エマーソン・レイク&パーマー 『フーガ』
フーガシリーズが続いております。
流れから言うと、ここでベートーヴェンの「大フーガ」あたりを紹介するのが常套かとも思いますが、私的な好みからあれはNG(笑)。
その後も多くの作曲家がフーガの「技法」に挑戦しておりますが、正直元祖「フーガの技法」を超える作品はないと思います。
そんな中、こういうアプローチは別の意味で興味深いですし、厳格になりがちなフーガさんの自己矛盾を解消した作品としても価値が高いと思います。
なんか最近、あらためてEL&P、特にキース・エマーソンの偉大さを痛感するんですよねえ。
結構中学時代の自分も大きな影響を受けているなと。ショスタコーヴィチ的、すなわち案外バロック的ですしね。
というわけで、今日はEL&Pの1972年の名作「トリロジー」からフーガを聴いてみましょう。
このアルバムは全体を聴いてなんぼの作品ですが、こうして切り取って「フーガ」の「技法」として聴くと、また違った価値を感じることができますね。
せっかくですので、「トリロジー」も全部聴いてみてください。時代を超えていますよね。こういうのが売れる時代でもありました。
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