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2023.02.24

「や〜だ」はどこから来るのか

Th_ebqcdkuvuaaxidc うでもいいことが気になったので書いておきます。

 昨日、東京からの帰り、中央道のパーキングのフードコートで夕飯を食べました。

 すぐ近くに家族連れがいました。2歳くらいの可愛い男の子が、なんのきっかけかグズりはじめ、お母さんやお父さんが何を言ってもやっても「や〜だ」「や〜だ」しか言いません。

 けっこう大きな声で泣き叫んでいたのですが、小さな子どもにはよくあることですから特に気にならなかったどころか、困り果てているご両親に同情の念を禁じえませんでした。

 で、ふと思ったのですよ。この「や〜だ(頭高アクセント)」って、幼児にとってはほとんど共通語になっていますが、いったいどこでどうやって覚えるのでしょうか。

 一般的に幼児は親の真似をして言語を習得していきます。では、大人は「や〜だ」と言いますでしょうか。言いませんよね(笑)。

 それならテレビとかネット動画から学ぶのかというと、それらの中でもほとんど「や〜だ」は見聞きしません。

 不思議ではないですか?

 たまたま一緒にいた家内や家内のママ友にも聞いてみたのですが、「そう言われるとたしかに…」と首をかしげていました。

 一つ考えられるのは、どこかで、たとえばこのフードコートのようなところで、別の幼児が「や〜だ」と叫んでいるのを見聞きして、そして「これをいつか使ってやろう(親を困らせてやろう)」と思い記憶しておく…なんてことあるのかな(笑)。

 冒頭の画像は「アンパンマン」に出てくるキャラ「ヤーダ姫」です。この影響かとも思ったのですが、この可愛いキャラは映画版にした出てこないし、「ヤッダー」とは言うけれど「や〜だ」とは言いませんよね。

 えっ?ヤーダ姫って二人(2種類)いるんだ!別キャラなのか!知らなかった。

 もちろん、アンパンマン以外のアニメ作品に、子どもが駄々をこねるシーンというのはあると思いますが、基本それはダメなものとして表現されていると思いますし、親もそこにいれば「ダメだね」とか「はずかしいね」とか「○○ちゃんはこんなことしないもんね」とか言いそうですよね。

 しかし、結果、幼児の共通語(標準語)となっている事実からすると、これは最初の反抗期アイテムなのかもしれませんね。

 いったいいつ頃(どの時代)から幼児はこの言葉を使い始めたのか、という歴史的研究もしてみたい気がしますし、何歳くらいで使わなくなるのかという発達史的なことも考察してみたい。ちなみに高校生(女子)は使いますよ(笑)。

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