« ハチ食品 『カレー専門店のビーフカレー 辛口』 | トップページ | ダルビッシュに学ぶ「温故知新」 »

2023.03.16

「温故知新」再び

Th_1324 日はまたまた山川宗玄老師と一献傾ける機会を得ました。なんと贅沢なことでしょう。

 3時間近く問答を繰り返しながら、本当にありがたい稀有なお話をうかがうことができました。感謝しかありません。

 そこではこの言葉は出てきませんでしたが、帰宅してふと浮かんだのは「温故知新」。

 以前も温故知新について書きましたっけ。

 温故知新とは

 老師にお会いする前、能を勉強している次女ともいろいろ話したんですよ。

 「世阿弥だったら、今どうするか」と。

 そう、ひたすら古い伝統を守り続けているだけではいけない。いつかも書きましたでしょうか、世阿弥の「守破離」を用いて語るならば、守る対象は過去、破る主体は現在、離れた結果が未来なのです。

 私にとっての温故は、過去の偉大な人物たちが、未来にどのようなボールを投げているかを知ることであり、知新とはそのボールをキャッチすることにほかなりません。

 「出口王仁三郎だったら、今どうするか」「仲小路彰だったら、今どうするか」。それらを知るには彼らの生き様と一体化するしか方法はありません。それは一般的な勉強や研究とは違うと思います。

 世阿弥ももちろん、あの時代としてはあまりに現代的、未来的であったわけで、彼があの時代の環境の中で何を残したかというよりも、この時代だったら何をするか、あるいは未来だったら何をするかを知ることが重要です。

 次女にも言いました。最後は世阿弥に直接聞くしかないねと。

 同じく、お釈迦様や慧玄さんに直接聞くしかない。それを可能にするのが、稽古や修行ですね。

 文字情報に囚われないようにしなければなりません。そこが私の後半生のテーマです。

|

« ハチ食品 『カレー専門店のビーフカレー 辛口』 | トップページ | ダルビッシュに学ぶ「温故知新」 »

心と体」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

教育」カテゴリの記事

文学・言語」カテゴリの記事

歴史・宗教」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« ハチ食品 『カレー専門店のビーフカレー 辛口』 | トップページ | ダルビッシュに学ぶ「温故知新」 »