鎌鼬の里 芸術祭 2022
感動と感慨で何度も涙してしまいました。
3年ぶりのリアル開催となった「鎌鼬の里芸術祭」。
舞踏の持つ国際性、普遍性とは何なのか、それがはっきりこの地でわかりました。
土方巽と細江英公がこの日本の辺境の地で生み出し世界に発信、まさにローカルがそのままグローバルになることを証明した名作写真集「かまいたち」を記念して作られた鎌鼬美術館。
私もほんの少しですが、この美術館の創立に関わらせていただきました(こちら参照)。
また、美術館の入口に掲げられている写真にあるように、「安倍の里」でもあるこの地に安倍昭恵さんをお招きすることもできました。
そこを舞台に始まった芸術祭。世界から舞踏のルーツを求めて人々が集まります。今年も多くの外国人の姿が。
そこでは、土方の洗礼を受けた現代の舞踏家たちのパフォーマンスが繰り広げられ、しかし、その横では「全然わからん」と笑う地元のおばちゃんたちがカレーを作って振る舞う。
なるほど、舞踏の魅力、本質はここにあるのか。
日常が非日常と隣あい、重なり、微が巨になり、真が虚になる。モノがコトになり、コトがモノになる。そこに言語はいらない。あるべきは自然、生活。
全然わからんことの優秀さ。正直さ。自然さ。
アートがわかりやすい方向に進み、つまり商業化していく中で、ここには表現欲求の源泉がありました。
細かい内容については、パンフレットをご覧ください。本当に充実した内容です。地元のスタッフの皆さん、そして東京の関係者の皆さんの尽力に心より敬意を表します。
今回はちょうど秋田を訪問していた折でしたが、残念ながら1日目しか鑑賞できませんでした。来年はもっとじっくり表現の本質に迫ってみたいと思っています。
追伸 そうそう、今回格別に感動したのは、このパンフで土方にさらわれている赤ちゃんご自身にお会いすることができ、一緒に写真を撮らせていただいたことです。世界一有名な赤ちゃんの一人は、地元で自然とともに静かに暮らしていらっしゃいました。
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