大島渚 vs 野坂昭如
これはビックリしましたね。すごい演出だと思いました。あまりに素晴らしいフォームなのでネタかと思ったらガチだったんですね。
コメディは必ず何かを揶揄して成立する性質のものです。受け取る側によっては限界を超えてしまい、今回のようなことになる可能性があります。
クリス・ロックを責めるのは簡単ですが、その結果「お笑い」がさらに萎縮してしまうことを考えると、そう単純化できません。
と、危惧していたら、圧倒的にウィル・スミスの方が批判されているではないですか。
なるほど、こういう時代なのですね。かつてだったら、妻への愛情が評価され「漢!」と言われ、ウィル・スミスの好感度がアップしていたかもしれません。
たしかに、あの程度のジョークでキレるなんてオスカー像にふさわしくないとも言えますし、もし私だったら(ありえないけど)、張り手を喰らわすフリだけして耳元で「これ以上はアウトだぜ」とでも囁きますがね。
さてさて、このドタバタのニュースを見ていて思い出したのが、やはり映画関係でありますが、大島渚監督を野坂昭如がぶん殴ったあの事件ですね。
いいパンチが入ってメガネが吹っ飛び、仕返しにマイクで2発「ボゴッ」とやってて、最高に楽しい。
野坂昭如が酔っ払っていたわけですが、実は仲が良い二人だからこその「プロレス」でもあり、今回の二人もこんな感じだったらまた評価は違っていたのかなとも思います(無理か)。
まあ、とにかくつまらない世の中になったとも言えますし、そのお陰で男もチンチクリンになってしまったなと。
というか、大島vs野坂では、小山明子さんが最強のレフェリーじゃないですか(笑)。結果として女性の活躍の場も失われたということか。
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