『謝罪の王様』 宮藤官九郎脚本・水田伸生監督作品
宇宙的な野暮用(?)で忙しいので、今日もかつて観た映画を一つ紹介します。
「謝罪の王様」。2013年のヒット作品ですね。
ちょうどこの頃からでしょうか、私も「謝罪師」になりましてね、いつのまにか「謝罪の神様」とまで言われるようになりました(笑)。
実際、ちょっと前まで、私の名前で画像検索すると、土下座をしている…いや、さすがにそれはないけれども、マスコミの前で深々と坊主頭を下げる写真が出てきちゃいました(苦笑)。最近はようやく消えて、代わりに猫の抜け毛のヅラをつけた恥ずかしい写真が多数(笑)。ゴメンナサイ。
ま、仕事柄というか、自分の立場が変わって、さらに運悪く世の中の常識も変わり、たしかにそういう機会が増えていたことは確かです。
ただ、そこから学んだことも非常に多くありましたし、私の頭頂部にフラッシュを浴びせた方々と、その後仲良くなったりして、まあ自分としては本当に良い経験ができたと思っています。
この映画でも戯画的に描かれていますが、本当のところ「謝罪」がいろいろな問題を解決することは確かであります。もちろん、その謝罪にもテクニックがあり、つまり、心からの謝罪ではない場合も当然あるわけですが、しかしやはり「言霊」的な作用というか、とりあえず謝ることの美学というのがあると信じます。
とは言え、相手に謝罪を要求することにも価値があるかというと、それは別問題ですよ。ただ単にマウント取りたいとか、金をせびるとか、そういう奴らたくさんいますからね。そういう輩には、謝ったように見せかけて後で倍返しするというのが一番。そんな技さえ身につけてしまいました(苦笑)。
現在、私がとりあえず頭を下げた某巨大利権集団が存亡の危機に直面していますが、それは私の呪いのせいです(笑)。ハハハ。
当時はこの映画は観ませんでしたが、いろいろ経験したのちに鑑賞してみましたところ、大変共感できる部分が多くありました。さすがクドカンですね。いろいろ経験してるんだろうなあ。
それにしても、日本人って「謝罪」が好きですよね。北京オリンピックでも、謝らなくていい人が謝っていたりする。また、それを許すことでカタルシスを得る人も多い。もちろん他人のせいにしたり、反撃するよりも、自分が我慢して謝った方が平和的だとも言えますが。ちょっと行き過ぎるところがありますよね。
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