バッハ モテット「おおイエス キリスト、わが命の光」(BWV118)
今日はハロウィーンの日ですが、一昨日、韓国で悲しい事故がありました。楽しいはずのハロウィーンが一瞬にして悲劇に。
もともとケルトの習慣であり、日本のお盆のごとく死者の霊との交流を主体とした行事です。もちろんキリスト教とは関係がないのですが、戦後キリスト教徒のアメリカ兵によって、日本や韓国に伝えられたのは皮肉と言えば皮肉です。
特にキリスト教色の強い韓国ではどのように捉えられているのか興味のあるところでしたが、今回の事故によってハロウィーンに対する批判が起こる可能性もあると感じます。
一方、日本的な「なんでもあり」宗教観に対し、正統なキリスト教は異教、異端を激しく拒否するところがあり、そのあたりにキリスト教が根付かなかった理由があるのかもしれません。
とはいえ、これからは宗教こそなくしていかねばなりません。王仁三郎が「宗教がない世がみろくの世」と言ったのは、このような意味を含めてのことでしょう。
というわけで、今日は韓国の悲劇の犠牲者に、キリスト教の音楽をもって追悼の意を表したいと思います。
バッハのモテット「おおイエス キリスト、わが命の光」です。
旧全集ではカンタータに数えられていましたが、特殊な葬儀の機会に作られたモテットであることが判明しました。
バッハはのちに一般的なオケに書き直しているのですが、おそらく野外での演奏を想定したであろうこの金管楽器版の美しさは格別です。
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