カプスペルガー 『リュート作品集』
バロック期には知られざる天才作曲家がたくさんいます。このイタリアの作曲家カプスペルガーもその一人。
1580年生まれですから、初期バロックということになりましょうが、めちゃくちゃ21世紀的な音楽を作る人です。
21世紀の流行は「循環」です。20世紀に複雑に進化しすぎたのか、先祖返りしたような音楽がたくさん流れていますよね。
このカプスペルガーの音楽は「循環」の可能性を追究しています。それもかなりマニアックな感じ。
このまま現代風に打ち込んでテキトーにヴォーカルとか入れれば売れるんじゃないかな(笑)。
一方で、冒頭のトッカータ・アルペジアータのように、当時としては本当に革新的なコード進行のチャレンジをしています。
私はこの曲集をいつも睡眠導入に使っています。心地よいですよ〜。
| 固定リンク
「音楽」カテゴリの記事
- しばたはつみ・伊東ゆかり・マリーン・スペクトラム 『ストリート・プレイヤー』(2023.01.26)
- 高中正義&野呂一生 (Crossover Japan '05)(2023.01.24)
- 『永遠のジャンゴ』 エチエンヌ・コマール監督作品(2023.01.23)
- 村下孝蔵 『初恋』(2023.01.20)
- ウィム・ウィンターズ(クラヴィコード)によるバッハ解説(2023.01.19)
コメント