立山雄山神社にて
旅の続き。この日は富山にしてセミナー。めちゃくちゃ盛り上がりましたね。楽しかった。
立山の麓ということで、セミナーが始まる前に、主催者でもある地元の友人に雄山神社中宮に連れて行ってもらいました。
皆さん、日本三大霊山ってどこかご存知ですか?
ちょっと意外かもしれませんが、富士山、白山、立山なんですよね。
そう、今回の旅は富士山から白山の麓、そして立山の麓へという霊山巡りの旅だったのですね。そして翌日は諏訪(茅野)へ。
つまり、ワタクシ的には、今回の旅の大きなデザインは、出雲の大国主命の「荒魂」の旅路を辿る旅なんですよね。
白山の白山比咩(=菊理媛)について、かつてこんな考察をしました。
今回、このトンデモ仮説が正しいのではないかと思わされたのが、雄山神社での直観の内容でした。
そう、雄山神社の祭神は伊邪那岐命と手力雄命なんですよね。まさに「男神の荒魂」であることを象徴しています。
大国主は「国譲り」の際、荒魂と和魂に分身し、荒魂は北ルート(北陸回り)で諏訪に一旦収まります。その途中、白山と立山を経由するわけですが、当然隠れ旅ですから、菊理媛(大国主の和魂)となったり、伊邪那岐になったり、建御名方になったりする。
そして、最後は諏訪信仰や養蚕に乗っかって南下し、諏訪湖からも望める富士山へとたどり着くわけです。
一方の和魂は大物主を称して、奈良の三輪山に収まり、のちに伊勢を通って南ルートを回して富士山に到着します。
そして何千年、何万年ぶりに二つの魂は再会し、大国主は復活する。「富士山」という、まさに「不二」の場にて。
だから、富士山と出雲大社は全く同じ緯度にあるのです。そういう未来的な設計の上に位置している。
このように、宇宙から俯瞰される「神話」の地政学というのは実に面白い。
旅の面白さは、その地で宇宙とつながって、ローカルからグローバル、さらにはコスミカルに物語を読み解くことですね。
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