« 『禅語を生きる』 山川宗玄 (春秋社) | トップページ | 森進一 『見上げてごらん夜の星を』 »

2023.03.02

エル・カンターレ昇天

Th_20230302oyt1i501171jpg ル・カンターレ、仏陀の再臨と自称していた大川隆法幸福の科学総裁が亡くなりました。

 新宗教研究会の一員として、幸福の科学の創立当時から教団と教祖を観察してきました。正直こんなに早く昇天するとは思っていなかったので、ちょっとした寂しさを覚えています。

 信者とアンチ、両方に知り合いが多くいます。さっそくいろいろ連絡が来ております。

 多くの宗教団体にあるように、初代のカリスマが亡くなると跡目争いが発生するとともに、教義の解釈などをめぐって分断、衝突が必ず起きます。そして、教勢の低下に向かうというのが常道。

 そこで生き残れるかどうかが、新興宗教から伝統宗教への移行の鍵となるのは、歴史が証明しているところです。

 正直、現在の幸福の科学の状況ですと、かなり前途多難でしょうね。総裁自身ももう少し時間があると思っていたことでしょう。

 まずは教団の方々が、幸福の科学の霊統をしっかり把握する必要があるでしょう。そこには当然、出口なお、出口王仁三郎、高橋信次らがいます。世界宗教の百貨店的なあり方は、聖徳太子にまで遡るかもしれません。

 また、昭和の新興宗教教祖たちに大きな影響を与えた、仲小路彰の思想哲学にも注目すべきでしょう。

 今、総裁はどのような気持ちでいるのか、それこそ「霊言」を降ろして聞いてみたいものだと思ったところ、(元)ご長男宏洋さんがさっそくやってくださいました(笑)。

 いや、これ、かなりリアルですよ。

 

|

« 『禅語を生きる』 山川宗玄 (春秋社) | トップページ | 森進一 『見上げてごらん夜の星を』 »

ニュース」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 『禅語を生きる』 山川宗玄 (春秋社) | トップページ | 森進一 『見上げてごらん夜の星を』 »