グランドファイナルコンサート~原信夫とシャープス&フラッツ
今夜は原信夫さんに格別に可愛がられた音楽家の方と日本酒で乾杯。世界レベルのジャズ・ミュージシャンたちや日本最高のバンドの興味深いエピソードをお聞きすることができ、私も興奮気味でした。楽しかった〜。
このグランドファイルコンサートに至る、様々な事情や人間模様も、さすがなかなか深いものがありました。
そして、なんといっても美空ひばりさんのエピソードはすごい!の一言。噂には聞いていましたが、超天才歌姫が、いかに世界レベルのミュージシャンたちを緊張させたか、いやあ私だったらビビりすぎて逃げ出しますよ。
そんな裏話を聞いてから、このコンサートを再び鑑賞しますと、本当に原さんが日本のジャズ界、いや音楽界に果たした役割がいかに大きかったかがわかるというものです。
それにしても、ゲストのソリストの皆さんの豪華なこと。豪華すぎますし、それぞれの個性が見事にバンドになじんでいますね。これぞこのバンドの偉大さそのものでしょう。原さん、ひばりさんに鍛えられたのですね。
それにしても、ひばりさんのコンサートで楽譜を忘れて、みんながアドリブでなんとか乗り切った話はすごかったなあ。そして、その時ひばりさんは…プロのすごさを痛感いたしました。
ウチの学校のジャズバンド部ともご縁のあった原信夫さん。解散寸前の2008年、当時の高校生に語った言葉を引用してみたいと思います。
『…今のアメリカっていうのはジャズがないんですよ。どういうことかというと、つまり頭でっかちになって…よく鳴ってます、バンドは。編曲もものすごく素晴らしいです。もう、びっくりするぐらいのいい演奏をします。何が欠けてるかというと、ジャズの精神がないんですね…ジャズ界とクラシック界と違うことは、アンサンブルがいいだけではないんです。精神が違うんですよね。ですから、このままいくと、クラシック界もジャズ界もおんなじになっちゃいます。クラシック界の人たちがジャズが好きだからやろうって言ったら、これはアンサンブルは最高ですよね。それとおんなじになっちゃいます。ジャズバンドは何が違うか。精神が違うんです。ですから、演奏の仕方にしても、譜面にないことがたくさんあるんです…譜面に書いてないところのジャズをやっていただきたいんです。それはどういうことかというと、今日はたくさんのお客様が来ています。まず胸に響く音楽なんです。ジャズはそういうものなんです。わあ、すごいなあ、テクがすごいなあ、いい音してるなあ、ではジャズではないんです…』
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