ビジネス=慈悲
今日は東京六本木にて講演をさせていただきました。ビジネス系のセミナーで「日本再生計画」というテーマをいただいたのですが、最初から脱線しまくり(笑)。
例の「時間は未来から過去へと流れる」「過去はウンコ」という話がほとんどになってしまいました。最後の最後に「ビジネスと経済の話をしてください」と言われ、気づいて大急ぎでまとめるという…。
私の講演はいつも原稿やパワポは全く用意せず、その場で「未来の記憶」をダウンロードして話すスタイルです。ですから、自分でもどうなるか分からない上に、過去の記憶はすぐに水に流してしまうタチなので、今日は自分のためにもここにメモしておきます。
ダウンロードして話しながら、自分でも面白い!なるほど!と思ったので(笑)。
案外意識化されませんが、business という英単語は busy の名詞形です。つまり「忙しいこと」。よく「忙しい」と「心が亡くなる」みたいに言われますよね。忙しいことは、あまり良いことではないように思われています。
ちなみに「忙」は立心偏に「亡」ですから、配置を変えて「忘」と同じだと考えることもできます。
では、心が亡くなる「忙」や「忘」は本当に良くないことなのでしょうか。
今の日本では(学校教育のおかげか)「心」を大切にしなければならないと信じられています。しかし、その「心」こそ「私」「自我」だと考えれば、例えば仏教においては、まず最初に捨てなければならないものになります。少なくとも「心」に惑わされてはいけない。心なんてコロコロ変わるのだから。
そうしますと、「忙」や「忘」は良い状態だとも言えますよね。では、どういう時に「心(自我)」が亡くなるのか。
それは、居ても立っても居られない時です。
困っている人を助けたい、危ない状況にいる人を救いたい、そういう時です。その時の魂の状態を「慈悲」と言います。
busy という英語には occupied のニュアンスもあります。コンピュータのCPUのビジー状態なんかそういうイメージですね。何が心を占有しているのか。それが「利己」ではなく、「利他」である時、本当の「ビジネス」が発生します。
これからの地球の経済は、ようやく「利他」「慈悲」に向かっていきます。貨幣価値としての数値は「利他度」を測る基準に変わっていくのです。
本当の「ビジネス」とは「慈悲」のことである。
…というようなことを話したような気がします(笑)。たぶん。まあ、盛り上がったからいいか。皆さんに楽しんでいただけたようです。たぶん。ありがとうございました。
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