マイケル・ジャクソン 『今夜はドント・ストップ』
Don't Stop 'Til You Get Enough Michael Jackson
音楽ネタ続きます。あえて「今夜はドント・ストップ」と言いましょう。
中学3年生の時でした。この曲を初めて聴いた時の衝撃は忘れられません。まずシングルで買って、のちにアルバム「オフ・ザ・ウォール」を買いました。なけなしの小遣いで。
昨日までは「イキスギ」や「ヤリスギ」を紹介しましたが、これは対照的とも言えましょう。
なにしろ、この曲、(シンプルに言うと)コードが二つしかないんですよ!AとBだけ!
マイケル自身の作曲ですが、このある意味稚拙な曲を、ここまでの名曲に仕上げたのは、間違いなくクインシー・ジョーンズのセンスです。
アレンジがすごいじゃないですか。カッティング・ギター、ベース、ストリングス、ブラス…。
もちろん、マイケルの驚異のボーカル力、リズム感もありますよ。しかし、やはり作品全体としての時代を超えたパーフェクト感は、そのアレンジの妙にあります。
中3の私も、無意識的にそこに新しさ、普遍性を感じたのだと思います。
意識しなければ、コードが二つしかないなんて気づきませんよ。そのくらい豊かな音楽世界が広がっている。これは本当にすごい。日本人のセンスでは考えられません。
どちらがいいとかそういうことではなく、本当に様々な時代や地方やジャンルによって、多様な優れた作品が生み出され続ける、「音楽」という世界に感動しますし、昨日書いたように、もしかすると、私たちは「音楽」によって進化させられているのではとさえ思えるのでした。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- 『RRR』再び!(2023.03.14)
- ハジ→ 『来年の夏。』(2023.03.13)
- SunKissed Lola 『Pasilyo』(2023.03.12)
- 中西圭三 『Choo Choo TRAIN』(2023.03.09)
- ○八代亜紀 vs ひろゆき&成田悠輔×(2023.03.05)
「心と体」カテゴリの記事
- 劇的サヨナラ!WBC準決勝(2023.03.21)
- ダルビッシュに学ぶ「温故知新」(2023.03.17)
- 「温故知新」再び(2023.03.16)
- 高橋信次先生講演 『心の原点』(1976年)(2023.03.06)
- ○八代亜紀 vs ひろゆき&成田悠輔×(2023.03.05)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 劇的サヨナラ!WBC準決勝(2023.03.21)
- 上野公園にて花見(2023.03.20)
- 「温故知新」再び(2023.03.16)
- 『RRR』再び!(2023.03.14)
- 中西圭三 『Choo Choo TRAIN』(2023.03.09)
コメント