ロングコートダディ 『マラソン世界大会』
お正月ということで静岡の実家で親族とまったり。
テレビでは延々と箱根駅伝往路が流れております。駅伝という日本独特の文化については、いつか書いたと思いましたが見つかりません。
これは高校野球と同様にスポーツではありません。勝利者とともにその裏側にある敗者の悲劇に涙するのが日本人。
それは先の大戦へのノスタルジーとも言えます。また、集団のために自らを鼓舞する個人という、いわゆる日本式社会システムの象徴でもあります。
ですから、昭和が過去になった令和の今、高校野球と箱根駅伝は、夏と冬の風物詩として、つまり昭和的家族の一時的復権である盆と正月におけるノスタルジックな風習として旧態を(なんとか)維持しているのです。
レコ大や紅白がほとんど死に体になっていることを考えると、スポーツという形を借りた物語空間がこうして生き残っているのは興味深い事実です。
さて、そんな難しい話はいいとして、駅伝を眺めながら思い出したのが、昨年末のM-1グランプリのネタ。ロングコートダディの決勝1st Roundの「マラソンネタ」です(笑)。
これを見てから駅伝を見直すと、ナレーションの物語が実に対照的で面白く聞こえます。スポーツの中継を超えた「物語り」ですよね。素晴らしい文化だと思います。
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