あっぱれ!関根シュレック秀樹選手(RIZIN.33)
旧甲州街道ネタを続けようと思っていましたが、どうしてもこれをぶち込まないと年が明けません!
大晦日、令和3年最大の感動が待っていました。
「心のプロレスラー」を標榜するワタクシとしては、やはりこれは紹介せずにはいられません(興味のない方スミマセン!)。
というわけで、わかる人しか観ないと思うので、逆に説明抜きです。
昨日の「つげ義春」とは正反対のようですが、いやいや実は同じ世界なのです。昭和の男の哀愁ですよ。勝って哀愁漂わせるなんて、なんてカッコイイのでしょう。
「折れない心」こそ、日本人の美徳であり、そのために過去多くの悲劇があったのも事実ですが、やはり心が折れないと結果として相手にもエールを送ることになり、そこからお互いのリスペクトが生まれる。まさに「荒魂」の正しい機能です。
私は、いつもシュレック選手の大日本などでのど迫力プロレスファイトを観ています。まさかそれと同じ世界を、こうして総合格闘技のイベントでも観ることができるとは。いやあ、シュレック選手の言うとおり「生きててよかった」。
一度会場で目撃したことがあるのですが、あの分厚い胸板と丸太のような腕は、そうまさに昭和のレスラーのそれでした。そうした重装備は、機能的には、戦艦大和の主砲のように無用の長物なのかもしれませんが、そこに「根性」「物語」を生むには十分すぎる造形でした。
巷ではシバターと久保の試合でゴチャゴチャやってますが、八百長とか手加減とか、私にとってはそんなことはどうでもいいのです。観点や感点が違うのでしょうね。
この前、あるスポーツ界の大御所の前で「宇宙スポーツ」の話をさせていただきました。地球のスポーツは進化前だと。
つまり、地球のスポーツは全部利己的(そこには相手の邪魔をすることも含まれる)なんです。青少年がそれで育つから良くないのですが、こういう話は地球人にはなかなか通じませんね(苦笑)。
宇宙ではいかに利他的になれるかを競い合っています。信じられないでしょう。今、そこに一番近いのが、実はプロレスなのです。分かる人には分かりますよね。
さあ、これから地球のスポーツはどちらの方向に進んでいくのでしょうか。ただ勝ち負けがはっきりすればいいのか。自分と相手の両方を活かす、輝かせる方に行けるのか。楽しみでもあります。
それにしても、とにかく関根シュレック秀樹選手、ありがとう。ますますファンになりましたよ。また会場で雄叫びを聞きたいと思います。
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