お金の力
ビジネス系のセミナーなどでお話をすることが増えてきました。
昨日の「野球」論ではありませんが、私の視点は宇宙的なので、なんかとても話が面白いらしいのです。
「お金」についての話も、たしかに一般で言われているものと違うかもしれません。修行アイテムであるとかね。
そして、今日読んだこの記事にも大いに共感したのですよ。尊敬する、うみらじゅん師匠のお話。これってホントよく分かる。
ソロ活の元祖・みうらじゅん氏に聞く「夢中になれる時間の見つけ方」
風間ゆみさんのDVDとか、マドロス演歌大全とか、迷いながらも高額なDS(どうかしちゃってる)商品を買ってしまうと、それの社会的・合理的な意味、価値を超えて、そこに極個人的な無意味な価値を生まないといられなくなる。
それがつまり想像であり創造であり生命力でありアートであり生命力そのものだと思います。
そうした契機、動機を与えるのが「お金」の持つ不思議な力なのです。こんなにお金かけちゃったから味わいつくさねば、いいものだと思い込まねばという方向に導く力ですね。これはよ〜く分かります。
そういう意味では、最近の私の「安かろう良かろう」商品シリーズなんかダメなんですよ。たしかにそこに愛がない。味もない。
サブスクとか最もダメ。デジタル化もダメ。ありがたみがない。ザッピングできてしまう。音楽でもいや曲ならすぐ飛ばせてしまう。
昔は小遣いはたいてアルバムをジャケ買いして、ホントは「あ〜失敗だった」と一瞬思ったとしても、もう「これは素晴らしい。大好きだ。感動した」と自己洗脳するしかなく、しかし、そうこうしているうちにその作品の深いところに入っていって、実際に好きになってしまうとか、よくあったじゃないですか。
今の若者たちはそういうことがないので、それこそ「夢中になる」ことがなくなってしまった。対人関係も、自己洗脳という手順を踏まないから、ついつい浅くなってしまう。
お金をかける、また、時間をかける、手間をかけるということ、また失敗することの大切さというのを、今一度考えてみる必要がありそうです。
特に「お金」をかけて失敗することの重要さは大切です。その失敗を成功に変える力が「お金」にあるのですから。
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