時代の試練に耐える音楽を〜山下達郎
ちょうど昨日、音楽とサブスク、ストリーミングの話を書きましたら、そのあと、こんな興味深い記事が発信されました。
時代の試練に耐える音楽を――「落ちこぼれ」から歩んできた山下達郎の半世紀
音楽、作家活動に関する非常に素直で示唆に富むロング・インタビューですね。素晴らしい。
「40年前に言ってよ」が、まさに時代の試練に耐える音楽を作った証拠ですよね。
消費されて消える音楽ではなく、時代とともにより豊かになってゆく音楽、作品。それこそ芸術(アート)であり、生命の進化の象徴であると思います。芸術はいつも生命の象徴でなくてはなりません。
つまり、ワタクシ的に言うと、時の流れの上流、ずっと未来へ音楽のボールを投げなければならないということです。
時代感をなくすということは、まさにそれまでなかった、未来の音楽を紡ぐことですよね。
では、今のサブスク、ストリーミング音楽はどのように作られているか。それは「今」だけ再生回数を稼げればよいというような感じです。それはそれで、それこそ「今」という時代を象徴するものになるかもしれませんが、未来にわたって成長し、作家の想定を超えて評価されるような「常に新しい古典」になるかと、そうではないでしょう。
しかし、昨日書いたように、「今」ではない作品が相対的に価値を上げていくようになるのも間違いありません。もうそういう動きが始まっており、その走りが達郎さんの今までの音楽、そしてニューアルバムになるのではないでしょうか。
おそらく達郎さんの音楽は、ビートルズやクラシックのように、これからもずっと聴きつがれ、世界に広がってゆくでしょうね。
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