スメル山で大規模な噴火
日本でも地震や噴火が相次いでいます。人間の次元では「非日常」的な危機感を抱きがちですが、地球のご機嫌の次元で言えば「日常」的な波立ちです。
とは言え、人間は人間なりに生存を維持していかねばならないので、その「波」をうまく乗り切っていかねばなりません。波が来てから右往左往するより、波が来る予兆をとらえて準備しておくことが大切でしょう。
地球規模で考えた時、フィリピンやインドネシアはほとんど日本の隣近所と言っていいでしょう。その近所でも地異が相次いでいます。
一昨日には、インドネシアのジャワ島最大の火山「スメル山」が噴火しました。今年1月にも「スメル山噴火」という記事を書いていますが、今回の噴火の規模はやや「非日常」よりの大きなもののようです。
1月の記事では、山頂から噴煙が上がる程度でした。今回は大規模な火砕流が発生し、近くの村落に大きな被害が出た模様。少なくとも14人が亡くなったと伝えられています。
スメル山は標高3670m。富士山より100m低いだけ。形も富士山そっくりの成層火山。スメルとは「須弥」(尊い)という意味です。つまり、インドの人たちが東海に想定した「須弥山(しゅみせん)」ということです。
ちょっと話が逸れますが、1月の記事で「またいつか」としたことを少し書きます。
私は「スメル」と聴くと、どうしても仲小路彰を思い出します。実際「スメル音楽研究所」などを作って活動していましたし。スメラ学塾もその系統。すなわち、スメール(シュメール)文明と日本の皇室(すめらみこと)を統合的にとらえるという、今ならトンデモと言われてもしかたない思想を持っていました。
仲小路は戦中、ジャワ島での宣伝戦を裏で指示していたこともあり、また当然ながらシュメール文明やヒンドゥー教、仏教にも通じていましたから、戦後の富士山での活動においても、富士山とスメル山と須弥山を結びつけていた可能性があります。
最近も徐福研究家の方をご案内しましたが、中国人にとっての「蓬莱山」としての富士山も、元はといえば「須弥山」の思想につながります。ですから、歴史的、宗教的、文化的に見れば、日本の富士山とインドネシアのスメル山とは、ある意味同一だとも言えるわけです(ちなみにジャワ富士はムラピ山です)。
ついでに書きますと、富士山は古くは「あさま」でした。浅間神社の「あさま」ですね。「あさま」の「あ」を美称と考えると「さま」になり、「すみ・しゅみ」と子音が重なります。母音の交替は普通に起きますから、こじつけではなく現実味のある対応関係ですよね。
さて、今回の大規模な噴火、前兆があまり明確ではなかったようです。また、噴煙だけでなく、大規模な火砕流が山頂から山腹を下ったようで、それが被害を大きくしました。
富士山の次の噴火が山頂からになる可能性はあまり高くないと思っていますが、比較的標高の高い位置に火口ができた場合は特に火砕流の発生が懸念されます。
溶岩流や火山灰からはある程度逃げることができますが、時速数百kmで下ってくる数百度の火砕流を避けるのは非常に難しいでしょう(特に我が家のあたりでは)。
スメル山の活動もまだまだ続くでしょうし、最悪山体崩壊を起こすような爆発的噴火があるかもしれません。救助活動にも注意が必要ですね。
今回のスメル山の噴火をまさに他山の石とし、避難準備と予兆観測に努めたいと思います。
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