The HU
フジロック参戦中の次女から動画が送られてきました。カッコいい!とのこと。音も見た目も。
モンゴルのロックバンド、The HU。
たしかにカッコいい。ヘビーだぞ。
エレキ馬頭琴がヤバい。
2020年のライヴを御覧ください。
娘も言っていましたが、日本の男たちはなんで、あんなに男らしくないのか。
ロックはこの野太さでしょう。やさ男の女々しい歌は聴きたくない!…とのこと。
全くそのとおりだと思います。
もちろん、音楽は社会を映す鏡ですから、日本が平和ボケで男が男らしくなくなっていくのは仕方ないことです。
モンゴルはいまだ男が男だということでしょうか。たしかに相撲も…。
それにしても、すごいのは、やっぱりホーミーや馬頭琴などの伝統楽器をうまく利用しているところでしょう。
ある意味ノイジーで荒削りな音世界ですから、ロックに親和性が高いのは当然です。ボーカルにアナログ・ディストーションがかかってているということですからね(笑)。
では、日本人が三味線や琴を使ってロックをやるのと同じかというと、やっぱりなんか違いますよね。スピリットが違う。
The HUは自らの言語と文化を本気で一番カッコいいと思っているのでしょう。日本人はカッコ悪いと思ってますからね、伝統文化を。
結果、今の日本は、平安時代の貴族文化や、江戸時代の町民文化みたいな感じ。より繊細で内向的でマニアックな方向に進んでしまい、結局西洋音楽の重箱の隅をつつくような音楽ばかりになってしまった。
もちろん、それがガラパゴス的な独特な世界を生んでいるのも事実です。しかし、ではそれが世界で通用するかというと、マーケティング戦略がどうとかいう次元ではなく、実際難しいのではないでしょうか。
ちょっとThe HU、注目ですね。久々に新鮮なカッコよさを感じます。私も生で聴いてみたい。
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