サムハラ神社 奥の院(と後南朝)
この日は、岡山県津山市にあるサムハラ神社の奥の院を参拝しました。初めてです。ようやく実現。
サムハラ神社は謎の多い神社です。その創建や祭神も正直よくわかりません。
正直、スピリチュアル系ブームといった側面も否定できませんが、たしかに現地の山全体が神がかった感じはありました。
少し冷めた視点で考察しますと、国語史的には「サムハラ」は「シャンバラ(Shambhala)」だと思われます。仏教(特に密教)における理想郷。
いわば「みろくの世」であり、そこから出口王仁三郎にも植芝盛平にもつながり、負の側面としてはオウム真理教の日本シャンバラ化計画にもつながってくるのでしょう。
弾除けとしても信仰されたあの謎の漢字(のような4文字)は、最初と3番目が同じ文字ということから、もともとは「サムハラ」ではなく、別の読み方をしていたと思われます。
どこかでシャンバラ信仰と習合したのでしょうね。
あと、ワタクシ的には信州浪合の「寒原峠」が気になります。浪合と言えば南朝、後南朝。彼らは密教の力を利用しました。そこでシャンバラとつながるのです。
そして、津山や美作には後南朝伝承が色濃く残っているのでした。実は日詰山で感じたのはそれなのです。これからいろいろ調べてみようと思います。
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