J-WALK「何も言えなくて・・・夏」
今日は東京でセミナー。懇親会まで含めると10時間ずっとしゃべりっぱなしでした(笑)。
いやあ、楽しかった。素晴らしい「場」と「人」に恵まれる幸せ。本当に感謝です。
私の講演やセミナーは基本無宣伝、非公開ですので、内容はナイショです(笑)。ご縁がありましたら、お会いしましょう。
さて、懇親会が終わってご用意いただいたホテルにチェックインしました。テレビをつけてチャンネルを回していたら、この曲が流れてきました。
おお、なんとも懐かしい。90年代の私は、70年代・80年代の歌謡曲および洋楽ロックを卒業して、完全にジャズとバロックに行ってしまっていました。よって、いわゆるJ-POPの走りの時代には疎いのですが、まあテレビやラジオや街で流れていたものはもちろんよく覚えています。
で、大人になり、家内や娘たちの影響もあって、90年代の邦楽もあらためて聴くようになりました。あの頃は正直バカにしていたのですが、それはあくまでもこちら側の「若気の至り」であって、それなりに後世に歌い継がれる名曲もたくさんありますね。
そういう意味では、この歳になって、新鮮な気持ちで(あるいは分析的に)当時の名曲を「初体験」できるのは、ちょっと得したような気さえします。
で、この曲ですが、当時は単純な「1645(Ⅰ–Ⅵm-Ⅳ–Ⅴ)進行」の曲だなあと思っていたら、今日聞いたら違ってた!
酔っ払っててもそれがわかるようになったのは、まさに「老気の至り」、素晴らしいことです(笑)。
そう、一部代替コードを混ぜてあるんですよね。全体としての統一感がありながら、微妙にスパイスが加わっていて、それが伸びやかなメロディーを彩っているのでした。それがこの曲の「飽きそうで飽きない」魅力なのでしょう。
さあ、どこにそういう「小変化」を加えているか、じっくり聞いてみてください。
ちみなに典型的な「1645進行」と言えば、洋楽では「Stand By Me」、邦楽では「悪女」ですね。どちらも時代を超えた名曲。逆に言うと、あまりにクリシェなコード進行ですので、メロディーが魅力的でないと陳腐になってしまうということです。
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