ある意味変人として近いからなのか…。

 その二人の魅力と業績について上手に中田のあっちゃんが解説してくれていますので、ぜひご覧ください。

 

| | コメント (0)

2023.04.29

テレ東BIZ「橋本幸治の理系通信【傑作選】」

Th_srinivasa_ramanujan__opc__1 の日は富士山合宿1日目。12時間近くずっと講義(?)しておりました。

 参加者(聴講者)は理系、文系、アート系、スポーツ系、本当にいろいろな分野のエキスパートがいっぱい。

 中でも、今回は大学で量子力学やロボット工学を研究されている方々との会話が楽しかったなあ。

 やはり理系の醍醐味はですね、西洋近代科学の作法を突き詰めていくと、結局人間の霊性に行き当たるところでしょう。ですから、結果として人間を輝かすことになる。

 そう、AIや量子コンピュータやロボットは人間の敵ではない。生命という宇宙の神秘的存在は至高の逸品なのです。

 というわけで、ここでは理系動画を紹介します。テレ東BIZ「橋本幸治の理系通信【傑作選】」です。

 もう3年〜1年前の「最先端」ですが、ワクワクしますよね。これら全てが人間を輝かす技術です。

 たとえばAIが発達すればするほど、ラマヌジャンのすごさ、崇高さが鮮明になってくる。ラマヌジャンは間違いなく未来の情報にアクセスできますが、AIは過去の情報にしかアクセスできません。

 違う言い方をしますと、ラマヌジャンはインドの女神ナマギーリから一足飛びに(証明なく)「結論」を教えてもらうことができましたが、AIにはそれができないのです。

 ですから、AIはラマヌジャン「ぽい」ことはできますが、ラマヌジャンを超えるどころか、そこに追いつくことさえできません。

 では、テクノロジーとはなんなのか。そう、テクノロジーは、人間を物質的(肉体的)な桎梏から解放してくれる存在なのです。

 文系も理系も、そのルートは違えど、最終目標は人間の霊性の再発見とその解放なのでした。

 

| | コメント (0)

2023.04.28

マグネット式マルチ充電ケーブル

Th_81pr197ill_ac_sl1500_ 日は軽いネタでいきます。

 最近買ったもので結構重宝しているのがこの充電ケーブルです。

 ウチは無駄な?デバイスがたくさんあり、常に充電ケーブルの取り合いになります。

 また、Lightning、USB-C、Micro USBの3種類が混在しているので面倒です。

 そこでこれを使っているのです。充電が必要ないろいろなデバイスにコネクターを挿しっぱなしにしておいて、必要な時にパチっとくっつけるということです。

 こいつのいいところは、首のところが自在に曲がるところですね。これが案外便利。たとえばiPhoneを充電しながらの横位置で使う時、動画を見たり、ゲームをやる時ですね、そんな時ケーブルが邪魔にならない。

 その他のデバイスでもけっこうスッキリ使うことができて気に入っています。

 また、ケーブルの先端、マグネット接続の部分が光るのもいいですね。暗いところで探すの楽。さらに、その光が暗闇では明るすぎないところがよい。

 ちなみにデータ通信はできませんので、CarPlayでよく使う私のiPhoneには別のマグネットケーブルを使っています。

Amazon RAAVEE マグネット 充電ケーブル【6本セット/0.5Mx2+1Mx2+2Mx2+18個コネクター】LEDライト内蔵 540°回転可能

| | コメント (0)

2023.04.27

ベイスターズ 劇的サヨナラ勝ち!

Th_-20230428-84241 やあ、今日の横浜vsヤクルトは熱かった!大興奮です。

 関根のサヨナラ2塁打で最高の結末を迎えましたが、全体的な内容はまさに全員野球。走攻守投、すべてにおいて野球の面白さ満載の神試合でしたね。

 このブログにはあまり書いてこなかったのですが、ウチは家族全員ベイスターズファンです。

 私は父親の影響もあって、少年時代から大洋ホエールズのファンでして、野球帽やパジャマはあの湘南カラーでした。

Th_-20230428-82840 そう、この写真でも小学生の私は大洋の帽子かぶってます。

 てか、野球とは関係ないんですが、この写真ヤバいんですよ。

 当時、東京に住んでいて全く山梨に縁がなかったのですが、家族で富士五湖旅行をして、たぶん帰りに富士吉田駅で撮ったのがこの写真。

 私、「げっこうじ」の「こ」を触ってますよね。なんで「げっこうじ」に注目したのか…全く覚えておりません。

 その十数年後、まさか「月江寺学園」に勤めることになるとは。今でも学園の顧問をやらせていただいていますからね。自己予言でしょうか。

 そして、富士山に家を建てて住むようになった年、今から25年前ですが、結婚をしてベイスターズの優勝を夫婦で祝いました。

 それから四半世紀。今では娘二人も含めて家族全員で横浜スタジアムで現地応援するようになった。

 ついでに言うと、先日父の一周忌で久しぶりにいとこに会ったのですが、かつて熱烈なジャイアンツファンだった彼はいつの間にかベイスターズファンになっていました。やはり家族みんなで応援に行くそうです。

 面白いですね〜。野球は最高ですよ、本当に。

 

| | コメント (0)

2023.04.26

柳沢正文 vs 落合陽一 『睡眠の謎』

 っと「昨日」に追いついた!w(27日に書いてます)

 昨日はですね、朝まで飲んでいたのでやや二日酔いでしたが、朝イチで学校に関する仕事、大きな企業さんと打ち合わせをしてきました。

 それにしても甲府って渋いいい飲み屋街がありますね。昭和レトロは富士吉田の特権かと思ったら違った。ある意味もっとすごかった。

 あいにくの雨でしたが、打ち合わせのあと、酔い醒ましも兼ねてしばし甲府の街を散歩しました。

 そして、酔いもさめた午後は、また違う会社を訪問。こちらでも楽しい打ち合わせができました。そして帰宅。なんか久しぶりに家に帰ったような気がしました。

 で、死んだように1時間ほど眠ってしまいました。あの「死ぬ」感じ、たまりませんね。どういう睡眠物質が出ているのでしょうか。

 睡眠といえば、以前観たこの動画が面白かった。ブレークスルー賞受賞の睡眠の世界的権威、柳沢正史先生と、ショートスリーパー落合陽一さんの対談。

 私は夜は10時に寝てしまい、朝6時ごろなんとなく起きるという生活をしています。途中3時には必ず自然に起きて、プロスピをやってまた寝ます(笑)。

 まあ、8時間以上寝ているので普通の人間ですね。日本人としてはよく寝ている方かもしれません。結構びっくりされるんですよね。なんか寝ないで本とか読んで勉強でもしているようなイメージがあるようで(笑)。

 私は睡眠学習専門家です。起きている時の勉強は過去のウンコの詰め込みになりますが、睡眠学習は未来の情報のインストールなんですよ。寝れば寝るほど賢くなれる(笑)。

 そう考えると、授業中寝ている生徒は正しいってことですよね。寝ること眠いことが罪のように言われるのが現代社会。はたしてそれは正しいのか。

 夢にも興味がありますが、やっぱり学問的には難しい分野なんですね。学問の対象ではないということでいいと思いますが。

 

 

| | コメント (0)

2023.04.25

若者との対話 in 石和・甲府

Th_img_2213 の日は朝から夕方まで、石和で開催された山梨県私学の新任教員の研修に、司会と指導員として参加。

 昨日の野狐禅の話じゃありませんが、私のような普通ではない教師だった人間が新人教育とかしていいんですかね?

 夕方のニュースでも取り上げられ、写真のごとく偉そうなことを言っているシーンが流れました。また地獄が近くなっているかも(笑)。

 若い先生方、偉いですよ。まじめだし、コミュ力あるし。私の新任時代なんて…。まだまだ学校も捨てたものではない。頑張ってもらいたいですね。

 というわけで、石和でも朝から夕方までずっとしゃべっていたわけですが、実はそのあとまた夜中の2時までずっとしゃべっていたのでした。

Th_img_2216 夜は夜で、18時から甲府の若者たち対象のセミナー…いや飲み会があったのです。ほとんど初めましての20代から40代の皆さん(知り合いの主催者はまさかの風邪で欠席)でしたが、まあ盛り上がる盛り上がる。

 元はといえば、3月に甲府で講演した時の懇親会の席で、隣にいたグループの方と話したことがきっかけで今回の謎の会合になったわけで、まあ不思議な縁ですよね。

 皆さん非常に意識が高く、感度がよく、そして志が高い。未来を見据え、地元愛に溢れた、本当に魅力的な方々でした。

 そして、これは最近よくあることですが、初めましてな感じがしないんですよね。昔から知っていたような。世代も地域も超えて一瞬でつながるんですよ、最近。

 正直、そういう方々って学校教育からはあまり学んでいないんですよね。どちらかというと、学校的な価値観から外れているかもしれません。

 そんなわけで、この日の18時間くらいは前半と後半でかなり矛盾があり、それがまた面白かったし、そういうことを同時に体験できるのもなかなか稀有なことなので、今の生活は有り難いことだなと感じた次第です。

 これからも両方の世界を大切にしながら、二元論、二項対立ではなく両方を股にかけて、楽しく多くの若者たちと交流していきますよ。

| | コメント (0)

2023.04.24

宮崎奕保 禅師 『座禅とは』

 っと今日に近づいてきたぞ(笑)。

 ええと、この日は…月曜日だから学校でお仕事。1時間目は全校生徒に座禅の指導。

 私のような野狐禅が指導するのもなんですが、ある意味俗世に近いからこそ、生徒たちにはわかりやすいところがあるかもしれません。

 その後、実際に修行なさった方とお話する時間がありました。話の中で永平寺の修行のことが出ました。この宮崎奕保禅師のことも。

 2008年に106歳で亡くなるまでひたすら座禅し続けた禅師が語る「座禅とは」。

 よくわかるけれど、実際実行できないのが私。野狐以下です。偉そうなこと言って全国回っていますが、最後はきっと地獄行きでしょう(苦笑)。

 若い時に「地獄で会おう会」の会長をやってましたが、考えてみると退任した覚えはないから、今でもきっと会長なのでしょう。それはそれで頑張って全うしようかと思っています。

 

| | コメント (0)

2023.04.23

『富士山の謎〜宮下文書と富士王朝』 ミルクティー飲みたい

 の日は朝、富士山に帰ってきまして、すぐに東京へ向かいました。

 新宿へ向かう高速バスは、私以外は全員外国人(たぶん)。富士山の世界的な人気は高まるばかりです。

 さて、そんな富士山人気の原因の一つ、外国人が富士山を目指す一つの理由に、なんと「富士高天原」伝説があるというからびっくり。

 最近も外国人の方をその遺跡に案内しましたよ。

 そういえばYouTubeにやたら「宮下文書」関係の動画が上がるようになっていますよね。これもその一つです。

 細かいところで間違いもありますが、全体としてはよくまとまっていますね。再生回数も順調に伸びており、皆さんが興味を持っていることがよくわかります。

 こういう時代になって、こうして日本中で、世界中で宮下文書が注目されるなんて…まさに国常立の復活でしょうか。

 

 

| | コメント (0)

2023.04.22

離愛金剛

Th_aizenmyouou1 の日はお昼過ぎまで長浜のあるお寺を訪問し、多くの仏様を参拝させていただきました。

 中でも強いメッセージを発していたのは愛染明王像でした。

 愛染明王…今ではまるで恋愛成就の仏様のように思われているフシもありますが、あの忿怒のお顔ですからね、そんな甘いものではありません。

 愛染明王の別名は「離愛金剛」。そう、「愛」を離れることこそが本来愛染明王が意図するところです。

 もう少し詳しく言うと、「小愛(小欲)」を離れて「大愛(大欲)」に至るということです。

 それはまさに私の目標でもあります。

 自我中心の狭い愛欲を、宇宙中心の広い愛欲に変化させる。

 二元論に陥って敵対するエネルギーを、全体を俯瞰して統合していくエネルギーに昇華させたいのですね。

 その象徴があの忿怒相にあるのだと感じました。怒りと愛…実は表裏一体というか、同一のものなのです。

 出口王仁三郎が生みの親となった合気道にも通じる部分がありますよね。王仁三郎は元々「愛気」という文字を使った。また「愛善」という言葉もよく使いますが、当然それは「愛染」を意識したものでした。

 今回の西日本ツアーの最後に、素晴らしい愛染明王様に出会うことができたのは幸運でした。本当にありがとうございました。

| | コメント (0)

2023.04.21

池田綾子 『数え歌』

 

 の日は西日本ツアー3日目で、滋賀県の長浜にてセミナーを開催しました。

 またまたいろいろ面白い出会いがあったのですが、出席者のお一人が懇親会でこの歌を歌ってくれました。

 NHKみんなのうたで15年ほど前に放送されていたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

 カノン進行の耳優しい和音に乗せて、各国の数字が1~7まで歌われていきます。

 順番としては日本語、英語、中国語、ドイツ語、トルコ語、スワヒリ語、日本語(ひふみ)。

 ちなみに日本語の「いち・に・さん・し・ご・ろく・なな」は一般的な数字の読み方ですが、すべて音読みするなら「なな」は本来「しち」と言うべきですよ。もちろん「いち」や「し」と聞き間違いやすいので「なな」と発音するわけです。

 結果として、最後の「ひふみよいつむな」の「な」とかぶるということになるわけですね。言うまでもなく「よん」も元は「よ」ですので訓読みです。

 このあたりは日本人は意識しませんが、外国人が日本の数字を習う時、やや混乱するとのことです。たしかに「ひとり」「ふたり」「さんにん」「よにん」…となるとワケわかりませんよね、きっと。

 ついでに言うと、「いっぽん(いっぴき)」「にほん(にひき)」「さんぼん(さんびき)」と来ると、外国の日本語学習者は当然「よんぼん(よんびき)」となると予測するのですが、なぜか「よんほん(よんひき)」になったりして、ますます複雑なことになります。

 まあ、それはどうでもいいことで、たしかに数え歌は古来各地方にたくさんあり、大切な文化となっていますね。

 数を数える文化と言えば、文字も暦も持たない、いわば縄文人のような生活をいまだにしているムラブリの人たちは、酒を飲むと数を数え出すそうです。そして、なぜか10まで行きつかないで間違う。これは深い文化ですねえ。

 

| | コメント (0)

2023.04.20

『安倍晋三 回顧録』 橋本五郎・尾山宏・北村滋 (中央公論新社)

Th_41jvppffel 西日本ツアー、この日は博多から下関を経由して奈良へ。

 奈良では、霊的としか言いようのないご縁で結ばれた友人たちと、マニアックでディープな懇親会(飲み会)を開催しました。

 メンバーを結んだのは、聖徳太子なのか、出口王仁三郎なのか、はたまた静岡の谷津山なのか…。

 霊的なご縁と言えば、移動の途中、大和西大寺駅にて安倍晋三元総理の御霊に祈りを捧げました。あの事件から9ヶ月以上が経ち、現場はすっかり様変わりしていました。

 ちょうど開発工事中の場だったということにも何か意味があったのかもしれません。

 安倍さんの知られざる功績と苦悩を知るにふさわしい、驚きの内容と量をもったこの回顧録。2月から何度か読み返しました。本当によくここまで語ったなと。まるで遺言のごとく…。

 コロナとの戦い、国内の左翼残党との戦い、世界の猛獣たちとの戦い、そしてご自身の病気との戦い…本当に表面的にはわからない苦労と決断の日々だったことでしょう。

 不思議なご縁で比較的身近に総理夫妻を感じることができた私でさえ、いろいろと勝手な勘違いをしていたのだと反省させられました。

 ごく個人的な裏話になりますが、この本で特に印象に残ったのは、周囲の反対と危惧を乗り越えて、第二次政権に向けて総裁選に出馬することを決意するくだりです。

 私のことを思ってくれる人の多くが、出馬には慎重でした。(中略)私の母も妻も兄も、まだ早いという考え方でした。(中略)

 やる気になったきっかけは菅さんの言葉です。12年の終戦記念日の前後に自宅に来て、「ぜひ出るべきだ」と言うのです。(中略)菅さんが私の家に来たのは、あの時だけですね。

 まさにこの決断の時を私たち夫婦はリアルタイムに体感させていただいています。

 2012年の8月8日に、私は都内某所で安倍夫妻に会い、ひょんなことから11日に夫妻が我が家を訪問するという約束を取りつけました。

 しかし、10日に当時の韓国の大統領李明博が竹島に上陸するという事件があり、11日は昭恵さんのみが我が家にいらっしゃいました。

 実はこの日、官邸での会議が終わり自宅で留守番をしている晋三さんのところに菅さんが訪問したのです。

 そう、ご自宅と我が家で、実は歴史を変えるとんでもないことが起きていたのです。そういう意味では李明博に感謝です(その時は恨んでいましたが)。

 12日にはご夫妻は山口県で合流。我が家からのお土産を晋三さんも受け取りました。

 そして、たしか終戦記念日だったと思いますが、昭恵さんから「主人が総裁選に出ると言って困っている…」という内容の電話をいただきました。そこからの展開は皆さんがよくご存知のとおりです。

 未来に原因があって現在(その時)に結果が出ている…そう考えざるを得ない事実です。その時にはその原因(霊的意図)はわかりません。数年して、数十年して、数百年してようやく答え合わせができるのです。

 一方で晋三さんが亡くなってしまったことに焦点を当てれば、あの日、私と夫妻が出会わなければとも思えますし、李明博が竹島に上陸しなければと考えることもできます。

 しかし、ある意味残酷にも歴史はあのように動いてしまった。

 つまり、私たち人間の思い、考えを超えた意志が働いているということでしょう。安倍晋三元総理の歴史的評価、未来的価値は、きっともっと後の時代にならないとわからないのかもしれません。

 晋三さん、心からそのご苦労をねぎらい、また御霊の安らかならんことをお祈り申し上げます。ありがとうございました。お疲れさまでした。

Amazon 安倍晋三 回顧録

| | コメント (0)

2023.04.19

「日本統一」シリーズ

Th_unknown_20230424122101 西日本ツアー、この日は博多でセミナーでした。

 主催者の方も含め、参加者全員はじめましての方々でしたが、夜遅くまで大いに盛り上がりました。本当に有り難いご縁を頂戴し幸せです。

 どこのセミナーでもそうですが、はじめましての皆さんも不思議と昔からの知り合いのような気がするのです。すわなち、きっと懐かしい未来を思い出しているのでしょうね。

 さて、新幹線で移動中観たのが「日本統一」。ご存知、任侠ものVシネマの名作シリーズです。

 かつて一部をテレビで観たのですが、どういうきっかけだったか、最近1から順番に鑑賞しはじめ、今半分くらいまで来たところです。

 というか、日本統一あるあるなのですが、観始めると止まらなくなるんですよね(笑)。次が気になってしかたない。それほど面白いわけです。

 外伝や劇場版まで入れると60以上の作品がありますから、とりつかれると大変です。実は私が取り憑かれているのに影響され、家族の女衆もハマり始めています。ヤバいぞ、山口家。

 私は元々任侠ものが好きで、なにしろ映画「任侠ヘルパー」には出演さえしております。任侠ものが好きというか、ヤクザという日本独特の文化に興味があって、いろいろ勉強してきたわけです。

 影響も相当受けています。かつての仕事(学校)でも大変役立ちました。そして、今の仕事、こうして全国を回っていると、まさに「日本統一」のために奔走しているような気になるから面白い(笑)。

 私も氷室蓮司のように熱く、しかし冷静に、未来を読んで難しい対立構造を調整していく仕事がしたい!荒魂と和魂のバランスの取れた生き方をしたい!

 ちょうど今月から地上波にも進出です。関東編。地上波で任侠ものは難しい。しかし彼らならきっとそれを逆手に取った面白い作品に仕上げてくれることでしょう。実際、なるほど!という展開と演出ですし。

 それにしても、この日本からホンモノの任侠、ヤクザが消えて久しい。つまり、フィクションの親子、兄弟の関係さえなくなり、いよいよ日本という家族は崩壊してしまったということでしょう。

 いや、それを私は復活させるために…いや、「グローバル・ファミリズム」を世界に浸透されるために、まずは「日本統一」を目指して全国を行脚いたします!

 日本統一 公式

| | コメント (0)

2023.04.18

ミツバツツジとフジザクラ(2023)

 西日本ツアーに出かけておりまして、すっかり更新が遅くなってしまいました。

 また、ぼちぼち追いつくように書いていきます。

 この日はツアー(出張)の初日、静岡に移動しましたが、その前にミツバツツジとフジザクラと富士山を撮影いたしました。

 毎年、この季節が一番美しい風景に包まれる富士北麓…この季節と書きましたが、今年はとにかく早かった。

 このブログを検索してみると、たとえば同じような写真をアップしているのは、2011年だと5月6日なのです。それに比べると今年は20日ほど早いわけです。温暖化でしょうか。

 毎度書いているように、王仁三郎によればミツバツツジは瑞霊の象徴、そしてフジザクラ(マメザクラ)は木花姫と関係があります。いずれも富士山の神霊の象徴と言ってよい。

 ちなみに、亀岡の大本天恩郷で発見された新種「コノハナザクラ」は、王仁三郎の長女である三代教主直日による命名です。先日参拝した皆神神社に、五代教主紅さんの手によって植樹されていました。

Img_2139

Img_2137

Img_2136

Img_2133

| | コメント (0)

2023.04.17

百歳の富士 奥村土牛

 

 日の足すことと引くことの難しさの話から、奥村土牛の富士を思い出しました。

 音楽にも美術にも文学にも通じますが、リアリズムというのはなんなのか考える時、やはりまず私は「脳内リアル」にアプローチしたい。

 西洋的なリアリズムではなく、日本的なリアリズムと言っても良いでしょう。

 もともと日本人は言語はもちろん、音も色も輪郭も、そして自らの五感さえも信用していないので、はなから西洋的な意味でのリアルな描写は捨て去っています。

 信用していないから、なるべくそれに頼りたくない。不立文字、以心伝心。文章より歌が勝り、歌も17文字の句にまで削られる。

 余白を埋めようなどとは思わないし、あるはずもない輪郭線を引いて(極端な四捨五入をして)、世界を単純化する。

 そういう意味では、奥村土牛も晩年、体力が衰え、知力も技術も衰えたが、しかしそうした日本人表現者としての気力はみなぎっていた。

 現地に行って五感を超えたところで対象と一体化し、その記憶をもとに絵筆をふるう。これぞ表現者として最高の境地でしょう。

 先ほど「気力はみなぎっていた」と書きましたが、この番組の後半でもわかるとおり、実際は気力がわかない日々もありました。そして、そんな時、土牛を励ましたのは、師匠横山大観の言葉「天霊地気」であるとのこと。

 同じく富士と向き合い続けた天才、横山大観のこの言葉は実に重いですね。大観は土牛にこう語ったそうです。

「君、絵というものは、山水を描いても、花鳥を描いても、宇宙が描けなかったら、芸術とは言えないよ。鳥を描くなら鳥の声も聞こえなくてはならぬ。それが宇宙の生気というものではないか」

 ここまで来ると、足すとか引くとかいう人間的按配もどうでもよくなりますよね。王仁三郎が「芸術は宗教の母」と言った意味もよくわかるというものです。

| | コメント (0)

2023.04.16

バッハの無伴奏に通奏低音を加える

 の日は…ええと、はとバスで東京から山梨に帰ってきたんだ(笑)。はとバス初めて乗りました。そしてはとバスで家に帰る人は初めてかも(笑)。

 まあそれはいいとして、山梨で素晴らしいミュージシャンの方と共演させていただきました。それまでその方とは仲良くお話はしていたのですが、あそこまで才能あふれる音楽家だとは存じ上げず、大変失礼しておりました。スミマセン。

 いやあプロでもあそこまで即興でできませんよ。ご本人は謙遜しておりますが、まさにプロの中のプロでした。能ある鷹は爪を隠す。能ない私はない爪を見せびらかす。なんとも恥ずかしいことです(苦笑)。

 今日はある歌謡曲の伴奏をしてもらったのですが、彼のその音の付け加え方を聴きながら、なぜかこの演奏を思い出したのです。

 音を足すセンスというのは難しい(もちろん引き算はもっと難しい)。足すということでいうと、この発想とアイデアはなかなか興味深い。

 バッハの無伴奏ヴァイオリン曲に伴奏をつけるというのは、たとえばシューマンやメンデルスゾーンらが実際やっていますが、ここでのアプローチはちょっと目的が違いますよね。

 正直、自分が妄想していたのとは和声や構造が違うところが何か所かありましたが、それはそれで面白い発見でもありましたし、自分だったらどういう低音をつけるだろうかと考える機会となりました。

 バッハ自身だったら、何を加えたでしょうか。それともやはり加えないのでしょうか。空白が示す無限の可能性という意味では、本当に禅的な曲ですよね。特にシャコンヌは。

 

| | コメント (0)

2023.04.15

告知 5月28日 横浜 『テレマン 食卓の音楽 第1集 全曲演奏会』

 の日は前日と打って変わってテレマンのターフェルムジークを練習いたしました。

 来月末のコンサートに向けての練習です。

 テレマンのターフェルムジーク全曲演奏会もいよいよ今回の第1集で完走です!

 私はオールシルク弦のバロック・ヴァイオリンを弾きます。絹にゆかりの深い横浜でどんな音を奏でられるか、私自身楽しみです。

 よろしかったらお出かけくださいませ。興味のある方はこちらにメールでご連絡ください。



Fly1141_20230418102701

Fly1142

| | コメント (0)

2023.04.14

宇崎竜童 コンサート「風のオマージュ 2023」

Th_img_2115 崎竜童さんのコンサートを素晴らしい席で鑑賞、堪能することができました。

 私の母もファン、私も姉もファン、そして今回は次女も参戦して感激するという、親子3代にわたる素晴らしいご縁であります。ちなみに義兄は竜童さんとはバイク仲間だったりして…。

 いやあ、本当にカッコよかった。カッコよすぎた。しびれました。

 男が惚れる男。そしてロックの、ブルースの魅力。

 奥様の阿木燿子さんプロデュースがまた良かった!当たり前ですが、旦那さんのカッコよさを一番よく知っているからこその演出が素晴らしい。

 そして、バンドの皆さんの演奏がまたカッコよかった。みんな若いのに、本当に「渋み」を見事に表現していて、それでいてイキもよく、本当に完璧なバックでしたね。

 前半の故人を偲ぶ、いや故人を蘇らせるがごときオマージュには、本当にジーンとさせられました。

 音楽は永遠ですね。時間も空間も次元も超えてしまう。竜童さん自身、歌い終えるたびに虚空に向かって敬礼していましたが、本当にみんなあそこに集結していましたよ。昭和の男たちが。

 そんな場所にいられたことに心から感謝。

 デビュー50周年、喜寿を迎えるとは思えないバイタリティー、若さ、自由さ。あんなふうに年取りたいなあ。

 本当に不思議なもので、姉と次女は翌日、このスーパー天才夫婦に直接会って話をしたとのこと。いったいどうなってるんだ!?

 10月のデビュー50周年コンサートに向けて、私も天才夫婦に負けないよう新しいことに挑戦していきたいと思います。本当に元気をもらいました。ありがとうございました。

| | コメント (0)

2023.04.13

バッハ カンタータ『われらが神は堅き砦』 BWV 80

 

 本龍一さんもどこかでこのカンタータについて語っていたと記憶していますが、私もこのカンタータは若い頃から好きでした。

 特に第1曲の壮大なコラール・フーガは「カッコいい」。燃えます。

 しかし改めて歌詞を読んでみますと、つまりそれは神と悪魔の「戦争」の話でして、だからこそ「カッコいい」「燃える!」と思ってしまうのだということがわかりますね。

 激しい戦いの表現として音数が増え、特に通奏低音が休みなく動き続けるところが「カッコいい」のです。もちろんフーガの「競い合う」感じもそれを助長します。

 つまり、非常にキリスト教の悪い部分が強調された、ある意味ロック的な攻撃性を持った曲なのです。

 この佐藤さん指揮の演奏は、そのあたりの表現がうまいと感じました。特に第5曲のテンポの速さは、まさに悪魔の侵攻を思わせる激しさを醸しており、それに抗して動じないコラール(神への信仰)が強調されることになっています。

 激しさと言えば、バッハの長男フリーデマンは、父親のこの名曲にさらに攻撃性を加えて編曲しました。トランペットとティンパニを入れて、さらに軍楽風にしたのです。これがまた「カッコいい」のです!冒頭だけ聴いてみましょう。

 

 

 神への信仰自体を、こうして人間界の戦争になぞらえることは、言うまでもなく世界中の宗教に見られることです。日本仏教や新興宗教における法難の物語も大概そうですね。

 宗教と戦争の関係は複雑ですね。戦争のない平和を求めて生まれた宗教が、やがてレトリックとして戦争の外見をまとうようになる。そして、宗教を理由に戦争が起きるという皮肉なパラドックスを生む。

 やはり、出口王仁三郎が言う「宗教がなくなる世がみろくの世」が唯一の真実なのかもしれませんね。

 昨日紹介した曲集からもわかるとおり、坂本龍一さんはバッハを尊敬しながらも、そうしたキリスト教の罠から離れた「音数の少ない、間の多い」音楽を作り続けました。

 それは現代の、いや未来の正しい「コラール(衆賛歌)」なのかもしれません。

| | コメント (0)

2023.04.12

名盤ドキュメント YMO『ソリッド・ステイト・サヴァイヴァー(1979)』

 

 ろいろ説明する必要もありませんね。

 このアルバムに初めて針を落とした瞬間…私にとっても忘れられない体験でした。

 正直言うと「わからない」でした。しかし、「わからない」は非常に刺激的でもあったのです。

 当時、私は15歳。ビートルズから70年代のロックを一通り聴き終え、ELOのファンクラブに入り、毎週ビルボードのチャートをノートに記録し、クラフトワークなんかも友人の影響で聴き始め、またヴァイオリンを弾き始め、バロック音楽にも興味を持ち始めた頃。

 日本中、いや世界中の人たちがビックリしたように、私もYMOをどう評価すればいいのかわからなかった。つまり、今まで聴いたことがない音楽、その系譜すら想像すらできなかったのです。

 今、たとえばそういう音楽に出会うことはありません。大概、その系譜は見当がつきますし、音楽的構造もだいたいリアルタイムで概観できる。

 そんなある種の知恵がついた今でも、こうして分析的に解説されて初めて知ること、あるいは知ってもわからないことがある。こういう音楽は後にも先にもなかなかない。それでいてキャッチーなんですから。

 先日、この番組にも登場している川添象郎さんと中沢新一さんにお会いする機会があり、仲小路彰について貴重な証言を得ることができました。

 皆語るのは「天才中の天才」。言葉では説明できない。ああいう人はいない。

 間接的に、いや直接的にもその超天才の影響を受けているYMO。特に仲小路の「未来学原論」の影響は大きい。今、その再版に向けて着々と準備を進めているところです。とりあえず全文のテキスト化(打ち込み作業)は終わりました。

 あの本が「21世紀の地球との対話」であったように、YMOの音楽は21世紀人である我々に向けたメッセージなのでしょう。本当にありがたいことです。

| | コメント (0)

2023.04.11

坂本龍一ピアノ作品集 (イェローン・ファン・フェーン)

 

 めて坂本龍一さんの作品を聴いています。

 先日お会いした川添象郎さんもおっしゃっていたとおり、坂本さんはある意味地味な音楽家です。

 運や縁に恵まれて世界的に有名になったのですが、最後までご自身のスタンスは崩さず、「らしい」作品を作り続けました。

 バッハやドビュッシーの影響を受けたと語りますが、それ以上に感じるのは、やはり日本人、アジア人としてのアイデンティティーですよね。

 西洋音楽と東洋音楽の融合と言うのはやや乱暴な気がします。

 融合ではなく、もともと一つであったモノを再構築したのかもしれません。ですから、作品たちには変な意図やテクニカルなものを感じません。

 もちろん、ミニマムな音世界ということもあるでしょう。それが本人の言うように自らの演奏技術不足に発するとしても、それもまた自然なことであり、ある意味では「禅的」必然とも言えましょう。

 坂本さんは芸大で学んだわけですが、そこで出会った小泉文夫さんの影響を忘れてはなりません。

 音楽を含む西洋美学を学び慣れていた小泉さんは、ある日突然自分のホーム・ミュージックである「地歌」に出会って衝撃を受けます。その後の民族音楽界での活躍は言うまでもありません。

 私も小泉さんの著作に刺激を受け、大学時代は西洋音楽とともに琴、三味線を学びました。その延長線上に「東西古楽の祭典」である都留音楽祭が生まれ育ちました。

Th_7cf2ee82cb6237857608bbc38af4e40c1560x 坂本さんは、坂本さん独自のやり方で東西の融合ならぬ、一本の根っこの発掘、再発見を続けました。

 このピアノ曲集を聴きますと、その方法が見えてきますね。

 バッハに極まった(とあえて言いたい)西洋近代和声音楽を、どう乗り越えるかはその後のヨーロッパ作曲家の大きなテーマでした。

 それは面白いことに、また皮肉なことに西洋近代和声からの脱却という、ある意味先祖返りの道を辿っていくのです。

 フランス近代の作曲家たちは、ジャポニスムの影響も受けながら、遠く極東の響きを夢想しましたし、その後アメリカで生まれるジャズは、源流たる極西とも言えるアフリカへの回帰を(西洋楽器で)目論みました。

 では、日本人はどうしたか。逆に西洋音楽を積極的に摂取しつつ、それを自らのオリジナル音楽で包み込み独自の進化を促していきます。

 昭和歌謡はその一つの極点であり、その線上にあるニューミュージック、フュージョン、そしてYMOを生んだのは川添象郎さんらです。

 これはあまり指摘されませんが、西洋和声の上にペンタトニックのメロディーを乗せる効果というのがありまして、それは経過音や残響および脳内記憶による瞬間的和声の複雑化の視点から見ると、純粋な西洋ポピュラー音楽に比べて「歯抜け」になるのです。

 歯抜けというと否定的なイメージですね。引き算による「間」といった方がいいかもしれません。

 私からすると、坂本さんはその「間」を極めることによって、自らのルーツであるとともに地球のルーツである響きと間にアプローチしたのではないかと思われます。

 そういう意味では、彼の音楽は太古の音楽であり、また未来の音楽でもあります。これから彼の音楽は、世界中でますます高く評価されていくことでしょう。

 Rest In Peace…きっと雲上でヤマハC7をにこやかに弾いていることでしょう。

| | コメント (0)

2023.04.10

カムチャツカ半島シベルチ山が噴火

Img_2105  昨日、東日本の電磁波異常が観測されました。3.11の前ほどではないにしても中程度の異常でしたので、ツイッターで注意喚起しました。

 その後東日本で目立った地震は起きていなかったのですが、今日の22時過ぎにカムチャツカ半島のシベルチ山が大規模噴火したとの第一報が入ってきました。

 電磁波異常とどの程度の関連があるかわかりませんが、環太平洋火山帯の比較的近いところでの活動は日本と無関係でないことはたしかです。

 カムチャツカ半島の火山群は非常に活発に活動を続けています。昨年の5月28日にも、ベズイミアニ火山が今回のシベルチと同じ程度の大規模噴火を起こしました。

 地図で見ると、両山は100km強しか離れていませんので、間違いなく連動していますね。地学的時間で言うと、1年なんていうのはほとんど同時ですから。同地域の火山活動が非常に活発であるということですね。

 同様に、そういうスケールで見ますと、日本での東北地方太平洋沖地震(3.11)とカムチャツカ火山群の活動も関係があると言っていいと思います。

 何度も書いていますが、今から1200年ほど前にはこんなことがありました。

 

864年 貞観の富士山噴火

869年 貞観の三陸沖地震(津波)

887年 仁和の東海・東南海・南海連動型地震

888年 八ヶ岳水蒸気爆発?&山体崩壊

915年 十和田大噴火(日本史上最大規模)

(917年 白頭山巨大噴火)

 

 実感として分かりにくいので、無理やり現代に当てはめるとこういう感じです。

 

2006年 富士山噴火(実際にはありませんでした)

2011年 東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)

2029年 南海トラフ巨大地震(東海・東南海・南海連動型地震)

2030年 八ヶ岳噴火・山体崩壊

2057年 十和田大噴火

(2059年 白頭山巨大噴火)

 

 こういうスパンで起きる地震や噴火も、歴史的に見ると連動した大きな活動期の現象と見られるわけです。

 今年は2023年ですから、まだまだそうした活動期の真っ只中ということですよね。

 私たちの日常的な時間感覚と、地球の歴史的時間感覚のギャップこそ「天災は忘れた頃にやってくる」の意味なのです。

 浅間山の活動も活発ですし、東北地方の火山も相変わらず元気です。防災意識を忘れないこと…私たちにできることはこれだけです。

| | コメント (0)

2023.04.09

青木ヶ原樹海の石塁

 日は父の一周忌で静岡と山梨を往復。

 こちらで紹介したルートを走りました。本栖から中之倉を越えて下部に降りるたびに思うのですが、この険峻な道は今でこそループトンネルまでできて大型車でも通ることができますが、昔は大変だったろうなと。

 しかし、そうした大変なルートこそが地の利となる場合もありました。甲斐国(山梨県)の戦いの歴史とは、すなわち山深い場所でのゲリラ戦の歴史と言って良い。

 武田信玄もそうした山中で騎馬を操るという特殊技術をもって天下を取る寸前まで行きました。

Th_d7738c69e3a2a99e108262ae44ec5801620x6 信玄のいわゆる西上作戦が、駿河から遠江という海岸ルートではなく、諏訪から伊那、そして青崩峠からの山岳ルートを取ったのも、そういう理由があります。

 ちなみに最近では、海岸ルートが見直されているようですが、陽動作戦のための偽文書も多い時代のことですから、そう単純には判断できないでしょう。

 というより、いわゆる西上作戦にも多数の分隊があり、様々なルートで移動していた可能性の方が高いと思います。

 今日車で走ってみて、もしかすると若彦路か中道往還で本栖まで到達し、そこから中之倉を越えて富士川沿いに出る部隊もあったのではないかと直感しました(あくまで直感です)。

Th_img_1aa76aac6654904ad9c65d91dbc8a6ab2 そうした時に、さらに思い出されたのが、本栖宿付近の青木ヶ原樹海内にある謎の石塁のことです。

 バンド仲間でもある地元の研究者が、この石塁について詳しく語ってくれています。

 富士山の麓、青木ヶ原樹海に延長2kmの“石の壁” いったい誰が何のために? いまだ解明されない謎

 なるほど面白いですね。謎すぎます。

 で、今日思ったのは、甲州征伐で武田氏が滅亡した際、残党の一部が青木ヶ原樹海に潜み、ゲリラ戦を企んだのではないかということです。

 このような発想に至ったのには、もちろん「宮下文書」における南朝残党の戦いの記録の影響がありますし、樹海近くに住む者として、そしてかつて樹海で未知の洞穴を発見した者としての、体験実感に基づく部分もあります。

 あくまで今日の直感ですので、これからそれを基にいろいろ検証してみようかと思います。後南朝勢力と武田氏の関係についても研究はほとんどなされていませんし。

| | コメント (0)

2023.04.08

『タモリ3〜戦後日本歌謡史』

Th_263994915_pic1_full 昨日お会いした川添象郎さんのプロデュース作品は無数にありますが、中でも変わり種と言えばこれでしょう。

 タモリさんの芸としては「タモリ」「タモリ2」の方が面白いのかもしれませんが、音楽好き、特に昭和歌謡好きにとっては、このパロディー作品はたまりませんし、タモリさんの音楽的才能、特に歌のうまさ(?)には感激ですよね。

 この時代になってみると、この戦後日本歌謡史の正確さには驚きさえ感じます(笑)。勉強になります。

 このアルバム、今では伝説になっていますが、あまりに元ネタの面影を残しているので、発売延期(発禁)になりました。タモリさんはそれを逆手にとって、オールナイトニッポンでかけまくるという荒業に出て、結果としてマニア受けしてそれなりに売れました。

 歌詞と旋律、コード進行の変化のさせ方が絶妙ですよね。これこそタモリさんの才能、芸の奥義、センスの良さですよね。教養もないとできない。

 演奏もわざわざ録ったのでしょうが、さすがアルファレコードで、非常にクオリティーが高い。その本気度がまた面白さを倍増させますね。

 どれも素晴らしい出来ですが、一つ選ぶとしたらどうかなあ…富士山田弘とプールサイドの「長嶋は今日もダメだった」かなあ(笑)。

 あらためて鑑賞しますと、本当にタモリさん、象郎さんの天才性を感じます。そして昭和の歌謡曲の多様性も。

 

| | コメント (0)

2023.04.07

『象の音楽〜世界に衝撃を与えた川添象郎プロデュース作品集』

Th_81msmjafa2l_ac_sl1500_ 日の続きとなります。

 川添象郎さんプロデュース作品集。これはヤバい!

 分かっていたけれど、こうして並べられるとまさに圧巻!!

 収録曲をコピペします。

(Disc-1)~Vocal Side~
01. ここにいるよ feat.青山テルマ / SoulJa
02.そばにいるね / 青山テルマ feat.SoulJa
03.いくたびの櫻 / ふくい舞
04.UNCHAINED MELODY / ミッキー・カーチス
05.おとこたち / いしだあゆみ
06.DRIP DRY EYES / 高橋幸宏
07.TORNADO / 吉田美奈子
08.あの頃のまま / ブレッド&バター
09.アメリカン・フィーリング / サーカス
10. はらいそ / 細野晴臣&イエロー・マジック・バンド
11.霧に抱かれて / 大橋純子&美乃家セントラル・ステイション
12.卒業写真 / ハイ・ファイ・セット
13.バラのルムバ / 雪村いづみ
14.ミドリ色の屋根 / ルネ
15.学生街の喫茶店 / GARO
16.機関車 / 小坂 忠
17. アクエリアス(輝く星座)/ チェット・フォーチュンとトライブ

(Disc-2)~Instrumental Side~
01. ONE THE MOVE / 深町 純
02.FIRECRACKER / YELLOW MAGIC ORCHESTRA
03.RYDEEN / YELLOW MAGIC ORCHESTRA
04.BEHIND THE MASK / YELLOW MAGIC ORCHESTRA
05.riot in Lagos / 坂本龍一
06.アランフェス協奏曲 / 大村憲司、リー・リトナー、渡辺香津美
07.朝焼け / CASIOPEA
08.スマイル・アゲイン / CASIOPEA
09.Rocks (Live) / 深町 純&ニューヨーク・オールスターズ
10.Love Play (Live) / 深町 純&ニューヨーク・オールスターズ
11. BULERIA / 川添象郎 with 三谷真言 (Bonus Track

 もう説明はいりませんね。なんでしょう、この時代を超越した感じ、ジャンルレスな感じ、そしてクオリティーの高さ。

 天才の仕事としか言いようがありませんね。これらを(正直あまり深く考えず…失礼)直観的にやり遂げてしまうのですから。

 昨日の対話の中でも「なんだかよくわからないけど…」というフレーズが頻繁に出てきましたが、まさに神様のお仕事(オーダー)をこなしている感じ。自我がない。

 奇しくも坂本龍一さんの命日の翌日に発売された(命日に届いた)このアルバム。坂本さんの「riot in Lagos」も収録されています。YMOもそうですが、この曲も「まあ勝手にやってよ」と放任していたところ、「変な曲」ができてしまったとのこと。しかし、それが歴史を変えるようなヒットになっていくわけですから面白い。

 教育もそうですが、プロデュースもプロデュースしすぎるとダメなんでしょうね。お膳立てだけして、あとはある程度放任の方がよい。

Th_img_2079 私、Amazonで特典付きを注文したのですが、ついてきたのは「メガジャケ」。これ、どういうふうに使うのかな…などと思っておりましたが、なるほどこうしてサインをもらえばよかったんだ!!

 ちなみに象郎さん自身、このメガジャケを初めて見たらしく、「なにこれ?」と羨ましがってました(笑)。

 そして、象郎さん、まだまだヒットを作る気満々ですよ〜。少しでもお手伝いができれば思います。いや、もう昨日お手伝いできたかな?

 耀わんでお水飲んで飛んでましたから!!

Amazon 象の音楽

| | コメント (0)

2023.04.06

『象の記憶〜日本のポップ音楽で世界に衝撃を与えたプロデューサー』 川添象郎 (DU BOOKS)

Th_b0b7rpxfrm01_sclzzzzzzz_sx500_ 「もお元気な(腕白な?)象郎さんにもお会いしないとなあ」…3年前に何気なく書いた夢が今日叶ってしまいました。

 本日、六本木のキャンティにて川添象郎さんとお会いし、お話することができました。

 まったく不思議なことばかり起きます。ありがたいですし、なんだか分かりませんが重い責任も感じます。

 今回の謁見は少し前から決まっていたのですが、まさか寸前に坂本龍一さんが亡くなるとは。

 自然YMOの話題も多くなり、そのあまりの面白さに笑い疲れてしまいました。こういう追悼のしかたもありでしょう。

 私は、仲小路彰邸の探索で見つかった、象郎さん自身に関する資料、YMOに関する資料、そしてお母様の原千恵子さんに関する資料、お父様の川添浩史さんに関する資料などお持ちしました。それらに関しても大変興味を持ってくださりました。

 なんというか、その衰えぬバイタリティー、好奇心(質問力がすごい!)、本当に圧倒されつつもそのエネルギーを浴びて心地よかった。

 まあ、本当にいろいろなお話をうかがうことができたわけですが、個人的には、こちらで紹介した「ヘアー」の寺山修司による初稿をボツにしたのは仲小路彰ではなく、川添象郎さん自身であったという衝撃の告白にぶっ飛んでしまいました(笑)。

 そうしたぶっ飛んだエピソード満載なのが、昨年出ましたこの自伝です。3回通読しましたが、毎回ワクワクします。本当にすごい。天才の生き様はこういうものなのでしょう。

Th_img_2063 YMOに関するエピソード一つとっても、私たちとは次元が違いますね。

 今日も思わず申し上げてしまいましたが、まさに「犬も歩けば棒にあたる」人生です。いや、「天才も歩けば大ヒットにあたる」とでも言いましょうか、「神も歩けば良縁にあたる」と言いましょうか。

 ミュージック・ペンクラブ音楽賞「著作出版物賞」を受賞されたということですが、それはそうでしょう。めちゃくちゃ重い世界的な事件(世界的な重鎮との出会い)を実に軽みあふれる文章で語ってくれていますからね。

 まさに今日のお話は講談のごとくリズミカルに私たちの心を踊らせてくれました。

 このご縁を作ってくださったYANAGIMANさんに心から感謝です。今日の夢のような時間から、さらに大きなプロジェクトが動き出しそうです。楽しみでしかありません。

 ちなみに、この「象の記憶」、基本的には「団塊パンチ」の連載をベースにしておりますが、仲小路彰に関する部分はさすがに本書ではかなり小規模になっておりました。

 その部分はぜひ3年前のこちらの記事からお読みください。

 川添象郎 『昭和の天才・仲小路彰との出会い』

Amazon 象の記憶

| | コメント (0)

2023.04.05

お客様は神様であるべきです

20230405-142811  日、秋田の能代方面に行きました。能代と言えば、このバス会社の広告が話題になっていますね。

 秋田のような比較的穏やかな県でも、こんな広告を出さねばならないのかと思うと、なんとも複雑な気持ちになりました。

 この広告には「お客様は神様ではありません」とはっきり書いてあります。お客様と社員は対等であるべきだと。

 勘違い甚だしい狂ったクレーマーに対して、このような強い口調で言い返す企業や学校はあまりないので、今回この会社は高く評価されました。

 つまり、ほとんどの皆さんがこの広告の内容に賛同したということです。

 学校で長いこと怪物退治…いやいや怪獣懐柔をやってきた経験から、私も共感いたしました。

 しかし、今日はちょっと違った視点から、「お客様は神様であるべき」ということを記したいと思います。

 「お客様は神様です」と言った三波春夫さんの真意が、「歌う時に私は、あたかも神前で祈るときのように、雑念を払って澄み切った心にならなければ完璧な藝をお見せすることはできないと思っております。ですから、お客様を神様とみて、歌を唄うのです。また、演者にとってお客様を歓ばせるということは絶対条件です。だからお客様は絶対者、神様なのです」であることを知っている人は多いと思います。

 プロとしての仕事に対する姿勢は、たしかにこうあるべきで、この意味では私も三波さんの言葉に完全同意します。

 では、プロの仕事師ではなく、もう一方、神様であるお客様の立場で考えるとどうでしょう。

 そう、「神様」が執拗にいやがらせをしたり、理不尽な要求をするかどうかということを考えてもらいたいのです。

 ほとんどの場合(悪徳業者の詐欺的行為でないかぎり)、私たちお客は自分ではできない仕事を代行してもらっているのであり、そこには常に感謝の気持ちがあるべきです。

 もちろんサービスを提供する側に落ち度があることもあるでしょう。しかし、たとえばバスのような日常的、公共的にお世話になっているサービスに対して、ある特殊な状況だけを取り上げて怒り狂うのは、神様ではなく悪魔の所業です。

 こんな問題が発生するのは、お金を払っているからというところに意識が行き過ぎているからでしょう。サービスとお金の等価交換をしている、お金を出してサービスを買ってやっているという意識ですね。

 本来、代金はサービスに対する感謝の表現である、お金とは「気持ち」を公共化、標準化したものだと考えるべきです。江戸時代など、そういう意識が強かったことでしょう。

 ですから、場合によっては、カネではなくモノで、あるいは言葉や態度によって、その感謝の表現を代用することができたのです。

 ところが、近代経済学においては、マネーはもっと唯物的な存在になってしまいました。即物的、即時的な交換のアイテムとして、あるいは価値基準として、使い手である私たちよりも上位に位置するようにさえなってしまった。

 money の mon は monster の mon と同源なのですよ。カネは人を怪物、悪魔に変える力を持っています。

 気をつけたいですね。

 「お客様は神様であるべき」なのです。日本の神様のようなおおらかさと、全体を俯瞰する力を持ちたいですね。

 さあ、これからは、モンスター・カスタマーに「お客様は神様だろ!」と言われたら、「そうです。そのとおりです。お客様は神様です。神様はそんな態度取りますか?」と返しましょう(実際には火に油を注ぐことになります!…笑)。

| | コメント (0)

2023.04.04

のど自慢の伴奏が生バンドからカラオケへ…

Th_img_2039 日書いた、教授の帰幽も一つの象徴なのかもしれません。

 今日はあることがきっかけで、生の演奏と打ち込みデータ音楽の関係について、いろいろ考えさせられました。

 それほど単純な話ではないことを承知で言うなら、YMOは「生演奏」と「データ演奏」の中間を行ったバンドでした。

 もちろん時代的に絶妙な年代であることもたしかですが、当時のゲーム音楽が象徴するような、ある種シンプルかつ陳腐な音世界に対する、一つのパロディ、アンチテーゼとしてのYMOは、非常に面白い存在です。

 日本人のイメージに対するセルフ・パロディも含めて、彼らが超一流だからこそ成り立つ逆説的な世界ですよね。

 先日、たまたまついていた実家のテレビで、新生「のど自慢」を見た時には、本当に驚きました。

 のど自慢を支えていた、いやほとんどそのイメージのすべてを支配していた「生バンド」の姿がなく、伴奏はなんとカラオケだったのです。

 いよいよこんな時代になったか。

 もちろん、世の中にあふれるほとんどのポピュラー音楽には必ずデジタル的な打ち込みの音が入っており、それを否定する気も全くありませんが、しかしのど自慢までがああいうことになるというのは、のど自慢の存在価値、すなわちシロウトの歌の楽しみを奪うことにもなりかねないと危惧します。

 カミさんがのど自慢に出演した時、私はその予選から生バンドのすごさを目の当たりにし、その職人芸に本当に感動しました。そこにいた長女に至ってはのど自慢のバンドでベースを弾きたいとまで言うようになりました。

 音楽をちょっとやったことがある人なら、あのすごさ、かっこよさは分かると思います。まさに臨機応変、どんなジャンルの音楽でも初見で演奏し、調やテンポもその場でどんどん変えることができる。

 カラオケではそういうわけにはいきません。のど自慢はカラオケ大会ではありませんので、お年寄りや子どものアナログ的な「ずれ」も番組の一つの魅力であるはずです。

 ただうまい歌を披露し聴くのではなく、出演者と視聴者が、歌に表れる「人生」を共有するのが本来の番組存在趣旨でしょう。

 そういう意味では、のど自慢バンドで、まさに「あの時代」のデジタルとアナログの中間的存在としてのDX-7が複数台使われていたのは象徴的でしたね。

 どうなのでしょう。そうした味わいやズレが排除されていく時代なのでしょうか。自分が古い人間なのでしょうかね(実際古いか)。

 一方で、デジタル音楽にもAIの力が使われ、生とデジタルの区別がつかないような自動演奏も実現しつつあります。音楽の機会と可能性を広げるものと考えると、それも悪くないのでしょうし、音楽の、特に西洋音楽の性質上、他の分野以上にこれからもデジタル化が進むことが予想されます。

 そのうち、ボカロがのど自慢に出演し、その味わいで優勝するような時代が来るのかもしれません。生人間の生演奏、生歌の価値の再確認が迫られているとも言えますね。

 ちなみに、今、最も生バンド演奏をバックに歌を歌っているのはウチのカミさんでしょう(笑)。ビッグバンド、ロックバンド、アコースティック・バンド、ピアノ伴奏…本当にぜいたくな歌手人生を送っていますよ、あの人は。

| | コメント (0)

2023.04.03

追悼 坂本龍一さん

Th_ryuichi_sakamoto_side 変残念な知らせでした。

 高橋幸宏さんに続き、教授までが…。

 教授の業績については、私がここで語るまでもありません。

 私は直接お会いしたことはありませんが、間接的には大変深いご縁を感じております。

 そのご縁の一端を紹介するとともに、教授が投げた未来へのボールの、ほんの一部でもキャッチさせていただくことができるよう、あらためて精進する覚悟をするつもりです。

 音楽的には、やはりバッハでしょう。教授のバッハ論は、一般的なものとは少し違いました。そして、それが私のバッハ観に近いところがあって、勝手にシンパシーを感じていました。

 

 

 続いて出口王仁三郎。

 教授は、1984年から5年ほど、「本本堂」という個人出版社を持っていました。

 当時朝日出版社から出た「本本堂未刊行図書目録」の中には、なんと武邑光裕編/細野晴臣装幀『往復書簡 ウィリアム・バロウズ-出口王仁三郎』という項目があります。

 残念ながら実際には刊行されませんでしたが、バロウズと王仁三郎に対話させるなどということを考えるのは、世界に教授くらいしかいないでしょう(言うまでもなく、バロウズと王仁三郎は時代的なズレもありますし、実際に往復書簡を交わしたことはありませんでした)。

 これは読みたかったなあ…。

 そして、仲小路彰。

 YMOの結成と活動の背後には、川添浩史さんと象郎さんを通じて仲小路彰の影響がありますし、YMO散開後、菊池武夫さんと創り上げた、神戸ポートアイランド・ワールド記念ホールのオープニングイベント「COSMOPOLIS」は、仲小路の「未来学原論」のイメージを元にしています。

 そのあたりについて、いつかお話ができれば思っていましたが、今生では不可能になってしまいました。残念です。

 さらには仲小路彰からつながるCS60は、おそらく教授の闘病生活の一つの支えになっていたことでしょう。

 あまりにピンポイントなご縁でした。いや、まだこれからもそのご縁は生き続けます。少しでも御遺志を継ぐお手伝いができれば思っております。

 ご冥福をお祈りします。向こうでも音楽を作り続けてください。どんな音が鳴り響くのか、私も楽しみにしております。

| | コメント (0)

2023.04.02

静岡市の各種桜を堪能

Th_img_2008 日は珍しく(?)母親孝行しまして、静岡市の藁科川沿いをドライブ。

 枝垂れ桜が好きだという母のリクエストに応え、まずは有名な栃沢の枝垂れ桜を見に行きました。私も初めて。

 今年は暖かく、やや満開を過ぎていたのは残念でしたが、それでも鶯鳴く山里の自然美を堪能できました。

 京都五山の一つ東福寺の開山、静岡茶の祖とも言われる聖一国師の生家米沢家に、300年ほど前根を下ろしたと言われる枝垂れ桜。足元の茶畑の緑と桜色とのコントラストが絶妙でした。

Th_img_2013 周囲の山々の山桜も、新緑に囲まれて美しい。

 静岡市街の実家から小一時間で、これほど豊かな自然を味わえるとは思いませんでした。同じ葵区なんですがね。

 静岡市は南北に長い。森林地域が全面積の8割ですから、こういう山里の奥にはもっと深々とした山々が連なります。

 実家は静岡市にあり、最近はこちらにいることも多いのですが、案外山間部へは足を運んでいないなと気づきました。

 山梨や家内の実家のある秋田の方が山歩きしています。灯台下暗し。そんなものでしょうかね。

Th_img_2020 枝垂れ桜のすぐ近くには、同じく樹齢300年と言われる大きなかやの木があります。

 聖一国師の生家米沢家の菩提寺でもある龍珠院という小さな寺の入り口に立っています。

 梅園で有名な洞慶院の末寺ということですから、曹洞宗ということですね。東福寺は臨済宗ですが、まあ禅宗ということで良しとしましょう。東福寺ももともと真言宗だったようですし、そのへんの緩さは日本仏教のいいところでもあります。

 私はこちらの大木の方により惹かれました。なんというか、険しさというか厳しさというか、女性的な枝垂れ桜に対して、大変男性的に感じました。

Th_img_2033 帰りには、藁科中学校近くの桜並木をしばし鑑賞いたしました。

 たくさんの家族連れが満開の桜を楽しんでいました。中には真新しいランドセルを背負った小学生や、しわのない制服に身を包んだ中学生らの姿も。

 散りゆく桜とともに、人々の新しい生活が始まるのだなと思うと、なんとも感慨深いですね。

 花が散らなければ実はなりませんから。

 

| | コメント (0)

2023.04.01

甲府事件!?

Th_9 梨学院高校が春の甲子園優勝!

 ヴァンフォーレ甲府の天皇杯優勝に続き、山梨県、特に甲府市がスポーツで注目を集めました。

 本当に素晴らしいですね。小さな山国である山梨県。約30校しか高校がない中、たしかに甲子園への道は都会よりは短く比較的平坦かもしれませんが、その先、つまり甲子園で優勝するのは本当に大変なこと。

 同じ山梨県私学に関わる者として、本当に誇りに思います。特に吉田監督の今までにない試合中の柔和な表情に感激しました。ようやく高校野球界も変わりつつあるかなと。

 これはある意味「事件」です。

 甲府の事件と言えば…(無理やりですが)甲府事件。

Th_image6 1975年に甲府の名を日本中に轟かせたある事件…そう、UFO着陸、そして少年たちが宇宙人とコンタクトしたという事件です。

 先日、その甲府事件に関して興味深い新情報がもたらされました。

 現場に残された残留放射性物質の正体がリン32だと特定されたとのこと。これはUFOの動力源が原子炉であることを示唆するそうです。

 そのあたりについて、この記事にかなり詳細に語られていますので、ぜひご覧ください。

 異星人接近遭遇「甲府事件」と現場に残されたUFOの残留物質の謎/並木伸一郎

 地元民として興味深いのは、「事件」の3日前に都留市の川棚の住人が三ツ峠方向にUFOを目撃したということ。そして、甲府市上村の少年たちは真東の達沢山方向にUFOを目撃しているということです。

20230402-143951  つまり、地図にオレンジの丸で示した、御坂山系の北東部にUFOの発着基地があるのではないか…いや、まじめにそう思うのです。

 御坂山系の北東部は登山者もそれほど多くなく、しかし富士山を望むだけでなく、東京方面にも視界が開けています。宇宙人の人間観察にはちょうどいい場所ではないでしょうか(笑)。

 私たち夫婦が遭遇したUFOももしかするとそのあたりから飛んで来たのかもしれません。甲府事件においても、ドッジボール大の光が目撃されていますね。私たちが見たのもちょうどそのくらいの円盤でしたっけ。

 なんて、実は私こそ甲府事件で地球に降り立った宇宙人だったりして!?

 そう、今日はエイプリルフールでした(笑)。

| | コメント (0)

« 2023年3月 | トップページ | 2023年5月 »