石川セリが歌う武満徹
楽団の先輩から石川セリのアルバム「MI・YO・TA」をお借りしました。
これが素晴らしいのなんのって。武満徹の大衆歌の魅力が爆発しております。
武満が生前、自分の歌をセリに歌ってほしいと語っていたということ、また、病床にあって彼女のアルバムを枕元に置いていたというのもよくわかります。
お別れの際、黛敏郎が記憶していたメロディを繰り返し歌った、それに谷川俊太郎が詩をつけたのが、この「MI・YO・TA」。
いいですねえ。武満さんも、生前ボツになったこのメロディが没後こんな魅力的な作品になったことを、あちら側で喜んでいることでしょう。
石川セリさんが歌う武満のポップ・ソング、ほかにもたくさんいいものがあります。
あらためて聴きますと、本当に武満の天才性、また作詞陣の天才性、そして井上陽水が彼女を伴侶とした理由がよくわかりますよね。
すごいなあ…。
ところで武満徹、師の黛敏郎を通じて、当然仲小路彰の話を聞いていたことでしょう。未来学原論も読んでいたのではないでしょうか。
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