T-Square 『Welcome To The Rose Garden』
昨日の続き。日本文化と西洋音楽のお話です。
日本文化が外来のものを受け入れつつ、それを熟成、進化させることは、いろいろな分野で言われることですよね。
だいたいが両極端に走ります。つまり過度に増やすか減らすか。そしてそこには一定のポピュラリティが必ず担保されている。
そういう意味で、たとえばジャニーズやアニソンの、ある種バロック的とも言える過剰さというものの原点というか、意外なルーツになっているのが、日本のフュージョンにあるのではないかと、昨日も書きました。
その最たる例が、このT Squareの「Welcome To The Rose Garden」あたりではないでしょうか。
もちろん、昨日紹介した「イキスギコード(ブラックアダーコード)」も使われていますし、一昨日の次男バッハのところに書いた、日本人大好き「ドシラソ…」という下降音階ベースや「胸キュン進行」が1曲目から炸裂しておりますね(笑)。
結果として、それは「光GENJI」的でもあり、アニソン的でもあり、ホームセンターやスーパーのBGMそのものでもあります(笑)。つまり日本的風景を構成しているのが、この手の音楽世界なのであります。
このアルバム、特にすごいなあと思うのですよ。イキスギとヤリスギの狂宴というか(笑)。ここまで突っ走れば快感です。ドライブ中に聞けば、どこまでも行けます!
そんなややバブリーなオシャレなドライブ感、非日常感によって日常的な購買意欲をかき立てるのが、ホームセンターやスーパーだというわけで、それを逆説的に揶揄したのが、このロバートのコントでしょう(笑)。もう最高です。
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