サヴァール 一家 『時間と瞬間について』
一昨日の「ナポリのルネサンス音楽」の演奏の中心にいたジョルディ・サヴァールは、スペインを代表するヴィオラ・ダ・ガンバ奏者。
そんなお父さんと、かつての奥様、故モンセラート・フィゲーラス(vo) 、娘のアリアンナ・サヴァール(vo,hp)、息子のフェラン・サヴァール(vo,テオルボ)が共演。
これが本当に素晴らしい。すごい家族ですなあ。実はこのアルバム以前も紹介したのですが、リンク切れになっているので、あらためておススメします。
スペインもキリスト教とイスラム教のせめぎ合いが激しかったところ。様々な音楽が流れ込みました。また、カタルーニャに代表されるように、古い民謡を残している地域も多く、実に多様な音楽が生きています。
そんな多様性をたっぷり堪能できるこのアルバム。まさに「時」を超えた現代的な解釈やオリジナル曲も含め、本当に素晴らしい演奏が続きます。
個人的にはフェランの弾き語り、カタルーニャの有名な民謡「盗賊の歌」が好きだなあ。後半のブルージーな感じが実に美しい。
こんな素晴らしいアンサンブルができる家族って、ちょっとうらやましいですね〜。
・作曲者不詳(12世紀マルティン写本):恋人の歌第5曲『愛しい人に恋するあなたは』
・アフガニスタン伝統音楽:ナスタラン(ナグマ旋法)[器楽曲]
・作曲者不詳(イスラエル):ヘブライの子守唄
・ジョルディ・サヴァール:ブルターニュ地方の哀歌による変奏曲
・カタロニア民謡(フェラン・サヴァール編):盗賊の歌
・ディエゴ・オルティス:ロマネスカとパッサメッツォ(器楽曲)
・アリアンナ・サヴァール:『ラ・サルヴェ』
・作曲者不詳(サラエヴォのセファルディ):『治癒者とあなたは呼ばれ』[器楽曲]
・ギリシア民謡:『見覚えのない場所で』
・モロッコ民謡[器楽曲]
・作曲者不詳(ロードス島のセファルディ):子守唄『眠っている可愛い子は』
・伝ルカス・ルイス・デ・リバヤス:タランテラ
・フェラン&ジョルディ・サヴァール:即興
・ジョルディ・サヴァール:カナリオス[即興的器楽曲]
・アリアンナ&フェラン・サヴァール:『幻想的に』[即興]
・マラン・マレ:ミュゼット第1&2番(ヴィオール曲集第4 巻第28 & 29 曲)
・カタロニア民謡:『鳥の歌』
・作曲家不詳(17世紀メキシコ):舞曲グァラーチャ[器楽曲
・メルーラ:『カンツォネッタを聴け』
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