トンガ沖火山噴火
昨年末からやや活発な活動を見せていたフンガトンガ・フンガハアパイが、今日午後大噴火を起こしました。
おそらく火山爆発指数6を超え7になる可能性もある大規模なものです。
爆発音が2千キロ以上離れたニュージーランドでも観測されたようですし、動画にありますように気圧の変化という形で日本にも衝撃波が届いたとのこと。
これから津波も到達するので、十分な注意が必要です。
これだけの大噴火は100年に1度あるかないかということで、どうも1991年のピナトゥボ山の大噴火を凌ぐ規模になるかもしれません。
ピナトゥボ山の時のことは記憶に鮮明ではないでしょうか。日本では1993年が大冷夏となりました。平成米騒動とも言われる米不足に陥り、私もタイ米を食べましたっけ。
少なくともこのくらいのことがここ2〜3年の間に起きると思っていた方が良いでしょう。
ご存知のとおり、火山の噴火が人間の歴史を動かした例は多数あります。
特に有名なのは1783年のアイスランドのラキ火山噴火(火山爆発指数6)。この大噴火は、地球規模で数年間の寒冷化を引き起こしました。
それがヨーロッパではフランス革命の、日本では天明の大飢饉(からの寛政の改革)の遠因となりました。
最近は温暖化ばかりが叫ばれておりますが、たしかに大きな温暖化の流れはあるとしても、こうした一つの火山の噴火で大きく状況が変わる可能性があります。
火山の噴火は地球にとってはちょっとした出来事ですが、その地球に間借りしつつ我が物顔にふるまっている人類にとっては、大変大きな「災害」になるのです。
ここのところの、カーボン・ニュートラルやSDGsといったお題目も、所詮は人類目線のキレイゴト。だいたいそんな時に、地球(自然・神)からのしっぺ返しがあったりするモノです。
「コト」が行き過ぎると「モノ」が発動するというのが、この宇宙の仕組みなのです。
現在のトンガはもちろん、未来の地球全体の大難が小難になり、そして無難になりますように。そのためには私たちの気づきと祈りが大切です。
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