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2022.03.16

福島県沖 M7.4

Th_img_8724 入りばな、まず最初の緊急地震速報で目がさめました。11時34分発生の地震です。

 ここのところ富士山ラドン濃度が急低下していましたので、東北含めた東日本のどこかで大きめの地震があるかなと思っていたので、さっそく「予想した地震が発生したようです」とツイート。それが36分。そしてその数秒後に再び緊急地震速報。こちらが本震でした。

 M7.4、最大震度6強といえば大地震。まずは被害の少ないことを祈ります。そして、震源の場所と深さを見て、大規模な津波はないと判断。

 この地震も、大局的に見ると11年前の3.11の余震ということになります。それもすぐにツイートしました。何度も書いていますが、あの巨大地震の最大余震はいまだ発生していません。つまりM8レベルのアウターライズ地震、あるいは青森沖、千葉沖の大地震です。

 もう11年も経っているのだから、それは余震とは言わないのでは…というのは全くの間違いで、たとえば昭和の三陸沖地震は明治の三陸沖地震の最大余震(アウターライズ地震)です。その間37年。

 また、これもいつも伝えているとおりですが、このM7.4がさらなる巨大地震の前震である可能性も否定できません。

 決して恐怖を煽っているわけではありません。11年前を思い出してください。3.11の2日前の3月9日に宮城県沖M7.3が発生しています。

2011年3月9日三陸沖地震M7.3を忘れてはいけない。

 もちろん、今回の震源の深さから考えると11年前とは明らかにメカニズムが違います。しかし、だからといって今後さらに大規模な破壊が起きないという確証はありません。

 まさに「天災は忘れた頃にやってくる」。これには二つの意味があります。一つは3.11から11年経ったというような意味での「忘れた」。そして、11年前の3.9から3.11にかけての私たちのように、非日常的に大きなことが起きると、もうそれ以上のことは起きないと勝手に思ってしまうという意味での「忘れた」です。

3.9と3.11の間に何が起きたか。

 自然(地球・宇宙)の時空スケールと、人間の時空スケールはあまりに違うのです。気をつけましょう。

 

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