メイウェザーが予想通り朝倉未来に圧勝しました。
興行としては面白い企画とはいえ、私はやはり危険を伴うマッチアップはやめた方がいいと感じました。プロレスのようにある意味ルールやシナリオがはっきりしていればいいのですが。
そもそも異種格闘技戦だし、まさにエキシビジョンであって、勝敗よりもそこに至る過程や試合内容で語るべきものですが、まさかのハプニングが話題をかっさらってしまいましたね。
奥野卓志による花束投げ捨て事件(日本の恥事件)。
ちょうど秋田に向かうロング・ドライブ中にこの討論を聴いていましたので、ああやっちゃったかと思いましたよ。
奥野卓志さんの立場や思想、そして性格については、この討論でかなり明らかになったと思います。
これは結果として、水島総先輩ならではのレフェリングによる名異種格闘技戦になったともいえますね。
つまり「日本派」だけを呼んだつもりが、奥野さんだけは反日とは言いませんが、それほど日本愛が強くなかったと。
ネット陰謀論にどっぷり浸かった反米主義者であるということでしょうか。その裏返しとして、彼は中韓には甘い。
また夢想的に「愛」を語るにあっては、もうほとんどリベラルに近い。
こうしてリングに上げてみてわかるわけです。
今回もそう。純粋な日本人であったら「非礼には非礼を」なんていう行動はとりません。ましてや公の場、多くが楽しもうとしているエンターテインメントの場では。
結果、たしかに炎上商法としては成功し、彼の独演会の動画などを見て、「この世の真実」に気づく人もいるかもしれません。きっと彼は自分を殺して真実を伝えようとしたと言うでしょう。
しかしそれではジハードのテロリストと同じになってしまいます。そこに愛はあるんか?
百歩譲って、それが世の中のための止むに止まれぬ行為だとしても、やはり人の傷つけ、不快にしてはいけません。「戦いはダメ」というなら、その種となる心を大量に生み出すようなことはすべきでない。
一方、彼と朝倉未来が仲良しということから考えると、全てやらせであって、メイウェザーを怒らせる演出だったという疑いも生じますし、逆にメイウェザーの株を上げるための演出だったとも思えてきます。
花束贈呈の権利を買ったと言われていますが、まあそういうわけではないでしょうね。金持ちのボンボンですからね、結局「愛より金」なのでしょうか。
RIZINも、もうこれはエンターテインメント・プロ格闘技ですよと言ってしまった方がいいのでは。プロレスでは、花束を投げつけるなんて当たり前の演出でしたからね(笑)。
ただ、彼の語る陰謀論の一部は私も真実だと思っていますし、高次の「愛」については、仲小路彰もよく語っていることです。ぜひ彼には「未来学原論」を読んでもらいたい。良き政治家に変身するかもしれません。
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