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2022.07.31

次世代の発電方法「核融合」のポテンシャルに迫る (NewsPicks)

 

 日、今日と素晴らしい方々と未来へ向けての研修をいたしました。

 21世紀は太陽の時代であると喝破したのは仲小路彰です。太陽は「女性」と「核融合」を象徴します。

 合宿の中でも「核融合」の話が出てまいりました。日本はこの分野で世界に貢献しなければなりません。

 友人の研究者に聞いたところによると、実は日本はこの分野でずっとアドバンテージを維持してきたそうです。

 しかし、ここにきて、この動画にもありますように、Googleやマイクロソフト、さらに中国の資産家が投資を始めたとのことで、国からの研究費が削減されてしまっている日本は、大きなピンチを迎えているようです。

 そこでクラウドファンディングが登場してきたわけですが、いかんせん庶民の力を結集してもなかなか彼ら世界の支配者層には敵いません。

 石油利権の時代は終わり、次は核融合利権の時代が来ると予想される今、少なくとも核心の革新的技術については海外流出しないようにしたいものです。

 いつも書いているごとく、日本では様々な情報操作が常態化しており、この核開発分野についても、原爆、原発事故の情報が誤って流布され、国民に「核アレルギー」が広まってしまっています。

 これは無垢な「戦争反対」と同じくらいに、感情的、表層的なものです。そして、その結果私たちは、仲小路彰の言う「高次深層心理戦」の敗者になってしまっているということでしょう。

 私たちは日本人ならではの感情的善意を利用されて、自らの国力を自らの手で低下させてしまっているのです。相手からすれば、まさに戦わずして勝つ最も基本的な戦争手段がうまく機能しているということです。残念ですね。

 しかし、いつまでも(戦後80年も!)ずっとやられっぱなしではたまりません。それこそ80年前から現在まで継続している第三次世界大戦に勝利するために、私たちは立たねばなりません。

 いや、兵隊になって戦地に行くとか、そんな前時代的なことを言っているのではありませんよ。

 核融合に関していえば、現在試みられているような高温・高圧を得るための技術とは別に、核融合反応が可能となる画期的な方法が見つかる可能性があります。

 それは高次元宇宙の研究と結びつくものでしょう。なぜなら、太陽をはじめとした恒星たちは、高次元エネルギーによって燃えているのですから。 

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2022.07.30

フィンガー 『アリアと変奏 ニ長調』

 

 日のモンゴルのバンドとは正反対の音楽ですね。

 こりゃ、たしかにヨーロッパはモンゴル帝国にやられちゃうはずだ(笑)。

 この可愛らしい曲を作ったゴットフリート・フィンガーは、モラヴィアの出身。つまり、チェコの東部。それこそ1241年のモンゴル帝国の神聖ローマ帝国侵攻の最前線ですよね。

 この時はなぜかモンゴル軍は侵攻をやめて撤退してしまうのですが、モラヴィアでは自分たちがモンゴル軍を撃退したという伝説が語られました。

 それから500年近く経っているフィンガーの頃にも、モラヴィアではそのような伝説が残っていたはずです。

 そんなことを考えながら世界の音楽を聴くのも楽しいものです。

 私は今、シルク絃ガンバを練習中なのですが、これもまた、世界史の「もし」を考えると面白いですよね。モンゴルやトルコがもう少しヨーロッパに食い込んでいたら…。

 そのガンバで、この曲を弾いてみたいのですが、楽譜がどうしても見つかりません。耳コピするしかないか。録音もこのチェコのガンバ奏者、ペトル・ヴァグナーのものしかありません。彼は2019年に50歳で亡くなってしまいました。

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2022.07.29

The HU

Th_img_9409 ジロック参戦中の次女から動画が送られてきました。カッコいい!とのこと。音も見た目も。

 モンゴルのロックバンド、The HU。

 たしかにカッコいい。ヘビーだぞ。

 エレキ馬頭琴がヤバい。

 2020年のライヴを御覧ください。

 

 

 娘も言っていましたが、日本の男たちはなんで、あんなに男らしくないのか。

 ロックはこの野太さでしょう。やさ男の女々しい歌は聴きたくない!…とのこと。

 全くそのとおりだと思います。

 もちろん、音楽は社会を映す鏡ですから、日本が平和ボケで男が男らしくなくなっていくのは仕方ないことです。

 モンゴルはいまだ男が男だということでしょうか。たしかに相撲も…。

 それにしても、すごいのは、やっぱりホーミーや馬頭琴などの伝統楽器をうまく利用しているところでしょう。

 ある意味ノイジーで荒削りな音世界ですから、ロックに親和性が高いのは当然です。ボーカルにアナログ・ディストーションがかかってているということですからね(笑)。

 では、日本人が三味線や琴を使ってロックをやるのと同じかというと、やっぱりなんか違いますよね。スピリットが違う。

 The HUは自らの言語と文化を本気で一番カッコいいと思っているのでしょう。日本人はカッコ悪いと思ってますからね、伝統文化を。

 結果、今の日本は、平安時代の貴族文化や、江戸時代の町民文化みたいな感じ。より繊細で内向的でマニアックな方向に進んでしまい、結局西洋音楽の重箱の隅をつつくような音楽ばかりになってしまった。

 もちろん、それがガラパゴス的な独特な世界を生んでいるのも事実です。しかし、ではそれが世界で通用するかというと、マーケティング戦略がどうとかいう次元ではなく、実際難しいのではないでしょうか。

 ちょっとThe HU、注目ですね。久々に新鮮なカッコよさを感じます。私も生で聴いてみたい。

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2022.07.28

Origami-lite 蓮花 (カメヤマローソク)

Th_71t4cow4dql_ac_sl1200_ の初盆のために購入。

 これはシンプルですが、なかなか美しい。お盆の時だけ出してきて使うには、ある意味もったいない。

 インテリアとして間接照明的な使い方もあるでしょうし、乾電池式なので災害時の照明としても使えそうです。

 ポリプロピレンの花びらが重なっているだけの構造ですので、明るい時にまじまじとのぞき込むと興ざめしてしまうのですが、こうして明かり(LED)を灯すとその陰翳が美しく現れます。

 Origamiと称しているのは、まあイメージでしょう。蓮の花と称しているのもイメージと言えばイメージですね。

 リアルにこだわらないで、イメージに徹したところが良かったのでは。

Th_lay91_23040000 カメヤマローソクさん、地味なローソクやお線香の世界を現代的にアレンジして、とってもオシャレで楽しい製品をたくさん開発しています。

 ペットの供養用キャンドルやお線香なんか、面白すぎますよね(笑)。シローさんの1周忌のために買おうかな(もう過ぎちゃったけど)。

 LEDがリアルな炎を表現できるようになりつつあり、安全性の意味からも今後はそちらが主流になっていくでしょう。

 なんだかんだ言って、私たちはあの光のゆらぎが大好きなのですね。たしかに癒やされます。

 この蓮花はゆらぎませんが、いくつかのゆらぎモードを加えてもいいのではないでしょうか。基本的なコンセプトとデザインは秀逸ですので、AC電源と様々な光のアレンジを装備した上位機種が出てもいいかなと思いました。

カメヤマローソク公式

 

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2022.07.27

小人プロレスよ永遠に!

 

 役小人プロレスラーがたった二人になってしまい、どちらか一方が引退してしまったら、歴史の火が消えてしまうという危機的状況です。

 そんな中、クラウドファンディングでたくさんの支援を得て、新しく団体が設立され道場もできました。多様性が叫ばれる今、はたして、小人プロレスは復活するのか。

 現在頑張っておられる、ミスターブッタマン、プリティ太田両選手もレスラーとしてはかなりご高齢となってきました。とにかく、かつてのように若手が憧れるような仕事になってもらいたいですね。

 私も小人プロレスの大ファンでした。何度も生で観戦しました。故リトル・フランキー選手とは何度かお話したこともありました。

 あの頃の、すなわち小人プロレス全盛期の貴重な映像がありましたので、改めて観てみました。

 プリティアトム・リトルフランキー・ハイチキッドvs スモールブッチャー(隼大五郎)・天草海坊主・ミスターポーンですか。素晴らしい試合内容ですよね。本当によく体を鍛え、そして練習している。やっぱりいいなあ、この世界。

 笑われてるんじゃない、笑わせてるんだ!…彼らの力強い言葉を思い出しました。

 現代の(一部の)異様で過多な人権主義が、ここ十数年、本当に痛々しい逆差別を生んできました。さすがにそろそろ皆さん気づきましょう。

 偏ったヒューマニズムはある意味カルトです。

 

 

 

 義足のレスラー谷津嘉章さんが小人プロレスについて、愛と敬意たっぷりに語ってくれている動画もぜひ。

 

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2022.07.26

安倍元首相は旧統一教会の天敵!?

 

 スコミによる旧統一教会批判が止まりません。もちろん、それは批判されてしかるべき団体ですが、その批判の最終着地点が被害者に及ぶ状況はさすがに異常です。

 ここにどういう策謀が働いているかは、事件直後こちらに書きました。その策謀の主体はいまだ霧の中ですが、少なくともそれがあえて目に見えるところに押し出している「現象」については、よく目を凝らして見なければなりません。

 そんな中、今日の虎ノ門ニュースの、火曜特集における門田隆将さん発の情報は非常に重要な内容でした。

 安倍元首相が旧統一教会の「天敵」だったかは別として、有田芳生さんのことも含めて、こうした情報がしっかり発信されることは、とても大切なことです。

 統一教会のことだけでなく、後半では創価学会と中共との関係を述べてくれています。

 表のメディアでは絶対に語れない内容ですね。

 新聞、地上波を中心とするメインストリームメディアは、霧の中から巧みにコントロールされてきた歴史があります(それこそ洗脳の歴史です)。

 ネット時代になって、この虎ノ門ニュースのような保守系メディアも出現しましたが、実はこうした保守系メディアの出現とその動きも、霧の中では想定済みであり、あるいはそれを泳がせることによって利用し、国民の分断と対立を煽ることに利用しているのです。

 私も若い頃には完全に左寄りでした。父親もかなり傾いていましたし。その後、その反動でかなり右に寄った時代もあります。その逆の方のパターンを踏んだ知り合いもたくさんいますね。

 そう、そして、自己の中に矛盾を生み、分断と対立を招くことこそ、究極の策謀なのです。

 私は幸運なことに、出口王仁三郎と仲小路彰に出会いました。彼らは、その矛盾・対立を見事に高次元で昇華して見せてくれます。そういう高い視点から、理想のために現実にどう対処するかを示してくれました。

 近く、仲小路彰の新発見文献が刊行されます。ご期待ください。

 

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2022.07.25

ウイルス療法

Th_-20220726-75257 ロナやサル痘のニュースが流れたあとの、NHKクローズアップ現代は「ウイルスの力を医療に」でした。

 ガンをはじめとする難病治療に「家畜化した(飼いならした)ウイルス」が大活躍しており、驚くよりも感動を覚えました。

 そう、何度も書いてきましたが、私たち人類の進化や健康にはずっとウイルスが活躍してきたんですよね。

 私たちの遺伝子(DNA)の7割がウイルス由来だとも言われておりますし、こうしてウイルスを改良して病気と戦う武器にするというのも、人類の歴史においては必然でした。

 同様に、新型コロナウイルスも、長期的に見れば私たちにメリットを与える存在であるかもしれませんし、それに対抗する新型ワクチンでさえ、私たちを進化させるきっかけとなるかもしれません。

 どうしても近視眼的感情論が先立ってしまうため、ウイルスというと悪者・敵というイメージになってしまいます。本来正義の味方であるはずのワクチンでさえ悪者・敵にされてしまう。

 そうそう、先日ある集会で「ワクチンを打った人」と聞かれて、ハ〜イと元気よく手を挙げたところ、100人中私と友人の二人だけという、恐るべき光景が現れました。

 おそらくその場の空気から挙手できなかった人が数十人いるのではと推測しますが、これはまずい傾向ですね。分断を生んでいる。今日のホリエモンのニュースもそうですが、どちらの立場の人たちもあまりに強く「予断」しすぎている。

 ちなみにその場で「ワクチン打ってどうですか」と聞かれた私は「パワーアップしました!」と即答して笑いを誘い、その場の凍りついた空気を和ませましたよ(笑)。

 外からの侵入者に対する恐怖感、忌避感というのは、これは本能にインストールされている機能なので仕方ない。しかし一方で、私たちは「和」や「汝の敵を愛す」精神を、やはり本能的に持っているはずです。

 これはそれこそ他人に押し付けるつもりはないのですが、私は新型コロナウイルスにせよ、新型ワクチンにせよ、基本的に受け入れる、もっと言えば友だちになるつもりでいます。

 話を戻しましょう。ウイルス医療、本当に素晴らしいと思いますし、おそらく宇宙からやってきたであろうそれらの元になるウイルスたちは、まさに無償の愛に満ちた救世主なのかもしれません。感謝しましょう。

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2022.07.24

【ひろゆき&成田悠輔】坂上忍が暴露!テレビ滅ぼすのは誰だ? (日経テレ東大学)

 

 回!

 テレビというムラ社会が、どれほど、どんなふうにダメなのか、ある程度知っていたつもりでしたが、こうしてど真ん中にいらっしゃった方の話を聞くと、本当にヤバいことがわかりますね。

 そういう守旧ムラに、ある意味全く関心がなく、結果としてそれを無意識的に破壊する側に回っているひろゆき&成田ペアからは、ある種の憐れみのようなものすら感じますね。

 そんなムラでたくましくやってこられた坂上忍さん、正直すごいと思いますよ。様々な制約の中で、あれだけ視聴者(庶民)の心をつかむのですから、それこそ動物的な勘が優れているのでしょう。

 特に「半歩踏み越える」感覚というのは、だれでもたしかにわかるが、しかし、なかなかそれができない「大人」がほとんどであることも事実です。

 私も人から見れば、半歩踏み越える方かもしれませんが、案外臆病なところもあり、あるいは、人にやらせて一歩下がって見ているようなずるい部分もあるんです。

 テレビや新聞の旧い権威というのものも、そうですねえ、あと10年もすれば、すっかり地に堕ちていることでしょう。そういう中、すでに権威なんてものを捨てている(笑)テレ東は、たしかに伝統芸能的に残るかもしれません。

 いや、YouTubeやSNSなどの新しいメディアは、もっと早く葬り去られるかもしれませんよ。

 そこで私が注目しているのは、「音声メディア」です。

 実際、この対談にしても、音声だけ聞いていれば十分です。彼らの声色からその表情はしっかり想像できますよ。

 ながら聞きも、早聞きもできますし、作る側としても、過剰な編集やテロップなどの文字情報もいらない。

 今のYouTubeの半分は音声のみコンテンツになっていくでしょうね。つまりラジオ文化の復権。

 それにしても、坂上さんの「興奮欲求」体質は面白いですね。わかる気もしますが、自分はそこまでではないかも。そして、3人の共通点、ジムに行かない、お酒好き、友達いない…私も全部当てはまりますので、ぜひ飲み会に入れてください(笑)。

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2022.07.23

コスパ最高ヘッドフォン ST-90-05-H (アシダ音響)

Th_71vjuzekgl_ac_sl1500_ 楽関係者の友人から勧められて購入しました。

 うん、たしかに素晴らしい!今までもいくつかのヘッドフォンを使ってきましたが、明らかにベストな製品です。

 音に関しては、見た目からは想像できないほど低音が良い。最近の日常でのヘッドフォンの使用傾向からして、低音がある程度強調されるのは当然ですが、なのにボゴボゴ・モワモワせず、非常に解像度が高い。

 なんか久しぶりに、輪郭のはっきりした低音を聴いたような気がします。ベースライン大好きな私からすると、これは実に嬉しいことです。聞き慣れた曲が全然違って聞こえる。

 ロック、歌謡曲、バロック、フュージョン…これは楽しいぞ(笑)

 逆に高音は落ち着いていて、長時間聴いていても全く疲れません。最近の、特にイヤフォンはキンキン・シャンシャンうるさいのが多い。年寄りにはキツイです。

 ボーカル付近の中音部は、やや引っ込んだ感じを受けましたが、おそらくエージングしていくともっとバランスが良くなってくるのではないでしょうか。

 同様にピアノの音は、今のところちょっとイマイチ。繊細さは素晴らしいのですが、艶が足りない感じがします。しかし、これもおそらくこなれてくるものと思います。

 ちなみに一番すごいと思ったのは、パイプオルガンを聴いた時です。声部がくっきり分離して聞こえる。感動。

 そして、なんと言っても、このデザイン!

 私の最初のヘッドフォン体験は、父親の「ナショナル」製のそれでした。まさにこの配色。レトロかわいいですよね。

 シンプルだからこそ非常に軽い。オンイヤータイプというのも、私にとっては助かります。中程度の遮音性を求めますし、結局一番耳が疲れない(音響的にも肉体的にも)のは、このタイプなのです。

 ケーブルの質感もいい。これは丈夫そうです。長さも絶妙。

 最近、尊敬する友人の影響で、首にヘッドフォンをかけて出歩こうと思っているのですが、これは逆にオシャレかもしれませんね。

 6600円というお値段からすると、とんでもないコストパフォーマンスですよ。おススメします。Amazonだとプレミアがついて高くなっていますので、公式オンラインショップからお求めになると良いでしょう。

アシダ音響オンラインショップ

Amazon ST-90-05

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2022.07.22

橋幸夫 『股旅 '78』

 

 時だョ!全員集合を観ていたら、この曲が流れてきてビックリしました。やばい、カッコいい!

 この曲は知らなかったなあ。なんと橋幸夫137枚目のシングルだそうです。78年の時点で137枚かあ…。

 78年といえば、私が最新の洋楽に目覚めた年。ディスコブームの年でもありました。

 この曲もお聴きのとおり、ディスコ音楽を意識していますね。それを「股旅」でやってしまうところが、いやはや、日本というのはすごい。

 橋幸夫さん、ご覧のとおり、三度笠にパンタロン(笑)。見た目的にもかなりのインパクトですね〜。

 作詞は阿久悠さん、そして作曲は井上忠夫(井上大輔)さん、編曲は高田弘さん。この番組でのゲイ・スターズの演奏もカッコいいですね。

 歌詞もなかなかシュールです。リアルタイムで観ていたかもしれませんが、記憶にないということは、私、若気の至りで見た目から拒否していたのかも(トイレに行っていたとか)。

 いや、この曲は現代に蘇らせたいですね。だれかカバーしてくれないかなあ。自分でやればいいのか(笑)。

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2022.07.21

ミャクミャク様

Th_-20220722-65144 うすでに私ごときがいろいろ言うまでもないわけですが、ミャクミャク様がすごい。

 これは日本ならではの現象ですね。

 縄文起源のゆるキャラの時代は終わり、もののけ的・妖怪的な「こわカワイイ」時代が再来するのでしょうか。

 鳥海不二雄さんの分析、論評が面白い。

ミャクミャク様はいつミャクミャク様になったのか

 もののけ、妖怪のカワイイ化は、それなりに時間を要するはずなのに、現代はスピーディーでして、なんと発表から5分後には「神格化」=「カワイイ化」が行われたようです。

 いやいや、神格化=カワイイ化というのはまずいか。カワイイの前段階として「とうとい」があるんですよね。

 「とうとい」は、その外見的な要素だけでなく、キャラクター設定、すなわちそのモノの人生(?)というかモノガタリが重要な要素となります。

 さらに言うと「関係性」ですね。事実、ツイッターの「作品」たちの中には、ミャクミャク様を何らかの他者と絡ませることによって、その関係性から「とうとい」や「カワイイ」を現出させています。

Th_-20220722-65204 これは「ものまね」です。つまり「モノを招く」ということです。他者、外部たる「モノ」をモノガタリを使って自らに招き、引き寄せることによって馴化するというのは、日本人の得意技です。

 これほどまでに早く「ミャクミャク様」が登場したのは、元の「いのちの輝き」の異形さ、不気味さが際立っていたからであって、そういう意味でそれは非常に優れたデザインであり、またそれを採用した人たちの感性もまた非常に優れていたということです。

 万博という、世界の中の日本を再発見する場に、実にふさわしい神が降臨したということでしょう。かの岡本太郎も、さすがにこれには讃意を表するでしょう。というか、50年前にも同じようにして神が誕生していたことに、大人になった私は改めて感心しているところです。

 日本、まだまだ捨てたものではありませんね。ちなみに私は、ミャクミャク様の背中のラインが萌えです(笑)。

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2022.07.20

丸藤 (新潟市西蒲区津雲田)で海鮮丼をいただく

 日は山梨から新潟、そして東京へという、なかなかハードなドライブ。

 新型アルトを新潟に取りに行ってきたのです。7代目アルト・バンで山梨から新潟に移動し、9代目アルト(ハイブリッド)に乗り換えて東京へという流れです。

 新型アルトがすごいので、それはまた近く紹介します。いや、ホントすごい…初代から乗り継いでいる者としては、なんか「人類ってすごいな!」と思ってしまいましたよ。

 さて、新潟の車屋さんで落ち合った地元の友人が連れて行ってくれたのが、その車屋さんの近くにある、看板のない定食屋さん。私なんか、最後に領収書もらうまで店の名前がわかりませんでした(笑)。

 いやあ、地元の方なら知る人ぞ知るらしいのですが、たしかにめちゃくちゃ美味しかった!

Th_img_9399 私は海鮮丼を頼みました。時価4300円。高いけれど、それ相応の価値あるお味でした。

 つい最近、太平洋側の清水港にて海鮮丼を食べたのですが、ちょっと次元が違いました。そっちはそっちで美味しいと思ったんですけど、上には上がありますね。

 海鮮丼というのは、素材が全てですから、いかに新鮮かつボリューミーな素材が使われているかということです。

 個人的には酢飯の酢具合も絶妙だと感じましたし、味噌汁から梅干しに至るまで、大満足のお味でした。

 国道116号沿いにあるのですが、普通見落としちゃいますよ。ただ入り口に「営業中」と書かれてあって、何屋なのか、いや何の施設なのか全くわからない。それが逆に売りなのかもしれません。宣伝せずとも、とにかく味で勝負ということでしょう。

 また、秋田に行く途中に立ち寄ってみたいと思います。ああ、おいしかった!

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2022.07.19

ロバート・ヒル(チェンバロ)が弾くアート・テイタム

 

 日は、紅白にも出場した憧れの歌手の方が、突然遊びにいらっしゃいました。注目している若手俳優さんもご一緒で、さらにビックリ。

 もちろんある方からの紹介だったのですが、昨夜突然ご本人から電話がかかってきて、「スケジュールが空いたので遊びに行きます!」という超展開。山口家はいったいどうなっているのか…自分でもよくわかりません(笑)。

 2時間ほど濃いお話をさせていただきましたが、やはり音楽はジャンルで分けない方がいいなと思いました。それは芝居にも当てはまります。

 ついつい後付けのジャンルにとらわれてしまい、自由な表現を見失ってしまうのは、プロの世界でもよくあることですね。

 さて、そんな余韻に浸っていたところ、ロバート・ヒルさんのジャンルを超えた素晴らしい演奏が公開されていたので、ここに紹介します。

 様々な鍵盤楽器を演奏し、さらに電子音楽にまで手を伸ばし、古典作品を換骨奪胎してしまう自由人。いや、これこそ本来のアーティストのあり方なのではないでしょうか。そういう意味で尊敬しております。

 で、今回は、ジャズの大御所アート・テイタムのピアノ演奏をチェンバロにて再現してくれております。完コピかというと、決してそういうわけではなく、チェンバロの特性を活かし、また特にフランスバロックの演奏様式を意識して(たぶん)、現代風…いやいやバロック風に料理してくれています。

 いやあ、これはいいですねえ。チェンバロとジャズも案外相性がいいかも。

 もとの演奏もいちおう聴いてみましょうかね。アート・テイタムは神です。視覚をほとんど奪われていたのに、いやだからこそのこの豊かで自由な音世界。

 それこそ、楽譜という枠組み、あるいはシナリオという枠組みから、いかに自由になれるかというのも、プロの表現者の一大テーマでありましょう。

 

 

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2022.07.18

『田中秀臣・森永康平の Nippon学〜三浦春馬、「日本製」、文化と経済』 (読書人)

Th_41f1x9ae4al_sx343_bo1204203200_ 日。一昨日の記事で「三浦氏」のことを取り上げ、そこで三浦春馬さんの名前も挙げました。

 彼の死の意味は、いまだ判然としません。それはそうでしょう。

 なぜなら、彼の存在は単なる俳優としてではなく、日本人の魂のある部分を象徴しているものであり、そういう意味ではこのたびの安倍元首相の死と同様に、日本の、日本人の歴史の裏面にまで踏み込んでいかねばならない重大事象です。

 私も三浦氏の歴史や、西湖という霊的トポスを通じて、その意味を探ってきました。もちろん、まだまだその結論には遠いわけですが、同様に彼の存在を「Nippon」の中に見出そうとする方々がいることに、ある意味安心しました。

 この本には、田中秀臣さん、森永康平さんというお二人の経済の専門家が語る、高次な三浦春馬論が含まれています。

 高次なところから眺めた結果、「敷居の低い経済学」になったところが興味深い。そう、経済というのは、いわゆるミクロやマクロといった平面的な視点では把握しきれない霊的な要素が多分にあるのです。

 リフレ派もMMT論者も金融工学専門家も、そうした平面的な視点しか持ち得ないので、結局どの経済政策もハズレばかり。思い通りにならず、想定外に振り回されてきたのが、近代経済の歴史そのものです。

 高次な霊的要因は、実は「気分」として私たちの身近なところに現出しており、それだからこそアンコントローラブルであるわけです。

 「money」の語源と「monster」の語源が同じで、そして、それが日本語の「モノ(もののけ)」につながるとは、経済学者は知らないでしょう。

 三浦春馬くんは、それを知っていた。感じていた。だから、机上の空論ではなく、「その場」にうごめく「気」を受け取るべく各地方に赴き、「日本製」を遺した。

 彼の繊細かつ敏感な精神と肉体は、その霊的メッセージを受け続けた。もちろん、彼の俳優としての仕事の中でも、それぞれの作品の背後にある霊的なモノを感得して表現していた。

 だから、やはり命懸けだったのです。

 経済は生き物。当たり前のことです。

Amazon 田中秀臣・森永康平の Nippon学

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2022.07.17

志村正彦&ジャンボ鶴田 (マキタ係長)

 日(昨日深夜)のYBS「マキタ係長」〜「山梨の名曲を聞いて山梨を考察!」は、私の尊敬する(大好きな)お二人の歌を取り上げてくれました。

 まずは富士吉田出身の天才、志村正彦くん(フジファブリック)の「Sugar!!」。

 

 

 

 ちょっと意外だったのは、音楽知識満載のはずのマキタ係長さん、フジファブリックについてはあんまり知らないようで、スージー鈴木さん一人がごく個人的な感想を語っておられたことです(笑)。

 逆に係長が思いっきり語ったのは日川高校の大先輩、ジャンボ鶴田さんに関してです。

 紹介された曲はあの迷曲(?)「ローリングドリーマー」です。

 

 

 いやあ、カシオペアの中野サンプラザ公演でのエピソードは、ジャンボ鶴田史を研究し語る上では、非常に重要な証言ですね(笑)。保子さんと一緒だったのかな?

 番組はTVerで観ることができますので、ぜひぜひご覧ください。

 

 ちなみに、番組中紹介されている「ローリングドリーマーのB面」の自作曲はこれです。鶴田友美作詞・作曲「サヨナラは言わないで」。いい曲です!!

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2022.07.16

運慶展 &ウクレレピクニック

Th_eispod1qst 日は三浦半島から横浜へ。

 まずは横須賀美術館にて「運慶〜鎌倉幕府と三浦一族」展を鑑賞。

 三浦一族には格別な興味を持っております。

 こちらの過去記事をご覧ください。

 相模三浦一族と周辺史

 さらに最近では、かの三浦春馬さんも関わってきております。アミューズが「三浦の里…西湖」に移転してきたのも歴史的必然なのかもしれません。

 そんな三浦氏のためにも多くの仏像を残した運慶。武士の時代を象徴するように、毘沙門天や不動明王などが華やかに展示されておりました。

 その中で私が特にその美しさに打たれたのは、臨済宗万願寺の観音菩薩立像です。その凛とした表情の中に、不思議と毘沙門天や不動明王以上の厳しさを感じました。

 キャラ・フィギュア的にも圧倒的な魅力を誇る、曹源寺の十二神将立像も、まさに「カワイさ」満開でありました。なるほど運慶あたりに、現代フィギュアの源泉があるのか。正直、ワンセット入手して家に並べたい!と思いました(笑)。

 さて、美術館をあとにして向かったのは横浜大さん橋ホール。

 なんか久しぶりにフェスの雰囲気を味わったなあ。それもハワイアン中心の「ウクレレピクニック」ですから、なんともゆったりとした「夏」を満喫させていただきました。

 ステージのトリ、大トリは「関口バンド」と「高木ブー」!

Th_-20220717-104313 サザンの関口さん率いるバンドのベーシストは、最近いろいろなタイミングでご一緒しているYANAGIMANさん。最後は荻野目洋子さんまで参加し、まったりと、しかし熱く盛り上がりました。

 高木ブーさんについては、もう言わずもがな。そこにいらっしゃるだけで「平和」の空気が。まさに雷様ならぬ神様であります。

 というわけで、今日は時空を超えて、神仏と私たちをつなぐ「アート」「エンターテインメント」を相模の国で満喫いたしました。

 祇園祭も3年ぶりに復活しました。コロナがまた蔓延しはじめていますが、もうそろそろ共存のために、アートやエンタメを復活させましょうよ。祭りの本質ってそこにあると思います。

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2022.07.15

『バッハと初期のピアノ』 ルカ・グリエルミ

 

 ろいろと忙しいので、音楽の紹介を。

 お父さんバッハが晩年、ジルバーマンやクリストフォリのフォルテピアノに触れていたことは確かです。

 学問的には、実際にどのような楽器でどんな曲を弾いたかは明らかではありませんが、当時発明され実用化された新しい「ピアノ(弱音)」が出せる楽器に大いなる関心を寄せていたことは確かです。

 弱音と言えば、バッハは、ほとんど自分にしか聞こえない(あるいは指に伝わる振動しかない)クラヴィコードという簡素ながら奥深い楽器を愛していました。

 そんなバッハが、チェンバロよりもクラヴィコードの発展型と言うべきフォルテピアノで様々な表現を試したことは間違いないでしょう。

 現代のピアノは、その名前に反してフォルテ側に大きく振れた楽器となってしまいましたが、そのおかげ(?)もあって、ある意味「ピアノ」のコントロールこそ高い技術と精神性を要求するようになり、たとえばキース・ジャレットのような優れたピアニストを生むに至りました。

 さて、先ほど書いたように、バッハがどんな楽器でどんな曲を弾いたかは妄想するしかないのですが、この録音はかなり私の妄想に近い音を奏でくれています。

 イタリアの演奏家によるバッハですが、とても内省的で落ち着いた演奏だと感じました(って偏見ですね)。

 どの曲が、ジルバーマン、クリストフォリ、古風なクラヴィコード(という新しい楽器)かは音で判断するしかないのですが、そんなことを想像しながら聴くのも楽しい。

 なるほどと思ったのは、無伴奏ヴァイオリン・ソナタをクラヴィコードで演奏していることです。かなりの確率であり得ることですからね。

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2022.07.14

ポメラの新型!DM250

Th_dm250_ec2 れはほしい!

 ストレートキーボードタイプの初代DM100を10年近くずっと愛用してきました。こんなニッチな製品、もう新型は出ないのかと思っていたら、出ました!

 親指シフターとしては、唯一純正で親指シフト入力できるこの製品を買わずにはいられないでしょう。

 スマホやタブレットが普及し、コンピュータが手のひらに乗って世界中を移動する時代において、ただひたすら文字を入力することだけに特化したデバイス、それも6万円もする製品をいったい誰が買うのか。

 そうです、私が買うのです(まだ買ってませんが)。

 こうしてブログを書くだけでなく、知られざる文献のテキスト化のお仕事をしている私は、この1年間でおよそ300万字の文字を打ちました。

 基本、Macに専用アプリを入れて、純正キーボードを親指シフト仕様にして打鍵しているのですが、外出先や移動中にはポメラを使っているのです。

 しっかし、さすがにちょっと高いなあ。6万円出したらかなりハイスペックなWindowノートパソコン買えますよね。

 ただ、やはりかつてのワープロ(特にオアシスポケット)を思わせるシンプルさによって、余計な検索をしたり、SNSや動画を見てしまったりというようなことをしないで執筆に没入できる環境を買うと思えば、ある意味安いかもしれません。

 というか、そうでもしないと、そういう環境が得られないほど、現代社会はムダに混沌としているわけですね。多機能すなわち無能というパラドックス。

 私のように文字入力を仕事としている人、たとえばライターさんや小説家の方々にとっては、かなり魅力的なデバイスです。なにしろ一瞬で起動するという、昭和では当たり前だったことが普通に実現できているのが良い。そしてバッテリーの持ちが良い(初代ほどではありませんが)。

 今回の進化は、私のようなマニアックなユーザーからの声に答えたものだそうです。たしかにかゆいところに手が届いている感じですね。

 う〜ん、ほしいぞ。お金が降ってこないかな(笑)。

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2022.07.13

信用できるメディアは東スポだけ?

Th_-20220714-81513 旦、追悼記事は終わりにしますが、内容的には「安倍元首相暗殺事件」関係です。

 今日は静岡にて父の新盆。そして、昨日が命日だった安藤輝三の墓参り。そして、安倍さんの別荘に献花。

 思えば、安藤輝三と安倍晋三、名前の半分も共通しておりますが、国を憂えつつ慮外の死を迎えるという意味においても共通しております。

 もちろん、外面的な立場は全く逆でありますが、霊界においては同様のお役目があったものと思われてなりません。

Th_img_9359 思えば、私たち夫婦は不思議なご縁に導かれ、80年の時を超えて二・二六事件の霊的解決のお手伝いをさせていただきました。

 その発端は首相公邸訪問であり、その顛末は安倍さんご夫妻にもお伝えいたしました。

 そして、この墓前で輝三さんのご子息とばったり遭遇し、またこの別荘においても、その主要関係者の子孫と偶然(必然?)に出会うという奇跡もありました。ああ、その主要関係者も狙撃された元首相でしたね…。

 二・二六事件でさえ、80年以上経った今でも、その全容は解明されていません。ただ、間違いないのは、事件発生直後の世間の論調と80年後の歴史的解釈とは明らかに違うということです。

 おそらくこのたびの惨劇も、同様な経過をたどるのでしょう。

 そういう意味で、二・二六事件当時の報道を詳しく見ることは重要です。細かくは書きませんが、実は当時全く注目されなかったが、80年後になってみて初めてその正確性、先見性が評価される報道もごく少数あるのです。

 それを現代に照らしてみると、私は「東スポ」の記事に注目したいと思うのです。

 私はプロレスやオカルト好きですから、昔から東スポさんのお世話になっています。そんな中、数年前に驚くべき記事に遭遇したことがありました。

 実は私も深く関わっていたあることに関して、東スポさんだけが完全に正しい記事を書いてくれていたのです。どこでこの情報を入手したのだろう。なんでここまで詳しく知っているのか。本当に笑ってしまうほど正確でした。

 ただ、その書き方はいつもの東スポさん風であり、つまり、UFOやカッパの記事のノリで書いてあったので、誰もその内容を信じなかったのです。普通の新聞や週刊誌があれを書いたら、当時の状況からして炎上間違いなかったでしょう。

 もちろん、それは犯罪でもなんでもなく、基本的にいいことなのですが、世間はとてもついてこれないような内容でしたから。

 そんなわけで、私は今、東スポさんだけを信用しています。逆にいうと、他のメディアが報じていることのなんとウソが多いことか。

 そういう意味で、今日のこの東スポさんの記事には注目しています。数十年後、やはり東スポはすごかった!となるのかどうか。それは今はわかりません。

 安倍元首相銃撃の山上容疑者の背後に2つの〝反アベ団体〟か 捜査当局が重大関心

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2022.07.12

追悼 安倍元首相 (4)

 日も安倍さんの追悼記事を書きます。

 個人的には、我が家のせいでゴルフが終わってから別荘から締め出されてしまったことがありまして、それについては心よりお詫び申し上げたいと思います(スミマセンでした)。

 また、別荘にお招きいただいた時には、娘が晋三さんのブラックサンダーを全部食べてしまったこともありました(スミマセンでした)。

 不思議なご縁でそのようなおつきあいをさせていただいた中、このたびの悲劇に至るサインが多数あったにも関わらず、それに気づくことができなかったことに大変心を痛めております。

 ここには詳しく書くことはできませんが、私たちの知らないところで着々と進行していた策謀に対して、天界の方々が警鐘を鳴らしてくださっていたにも関わらず、それをしっかり聴くことができなかった自らの至らなさに、本当に情けなく思う次第です。

 これを教訓に、そうした天界からのメッセージにしっかり耳を傾けることができるよう、しっかり精進していきたいと思います。

 いわゆる陰謀論とは違う次元で、このたびの悲劇はケネディ、ジョン・レノンの事件に匹敵する世界史的謎になることでしょう。

 数十年経ってもそれらの事件の真相は霧の中です。見事な策謀なのです。

 気をつけねばならないのは、そうした策謀は事件後も続くということです。それについ乗っかってしまうのが私たちです。

 そう、昨日も書きましたように、その後の報道の内容は完全にコントロールされています。無意識のうちにコントロールされているのです。

 それがおそらく、仲小路彰が70年前に予言した「高次深層心理戦」「高度情報戦」なのでしょう。恐るべしです。

 それに抗するには、それを分析的に察知するしかありませんが、その対抗策を妨げるのが「高度感情戦」なのです。今皆さんは、いずれに立場にあれど、その策謀にはまっています。恐るべしです。

 こういうことをはっきり書くと命を狙われかねませんが、もう私は「懸命」に関しては躊躇ありません。

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2022.07.11

追悼 安倍元首相 (3)

 スコミの報道、そしてネットの世界では、さかんに犯人の犯行の動機が詮索されています。

 (旧)統一教会の名前が公開され、同団体も記者会見をしました。

 なるほど、一見、犯人の動機には一つの脈絡があるかのように感じます。そして、それに納得してしまいがちです。

 その証拠に、なぜかネットでは統一教会批判が始まっています。しかし今、恨むべきはそこでしょうか。

 あえて勇気をもって書きますが、日本国民が、犯人ではなく、その悪意のきっかけとなった背後を批判するようになることは、「ある人たち」にとってはシナリオ通りであり、逆に言うと、私たちはまんまとそれに乗っかっていることになるのです。

 ああ、陰謀論かと言われてもしかたありません。しかし、これはいわゆる陰謀論とは違う次元の話です。

 この前書いたように、あまりに分かりやすい因果関係は、それは陰謀ではありません。目に見える陽なたの世界です。

 そんなに世の中単純ではありません。私たちの無意識に働きかけ、数十年、数百年かけて実現する策謀もあるのです。おそらくそれが進行しているうちは、それは「陰謀」なのでしょう。

 さて、今回、命を奪われるという意味で最大の被害者は安倍元首相です。もちろんです。そして、今、なぜか犯人ではなく統一教会への批判が強まってきている。

 安倍さんと統一教会に関係がなかったとは言えません。それは戦後の日米の関係、そして朝鮮戦争および冷戦について学べば、時代的当然ということになるでしょう。

 単純化して(陰謀論的に?)言えば、そこにはアメリカの「反共」政策が見て取れるのです。

 アメリカは戦後、日本にキリスト教を普及させ、それをもって反共産主義の砦にしようと画策した。しかし、日本にはキリスト教は広がらなかった。

 1953年、朝鮮戦争は休戦。翌年、文鮮明によって統一教会は発足します。そして1968年には、岸信介らの協力によって「国際勝共連合」が発足するわけです。

 そういうことですから、今回、命を奪われ、また批判されているのは、両方とも「反共」の流れということになるわけです。

 これこそ都合の良い状況であるとほくそ笑む「ある人たち」とは誰か。

 しかし、単純に、目に見えている共産主義者ではないところが、歴史と策謀の複雑怪奇、陰謀の陰謀たる所以です。

 もちろん、私もわかっているわけではありません。ただ、ちょうどあの頃書かれた知られざる書物を読む機会をいただいているので、その一部が見えるだけです。

 ちなみにその書物は来月、発売される予定です。安倍さんにも読んでいただく約束をしていたのですが、間に合いませんでした。残念です。

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2022.07.10

追悼 安倍元首相 (2)

 然の悲報に昭恵夫人のご心痛いかばかりか、推するだに胸が苦しくなります。

 ご心配を申し上げる連絡を差し上げましたところ、気丈にも返信をくださりました。余計なことをしてしまったかと、ますます胸が痛みます。

 時間が経過し、報道にもいろいろな憶測が流れておりますが、こんな時こそ私たちは、その細部ではなく大局を見据えねばなりません。

 今日は一つ、安倍さんが遺してくれた大切なメッセージについて一言書きましょう。

 このたびの痛ましい事件は、非常に厳しい現実のひな型になっていると感じました。

 平和の中、民主主義を謳歌しているかのごとく感じられているこの日本の現状において、あのような卑劣なテロがあのような形で起きたことを、皆さんにはぜひ国家間の問題に照らして考えていただきたい。

 そう、いくらこちらが平和を望み、他者を信用して警備(防衛)を最低限にしたところで、邪悪な他者にとって単にテロ(戦争)を起こしやすい環境を作ってしまっていることになるのです。

 日常的な風景を一人の邪悪なものが破り、背後から自作の銃器でターゲットを一発で仕留めてしまった。それと同じように、邪悪な国家が背後からいきなり攻撃してくるかもしれない。その時、日本がそれを防ぐには、現実の防衛体制は実に心もとない。

 そうした現実を、安倍さんは、身を以て、命を捨てて私たちに教えてくれました。

 しかし、それに気づいていない国民のいかに多いことか!

 私はそこに怒りと失望を感じるのでした。

 こういうことを書くと、必ず批判を浴びます。今回はそれでも構いません。そんなことに怯んでいては、大切な人、大切な日本を守れませんから。

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2022.07.09

追悼 安倍元首相 (1)

 んでもない事件が起きてしまいました。

 私の友人たちがヘリで奈良の病院へ駆けつけましたが、残念ながら間に合いませんでした。

 心より安倍晋三元総理のご冥福をお祈り申し上げます。

 安倍さん御夫妻と、富士山にて深いご縁を頂いていた私たち家族は、今までの御恩に報いることができるよう、これから晋三さんの御遺志のその一部でも継ぐことができるよう、命の限り尽力させていただきます。

 本当に今まで日本のため、世界のためにありがとうございました。どうか、神となられ、天にて私たち地人を見守っていてください。

 私たちは絶対に間違った道へは進みません。日本が真に地球の光となることを信じています。

 安らかにお休みください。本当にお疲れさまでした。

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2022.07.08

服喪

 数日、喪に服したいと思います。

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2022.07.07

バッハ 『幻想曲とフーガト短調』弦楽合奏版

 

 バッハの大フーガ。この曲には高校時代にずいぶん魅了されました。

 ソフィア・ゾリステンが静岡に来て、この曲の弦楽合奏版を演奏しまして、それを生で聴いたのがきっかけでした。

 それで自分たちの弦楽合奏部でも演奏したくなり、私が編曲しましたっけ。フーガだけですけどね。

 そのソフィア・ゾリステンのレコードが、ちょっと見当たらなくなっているのでネットで探したのですが、やはりなく、その代わりにこの演奏の動画を見つけました。これが良い!のです。

 このスロヴェニアの楽団、いい音していますね。モダン楽器ですが、古楽器の演奏法も勉強しているようです。

 少し難解なファンタジアと分かりやすいフーガの対比がいいですね。実験性とポップ性を兼ね備えたとてもモダンな曲だと思います。

 バッハのこの曲の演奏を聴いた、大先輩ラインケンは大変感動したと伝えられています。なにしろこのフーガのポップなテーマはオランダの民謡が元になっているそうですから、それは嬉しかったでしょう。

 この名曲に魅了されたのはラインケンや私だけではありません(同列に並べるなってw)。ストコフスキーの管弦楽版も有名ですし、リストのピアノ版もいいですよね。

 そして、この大規模な作品をヴァイオリン1本で弾いてしまった人もいます。これはすごい。大バッハもさすがにビックリでしょう。

 

 

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2022.07.06

ジュゼッペ・コロンビ 『チェロ・ソロのためのチャコーナ』

 

 日、シルク絃ヴィオラで演奏したのがこちらの曲。

 おそらく最古のチェロ・ソロのための楽曲の一つでしょう。

 まだ、チェロという楽器の演奏様式が確定していなかった時代なのでしょう、調弦は全体に今より長2度低い。さらにこの演奏のように、おそらくは弓の持ち方はガンバ風だったことでしょう。

 楽譜は実音で書いてあるので、スコルダトゥーラ(変則調弦)にすると、今の演奏家は混乱することでしょう。ちなみに私はいい加減なので、こういう楽譜を読むのは得意です(笑)。

Th_-20220707-114705 というわけで、私は今日もいい加減に、調弦を下げて、この楽譜をト音記号のト長調だと思って、ヴァイオリンの「タブ譜」読みで演奏しました。結果として、記譜の1オクターブ上の音が出ていたということですね。自分でもよくわかりませんが(笑)。いちおう曲になっていたので良し!

 この曲を元に、現代の作曲家たちが「神秘な変奏曲」を作曲しました。

 チェロが生まれて350年。楽器も音楽も大きく変化しました。それが進化かどうかはいろいろな視点からのいろいろな意見があることでしょう。

 しかし、こうして人類が聴く音楽が多様化しているということは、とても面白いことであり、また、近代的な形式から逃れて自然のカオスに還っていくようだと思うとまた興味深いものです。

 

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2022.07.05

羽賀ヒカル怒る!? 『メディアの闇を暴く』

 

 社チャンネルの羽賀ヒカルさん、最近気合い入っていますね。これは「怒り」でしょう。

 もしかして、オニさんの耀わんでお水飲んだから?(こちら参照)

 いやいや(笑)じゃなくて、本当かもしれませんね。ここのところ耀わんのお水を飲んだ方々の変容ぶりがすごくて、ちょっと怖いくらいです。あの人もあの人も。

 まさに「闇を暴く」人たちが増えています。そして、「闇」から足を洗う人たちも。

 世の中、現世というのは実はわかりやすくて(つまり全然陰謀ではなくて)、批判されたり攻撃されたりする人こそ、正しいことをやっているのです。

 そしてホンモノはその攻撃すら「言向け和し」てしまう。これからの時代は必ずそういう方向に進んでいきます。相手の敵意を愛に変換してしまうのです。

 もともと敵意、悪意というのは「自己愛」に基づくものです。おわかりになりますか。戦争でもそうです。つまり元は「愛」のエネルギーなのです。

 それをこちらも「自己愛」で敵視してしまうと、これはもう衝突と破壊しかありません。お互いに刺し違えてしまうだけ。

 イエスの語った「汝の敵を愛せよ」や「右の頬を打たれたら、左の頬をも差し出せ」というのは、単なる「赦し」の推奨ではありません。

 相手の利己的な敵愾心を、愛の力で言向け和せということなのです。

 右の頬を打たれたということは、右利きの人に裏拳で殴られたということです。これは、殴る方は表拳(?)で殴ることは汚らわしいので裏拳で殴ったということ。これは奴隷に対する態度です。

 その打たれた奴隷が左の頬を差し出すということは、表拳で殴れということです。そこで思わず表拳で殴ってしまったら、両者の関係は対等になってしまいます。

 つまり、相手の攻撃性を利用して、その奥に潜む全てが平等な「愛」の世界に気づかせなさいという教えなのです。

 さて、話を戻しますが、最近の羽賀ヒカルさんの「怒り」に似た激しさは、まさに利他的な「怒り」であり、利己に対する「怒り」です。

 すなわち全ての「怒り」は「愛」に基づいているということ。その「怒り」の本質に気づくことこそ、衝突のない和合した世界への第一歩です。

 お釈迦様は「怒り」を最悪の煩悩として諌めていますが、ある意味それは間違いです。10年前、私はこんな記事を書きました。

 怒り=生かり

 怒りが革新、進化のエネルギー、すなわち生命エネルギーの根幹にあるのも事実でしょう。しかし、利己的な怒りの連鎖はいけません。また、利他的な怒りが利己的な怒りを言向け和すこともあるでしょう。

 そう考えていくと、孔子が弟子の顔回に対して言った言葉は深い。

「怒りを遷(うつ)さず、過ちを貳(ふたた)びせず」

 なるほど。

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2022.07.04

山下達郎…「歳とったらポルシェ」の予定が、現在の意外なマイカーは…

20220706-100058 日、昭和の軽自動車と令和の軽自動車の話をしましたが、今日ちょうどこんな記事が。

山下達郎が歴代愛車を明かす 「歳とったらポルシェ」の予定が、現在の意外なマイカーは…

 昭和のミュージシャンは車好きの方が多い。ミュージシャンに限らずですね。いろいろな分野での成功者の象徴が車、特に外車だったのです。

 時代は移り、達郎さんのまさかの愛車は軽自動車。これは実に面白いですね。

 私はず〜っと軽自動車に乗ってきましたから、逆に死ぬまでに一度は高級外車を所有してみたいなんて思う時期もありましたが、ある意味達郎さんと同じで、今は「軽でいいや」、いや「軽がいいや」という状態です。

 やっぱり日本独特の環境の中に生れた日本独特の規格の車。

 限られた中だからこそ多くの工夫が生まれ、結果として世界孤高の世界を作り出してしまいました。

 今、ガソリンが異様に高騰していますし、景気も悪くなかなか消費が伸びない中、車体が安い上に燃費も良い軽自動車が注目されるのは当然であり、ある意味こういう時代のために今までの開発努力があったとも言えるでしょう。

 いつも言うとおり、電気自動車には問題が多すぎます。

 今年のはじめにもこんな記事を書きました。

EVの現実(バッテリー問題)

 結局、様々な条件を考えた時、軽自動車がこれからのメインになる可能性は大いにあると思います(世界的にも)。走行性能の進歩は、ずっと軽自動車に乗ってきた私には信じられないほどです。安全性能も普通車と同等か、それ以上にさえなっています。

 そして、なんと言っても達郎さんの言うとおり、狭い日本の中での取り回しの良さ。我がエブリイくんなんて最小回転半径4.1mですよ。めちゃくちゃ小回りくんで、狭い道で一気にUターンしたりすると、周りの人たちに驚かれますね。

 というわけで現在、我が家には3台の軽自動車があります。アルト、ワゴンR、エブリイ。アルトとエブリイは貨物車ですので、税金は年間5000円!です。

 軽自動車はその他の諸経費も安く、まさにこれからのミニマムな時代にぴったりの自動車ですね。特にスズキの進めているマイルド・ハイブリッドには注目です。廃車や廃バッテリーのことを考えても、結局一番エコなのはそれだと思います。

 達郎さんも、きっとそういう意味でも「軽でいいや」な気分になっているのではないでしょうか。

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2022.07.03

ラパン LC

Th_-20220706-84345 〜ん、こう来たか!!

 やられたなあ。かつてLC10に乗っていた者としては、これは欲しいかも。

 大学時代、同じアパートの友人がフロンテSSを買いましてね、アパートの住人みんなでいろいろいじって楽しんでいたんですよ。

 私は当時、初代アルト4サイクルに乗っていました。つまり軽自動車新時代がすでに幕開けしておりまして、すでに発売から15年以上経っていたフロンテ360LC10はかなりクラシックな存在でした。

Th_-20220706-90841 RR2ストローク空冷3気筒エンジン。タコメーターは0〜3500rpmと7500〜8000ppmがイエローゾーン、8000〜10000rpmがレッドゾーンという、今では考えられないレーシングカー並みのピーキーなエンジンでした。

 だからこそ操るのが難しく楽しかった。だいたい発進の際、4000回転以上エンジンを回さないと走り出さないわけですから、まあ近所迷惑でしたよ(笑)。

 松姫峠越えに挑戦して、しっかりオーバーヒートし、みんなで沢の水を汲んできて急遽「水冷」にしたりしたのも良い思い出です(笑)。

 まあ、そんな昭和男性的なLC10とは性格は全く正反対なアルトラパンにLCが帰ってきたわけです。もちろん、それは顔、すなわちフロントグリルのデザインだけですが。

 昔のカッコイイが今のカワイイになるというのは面白い文化現象ですよね。日本独特かもしれない。いろいろな分野で見られます。

 私もいい歳になって、さすがにフロンテSSのような車に乗りたいかというとやはり否。かといって、ラパンとなるとそれも否。ということで、もしかすると家内が乗るかもしれません。かなり気に入っているようですし。

 たしかに内装も含めてよくできていますよ。最近のスズキのデザイン力はなかなか優秀。持ち前の軽量化技術、量産技術と相まって、男女問わず安定した人気を誇っています。いかにも日本的な世界ですから、これからも頑張ってもらいたいところです。

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2022.07.02

THE GOOD-BYE 『Special ThanX』

Th_61dany8i0hl_ac_sl1500_  新が遅れております。今日は6日ですが、ようやく朝の時間が取れましたので、まとめて書きます。

 この日は加賀八郎さんの命日。THE GOOD-BYEのベーシストさんです。9年前55歳の若さで亡くなってしまいました。

 野村義男さんを中心とするTHE GOOD-BYE、最近その再評価が著しく、再発されたCDの売上げも好調と聞きます。

 また、かつてのファンたちはもちろん、一部の若い人たちの中にも、彼らのアーティスティックでハイセンスな楽曲は人気です。

 たのきんトリオは私と同世代。私が中3の時、ちょうど3年B組金八先生が放映されていましたからね。

 特によっちゃんとは同い年ということもあって、3人の中では最もその音楽、特にギターを聴いてきました。

 もちろん、浜崎あゆみのギタリストとしても、その素晴らしい音を繰り返し聴きました。

 そのTHE GOOD-BYEが、30年ぶりに2019年に製作したアルバムがこちらです。

 これがですねえ、私にはドツボだったのですよ。

 ビートルズを核とするブリティッシュ・パワー・ポップが大好きな私には本当にたまりません。これほどアルバム全体を通してカラフルなポップ性を堪能できたのは、ELO以来ではないでしょうか。

 最初に聴いた時の感覚は、まさにELOの新作を聴いた時と同じワクワクでした。

 まあ、それもそのはず、THE GOOD-BYEのブレーンは、日本のジェフ・リン(と私は思っている)、ビートルズ・フリークの川原伸司さん。平井夏美、羽佐間健二、Paul Wilson とも称して名曲を生み出してくれている天才音楽プロデューサー・作曲家ですね。代表作は松田聖子さんの「瑠璃色の地球」。

 このアルバムも川原さんがプロデュースしています。ですから、ビートルズ味も随所に感じられますし、派生的というか系統的にフジファブリック的な瞬間もあったりして実に楽しい。

 野村さん、曽我さん、衛藤さんのその演奏、コーラスワークもお見事。細部に注目しているといろいろ発見があり、何度聴いても飽きません。

 ぜひ皆さんもこの隠れた名盤をご堪能ください。

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2022.07.01

エルンスト・ゴットリープ・バロン 『リュートのための種々の作品集』

Th_-20220702-103821 リードリヒ大王おかかえのテオルボ奏者だったバロンは、その著書「リュート―神々の楽器―」は有名ですが、なかなかその曲を聴く機会がありませんでした。

 最近になって、その作品が演奏され録音されはじめました。この録音もなかなかいいですね。

 リュートが独奏楽器になり、リコーダー、フルート、オーボエ、チェロらと肩を並べるというだけでも、かなり珍しいことですが、その魅力を見事に発揮している佳作だと思います。

 純粋にいい曲が多いですね。作曲家としてのセンスもかなりよい。ソロの作品も美しいですね。バロンはヴァイスの教えを受けていますので、基本的に師匠の作品をベースにしていますが、リュート時代も終わろうかという時代に、その可能性の集大成的な作品を書いていると感じます。

 バロック期が終わり、モーツァルトらの古典派が台頭してくるということ、それはすなわち音楽が宮廷から劇場(大衆)へと解放されていく過程であり、ごく内的、個人的で繊細すぎる楽器たちは急速に消えてゆきました。

 しかし、たとえばリュートの音楽的な可能性は、のちのギター作品群に受け継がれていくことになります。このバロンや師匠ヴァイスのソロ作品には、どこか現代のヒーリング系アコースティック・ギターの世界に通ずるものがありますよね。

 

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