湯木慧 『心解く』
カミさんのふるさと秋田にちなんだ曲です。
秋田を舞台とした映画「光を追いかけて」の主題歌。映画については後日書きます。なんとも懐かしいいい映画でした。
湯木慧(ゆきあきら)さん、中学時代からニコ動やツイキャスで活躍しはじめた歌手として、またフィールドをまたいだアーティストとして、「今」を感じさせる活躍をしておりますが、そうそう、先月ご結婚されたことを発表しましたね。
なんでも、初めてつきあった方との結婚だとか。ある意味今風ではないかも。
彼女の歌は、それこそ今風なボーカロイドの影響さえ感じる独特の節回しと純粋な声が特徴かと思います。地声とファルセットの入れ替わりの妙は、ある意味機械的ですが、ある意味ではまた民謡的でもあります。
この曲でもその効果は絶大であり、あまり今風ではない秋田の田園風景と不思議にマッチしています。
そう、最近、一周回って古いモノが妙に新しく感じられることが多いんですよね。これっておそらく、私が日本文化の循環、常若、らせん構造のサイクルを体感(心感)する年齢になりつつあるということなのでしょう。やはり60年ということですか。
歌詞を聞けばおわかりのとおり、「心解く」は「こころほどく」と読めそうですが、実は「こころとく」なのでした。
これも面白いですね。「こころとく」いう和語は古いもので、日本書紀や源氏物語にもその用例を見つけることができます。今風に言えば、こんな意味です。
「わだかまりが解けて、気持ちがやわらぐ。うち解ける。気を許す」
映画を観れば、なるほどです。古くて新しい言葉の使い方でしょう。天才。
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