ウイルス療法
コロナやサル痘のニュースが流れたあとの、NHKクローズアップ現代は「ウイルスの力を医療に」でした。
ガンをはじめとする難病治療に「家畜化した(飼いならした)ウイルス」が大活躍しており、驚くよりも感動を覚えました。
そう、何度も書いてきましたが、私たち人類の進化や健康にはずっとウイルスが活躍してきたんですよね。
私たちの遺伝子(DNA)の7割がウイルス由来だとも言われておりますし、こうしてウイルスを改良して病気と戦う武器にするというのも、人類の歴史においては必然でした。
同様に、新型コロナウイルスも、長期的に見れば私たちにメリットを与える存在であるかもしれませんし、それに対抗する新型ワクチンでさえ、私たちを進化させるきっかけとなるかもしれません。
どうしても近視眼的感情論が先立ってしまうため、ウイルスというと悪者・敵というイメージになってしまいます。本来正義の味方であるはずのワクチンでさえ悪者・敵にされてしまう。
そうそう、先日ある集会で「ワクチンを打った人」と聞かれて、ハ〜イと元気よく手を挙げたところ、100人中私と友人の二人だけという、恐るべき光景が現れました。
おそらくその場の空気から挙手できなかった人が数十人いるのではと推測しますが、これはまずい傾向ですね。分断を生んでいる。今日のホリエモンのニュースもそうですが、どちらの立場の人たちもあまりに強く「予断」しすぎている。
ちなみにその場で「ワクチン打ってどうですか」と聞かれた私は「パワーアップしました!」と即答して笑いを誘い、その場の凍りついた空気を和ませましたよ(笑)。
外からの侵入者に対する恐怖感、忌避感というのは、これは本能にインストールされている機能なので仕方ない。しかし一方で、私たちは「和」や「汝の敵を愛す」精神を、やはり本能的に持っているはずです。
これはそれこそ他人に押し付けるつもりはないのですが、私は新型コロナウイルスにせよ、新型ワクチンにせよ、基本的に受け入れる、もっと言えば友だちになるつもりでいます。
話を戻しましょう。ウイルス医療、本当に素晴らしいと思いますし、おそらく宇宙からやってきたであろうそれらの元になるウイルスたちは、まさに無償の愛に満ちた救世主なのかもしれません。感謝しましょう。
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