「核融合発電の時代はくるの?」専門家に聞いてみた
というギズモードの記事を読みました。
ちょうど今日、ある日本人科学者とリモートでお話をしたのです。話題は多岐にわたりましたが、核融合も重要トピックの一つでした。
その方の見解でも、すでにブレイクイーヴンは突破したが、実用化ということになると今度は科学者の領域ではない部分の壁が高いとのことでした。
つまり「発電所を建設する」という現実的なフェーズに入りつつあるということですね。今まではあまりそういう話題になりませんでしたから。
グローバルな視点でいうと、各国がそれぞれに核融合炉を持つのではなく、ヨーロッパはヨーロッパ、アジアはアジアでというように、一定の地域で共用する形の核融合炉を建設することになりそうだとのこと。
そう、これまではエネルギーの確保が戦争の種になってきたわけですが、これからはエネルギーの「分かち合い」が平和の礎になっていくということでしょう。
宇宙太陽光発電の構想とともに研究が進んでいるマイクロ波電力伝送システムがここに応用されるのではないでしょうか。
戦後すぐに仲小路彰は「21世紀は核融合の時代」と予測していました。その頃はもちろん、つい最近までそれは夢物語のように感じられていたにちがいありません。
それがここへ来て一気に現実化への勢いを増しているようです。
日本人は「核」という言葉に何重もの嫌悪感を持っています。それは歴史的にしかたない。しかし、だからこそ、それを乗り越えて、未来平和のリーダーにならなければなりません。
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