『解夏』 磯村一路監督作品
映画ネタが続きます。これもだいぶ前に観た映画です。
「げげ」と読みます。さだまさしさんの小説の映画化ですが、この作品でまず個人的に「やばい」と思ったのは、主人公二人の名前です。
隆之と陽子。そう、なんと私たち夫婦と全く同じなのです(字も)!それも隆之は教員(をやめる)。顔のカッコよさまで…それはないない(笑)。
というわけで、全然ストーリーに集中できないんですよ。石田ゆり子さんも富司純子さんも「隆之、隆之」を連発するし。
まあ話としてはあるあるの病気ものとも言えますが、風景が見えなくなっていくということで、反対に長崎の美しい風景が際立つという効果は見事だったと思います。
そして何より、この作品が遺作になってしまった松村達雄さんの最後の名演技が素晴らしい。素晴らしすぎる。
日本映画の名バイプレーヤーとして、さまざまな名作を支えた松村さん。まさにその集大成のような、自然な、静かな、しかし説得力のある演技を残してくれました。
「結夏」「安居」「解夏」について語るその名シーンをこちらからどうぞ。素晴らしい説法です。
Amazon 解夏
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