円周率を曲にしたら美しすぎた!?数学と音楽の世界 (ナゾトキラボ)
この試みは面白い。もともと数学と西洋音楽は同じ土壌で発達したものです。究極的には天文学ですからね。
そういう意味で、今までも数式の音楽化というのはいろいろな人たちによって試みられてきました。
しかし、この試みでは10進法を12進法に変換するというアイデアと、それに伴う12音階旋律に上手に和声づけすることによって、なかなか素晴らしい音楽に仕上げています。
まず半音の並びを音楽的に配置する、そのセンスが優れていると感じました。作者は音楽的な知識と経験が豊富なのでしょう。
このような試みの逆、即ち既成曲を数値化するというのも面白いでしょう。たとえばバッハのあの宇宙的構造感を持った楽曲は、数学的に美しく表現されそうな予感がしますよね。
数学者が求める「美しさ」と、作曲家が求める「美しさ」とは、きっと高次元ではつながっている、あるいは同一のものなのではないでしょうか。
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