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2022.09.27

かたりあひて 尽くしゝ人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ

 日は安倍元総理の国葬儀が執り行われました。

 私と家内は仕事のため弔問できませんでしたが、長女が献花させていただきました。

 私たち家族は、政治的なことを抜きにして安倍家と直接のおつきあいがありましたから、故人のそのお人柄もよくわかっております。

 昨日もどうしてもお伝えしてければならないことがあったので、昭恵夫人にご連絡させていただきましたが、国葬前日にもかかわらずすぐにお返事をいただきました。

 今日の菅さんの友人代表の弔事に、はからずも会場から拍手が起きたのは、安倍さんのお人柄を最もよく知る人による純粋な言葉だったからでしょう。

 それにしても、山縣有朋の歌の引用は感動的でした。

 かたりあひて 尽くしゝ人は 先立ちぬ 今より後の世をいかにせむ

 ちなみに冒頭の「かたりあひて」は、字余りですがしっかり母音が入っていますので、古来の習慣に従い「かたらいて」と読むのが良いでしょう。

 この歌に関しても、隣国からは文句をつけられそうですが、そんな低次元なことは気にせずに引用した菅さんにも敬意を表したいと思います。

 いろいろな立場や意見があることは当然ですが、古来日本では敵将・敵兵に対しても敬意を払ってその亡骸を葬り、場合によってはそこを祠をたてお祭りしたことを忘れてはなりません。

 あらためて安倍晋三さんのご冥福をお祈り申し上げます。

 

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