追悼 ジェフ・ベック
京都ツアーから帰ってきました。たまったプログ記事を埋めていきます。
この日はなんと言っても、この悲しいニュース。
ジェフ・ベックが亡くなったとのこと。三大ロックギタリストの一人とされることが多いベック。
しかし、私の中でのベックは、あまりロックな感じではありません。
それはやはりかの名盤「ブロウ・バイ・ブロウ」のイメージが強すぎたからでしょう。このアルバムが発表された時は、まだ私は音楽に出会っていなかった。このアルバムを初めて聴いたのは大学生の時でした。友人のススメでした。
クロスオーバー。まさにそういう印象でした。フュージョンではなくクロスオーバー。
ロックとジャズとかそういうことではないのです。フィンガー・ピッキングだからでしょうか、私にはなぜか当時ハマり始めていた「古楽」の匂いが感じられたのです。
今あらためて聴くと、またちょっと違った印象なのですが、いずれにせよ、彼独特の「声(音色)」と「歌心(節回し)」は、ジャンルというつまらぬ壁をいとも簡単に超えています。何かと何かを混ぜようとしているのではありません。
この日は追悼の気持ちをこめて、移動の最中、このアルバムをリピートいたしました。それにしても、この邦題「ギター殺人者の凱旋」、すごいですよね(笑)。
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