石の教会(軽井沢)
軽井沢へ。アメリカ西海岸と東海岸で長らく活躍したお二人の偉人に迎えられ、そこに仲間も加わっての至福の交流の時間。
すべての人たちがここ最近数ヶ月出会っただけ、私とオーナーさんは一度会っただけ、ほとんどご挨拶しかしなかったのに、なぜか一瞬で「両思い」という奇跡。そして、今日初めてどれだけすごい人生を送ってきた方か知るという次第。
最近こういう出会いが当たり前になってきました。時間と空間と縁とが、新しい有機性をもって動き始めている感覚があります。
オーガニック。
今日の対話のテーマの一つはそれでした。もともと生命、有機体とは不思議な存在なのです。
さて、軽井沢、オーガニックと言えば、「石の教会」でしょう。ケンドリック・ケロッグが内村鑑三を記念してデザインしたオーガニック建築です。
最近、キリスト教関係者との対話も多く、また特に「日本人とキリスト教」をテーマにすることが多い。そうなると、当然内村の名前が出てきましすよね。
彼の到達した「神の創った自然こそが祈りの場」という無教会思想を具現化したのが、この「石の教会」です。
大自然(神)と、自然の一部でありながら反自然的傾向を持つ(すなわち「罪」を持つ)人間を有機的につなぐのが、本来の「教会」であるべきだと、私も思います。
また、それは裏返せば、古代の日本人の信仰に、「建物」すらいらなかったという事実に気づかねばならないということです。
私たち自身がオーガニックな存在であることを力説したのは釈迦でした。
今日の対話の話題でもあった、仲小路彰や出口王仁三郎が求めた「新しい信仰」の形もそこにあったのかもしれません。
すべてのオーガニックな関係性に感謝。
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